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「人生は、いつも始発駅 」②藤本義一 朝日新聞社 2001年 [読書記録 一般]

今回は 藤本義一さんの「人生の始発駅」の続きを紹介します

藤本さんは いろいろな見方を教えてくれます

その視点の新鮮なこと…

「頭がカチコチ」
と 妻や子どもたちから時に言われる わたしとしては
大変に参考になることばかりです

「後悔無し遺産なしの人生」
わたしはどの形の人生を送ったと言われるでしょうか
Bランクを目指していきます

「成績は学校の賞味期限」
心してこれから臨んでいきます…






☆「人生は、いつも始発駅 」②藤本義一 朝日新聞社 2001年

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◇質の悪い老人が増えてきた
 高齢化 → 劣子化? 力が少しで「劣」 

オンブオバケ 少ない量の子供の上に悪質の老人が君臨する
  ローレンツ  大人幼児

かつての老人 年輪の知恵、人生の道しるべたる自負
→ 時代を継承していく者に小さな知恵と大きな文化


◇人間は肉食獣か草食獣
人間は極端に行けば刑務所か精神病院
刑務所  … 不真面目に真剣に生きようとした人
精神病院 … まじめ、深刻に生きようとしている人
人間草食獣か肉食獣か自認した方がよい


◇乗るな!信じるな!儲かる話
服役中の詐欺師に罪悪感はない 「騙す方よりも騙される方が悪い」
=本当に儲かる話なら絶対に他人には言わない

対処法 「ありがとうございます。いいお話で…」
「儲かったなら元金をお返しした上で儲けをあなたと折半という
      のはどうですか」


◇後悔無し遺産なしの人生
4つの人生観 A 後悔無し 遺産有り 主人公 
B 後悔無し 遺産無し 主人公 Bランクの主人公がよし
C 後悔有り 遺産有り
D 後悔有り 遺産無し
◎Bランクを目指して生きる


◇楽しく教える工夫をしよう

行政の学校指導、教育指導がおかしい
文部省 → 県教委 → 市教委 → 校長会 → 職員会
楽しく教える工夫を徹底的に話し合う


◇フリーターはフリーザーだ
「終身雇用でなくて修身御用」

フリーターはフリーザーとなって冷蔵庫の中の冷凍機と化した。リストラ
 解雇を規制する法律が明らかになるまで彼等は解凍せずに数を増していく

「何がしたいというのは中学生迄や。何ができるかを証明せんと生きてい
   けんで!」


◇現代訳「擬音商社の金の声」
 大企業の崩壊  品質管理の杜撰(ずさん)、経営管理の杜撰 
偉そうに振る舞う経営者の奢り
経営陣は、大企業は脳だけで働いていると思いこんでしまいただ営業成績
 第一と諸行(銀行金融)から借りて動かしていた
- 今になって諸行無常と嘆いている
大阪商人 ◎屏風は広げすぎたら倒れまっせ
◎信用というもんは金で買うことはできまへんで


◇物を持たない 本当の贅沢
世界の物持ち順位
1位 日本 約7000種類
2位 ドイツ 約5000種類
最少はペルー クスコ・インディオ 8種類
物を持たない贅沢がある


◇おかしいぞ街金融CM多発
昔のTV局  「金と人をCMで募るのは良心に反している」

  銀行本体が仮装して街金融に融資しながら生き延びている
銀行が街金融に融資している

テレビ局、広告代理店のプライドはどこに?


◇成績は学校の賞味期限
自分で選ぶことのできない3つ ①両親 ②生年月日時刻 ③生まれた土地
塾 → 何かに自信を持たすところが塾であり学問だ!

  現代の日本の教育の場はこの本道を忘れてスーパーとかコンビニの商
 品を造ることに偏っているのではないか。
  「在学中のみ賞味期限」という表示をはって。


◇朝日新聞夕刊 1999.10.4 ~ 2001.3.19 「日々日々」

◇藤本義一
1933年生 1974年直木賞 「鬼の詩」



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