(1)「致知」2002.9 ③ (2)「寺田寅彦は忘れた頃にやってくる」松本哉 集英社新書 2002年【再掲載】 [読書記録 一般]
今回は 月刊誌『致知」2002年9月号から紹介します
人間学を謳う雑誌『致知』
批判もありますが いろいろなことを考えさせられる記事が載せられています
もう一つ 再掲載となりますが
松本哉さんの
「寺田寅彦は忘れた頃にやってくる」
を紹介します
「天災は忘れた頃にやってくる」
広く知られた言葉ですが 本人の言ではなかったとの説も…
※浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー
ものづくりの街 浜松
行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
詳しいことはホームページをご覧になってください
ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
なお 現在ボランティアスタッフ募集中とのことです
(1)「致知」2002.9 ③
◇ブラジルの大地に心を澄まして 飯島 秀昭
ブラジルに根付いた「掃除に学ぶ会」
海外に飛翔したいという少年の夢
ソーホー経営 - 従業員の教育
人は信頼すると答えてくれる 2002.6 24店舗
失明の危機が襲う
美容学校の設立 鍵山秀三郎さんとの出会い
トイレ掃除は地球を救う
アメリカ文明の崩壊
- 西欧型の弱肉強食,競争,大量消費,使い捨ての文化は地球を食いつぶすと
ころまで来た
↓
価値観の転換が必要
↑
東洋思想の必要性 全ての物の中に命を見て物を大切にする
◇心に届く神の声に導かれて 河村百合子 国際エンゼル協会代理理事 大正15兵庫生
重い障害を背負う次女
私に役割を託して娘は口を閉ざした
次女-神の愛
ピタッと口を閉ざした十七年間
12人の孤児院からボランティアが本格化
◇日本経済の動きを心で読む 水野隆徳・国際エコノミスト S15静岡生 h15~水野塾
携帯電話とマンガ,そして徳性の損失
失っているものは「生々しい現実感覚」
マンガ-ステレオタイプ
日本国際の信用度はボツワナ以下なのか
日本の銀行の財務格付けは世界最低
小泉内閣は改革の意思も能力もないという判定
問題は外ではない憂いは内にある
- 日本経済に色即是空を
己を顧みて厳しく律する
- 日本人のこころの不況
(2)「寺田寅彦は忘れた頃にやってくる」松本哉 集英社新書 2002年【再掲載】
◇はじめに
「天災は忘れた頃にやってくる」
寺田寅彦 東京帝国大学教授 実験物理学 1878~1935
最先端の研究より身近な謎の方が恐かった
→ 役立たずの道草研究
◇寺田寅彦は忘れた頃にやってくる
○猫の用足し
具合の悪いのが自分の体のせいではなくて地面の不適当なせいだと思うらしい
→ 原因を正確に洗い出したい
「皆無か具足かどちらかを選ばなければ面倒は絶えない」
○遊蕩児 ペンネーム・吉村冬彦 昭和9年『触媒』
「縄張り意識や出世名誉を軽蔑している」
「豊かで贅沢な遊蕩児でありたい」
○天災は忘れた頃にやってくる
「天災は忘れられたる頃来る」
◇赤門教授のステイタス
『赤門教授落書き帳』昭和30年
坪井忠二(父は坪井正五郎)
長岡半太郎と寺田寅彦の喧嘩
◇小説に描かれた寺田寅彦
熊本高等学校で夏目漱石に教わる
弟子に中谷宇吉郎(雪で有名)
◇一生続く電車
古典的物理学にこだわった
帝大教授の路上実験
「空いた電車が来るまでで気長に待ち続ける」
◇随筆家としての出発
大正8年12月5日 大病に 満41歳
『病中期』→物理学者+随筆家
『冬彦集』の誕生 静かな観察の記録
ありがたい友人 小林勇 小宮豊隆(ドイツ文学者・漱石研究)
◇大地震の実験
関東大震災 大正12年9月1日
東京断水の日 大正10(1921)年12月8日夜 文明社会の無防備
関東大震災を報じた手紙 死傷者の大多数は火災のため
水道停止 屋根がはがれて飛び火
流言飛語その他 デマ → 新聞で諫める
浅草名物・凌雲閣(通称「12階」)も倒壊
◇科学の花園
実験物理学
サイコロの目 年賀状 一杯の茶碗の湯
『茶碗の湯』『ろうそくの科学』ファラデー
鳶と油揚げ 匂いと上昇
金平糖と縞模様
角が「約30」に定まる fluctuation(ゆらぎ)
理化学研究所 大正6(1917)年3月 → 理研コンツェルン
良品廉価生産
◇物理学を志願した頃
高等学校入学と結婚 明治30年 満18歳で結婚
妻・夏子と「団らん」
身辺様々の春秋
物理学とバイオリン 田丸卓郎
人間学を謳う雑誌『致知』
批判もありますが いろいろなことを考えさせられる記事が載せられています
もう一つ 再掲載となりますが
松本哉さんの
「寺田寅彦は忘れた頃にやってくる」
を紹介します
「天災は忘れた頃にやってくる」
広く知られた言葉ですが 本人の言ではなかったとの説も…
※浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー
ものづくりの街 浜松
行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
詳しいことはホームページをご覧になってください
ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
なお 現在ボランティアスタッフ募集中とのことです
(1)「致知」2002.9 ③
◇ブラジルの大地に心を澄まして 飯島 秀昭
ブラジルに根付いた「掃除に学ぶ会」
海外に飛翔したいという少年の夢
ソーホー経営 - 従業員の教育
人は信頼すると答えてくれる 2002.6 24店舗
失明の危機が襲う
美容学校の設立 鍵山秀三郎さんとの出会い
トイレ掃除は地球を救う
アメリカ文明の崩壊
- 西欧型の弱肉強食,競争,大量消費,使い捨ての文化は地球を食いつぶすと
ころまで来た
↓
価値観の転換が必要
↑
東洋思想の必要性 全ての物の中に命を見て物を大切にする
◇心に届く神の声に導かれて 河村百合子 国際エンゼル協会代理理事 大正15兵庫生
重い障害を背負う次女
私に役割を託して娘は口を閉ざした
次女-神の愛
ピタッと口を閉ざした十七年間
12人の孤児院からボランティアが本格化
◇日本経済の動きを心で読む 水野隆徳・国際エコノミスト S15静岡生 h15~水野塾
携帯電話とマンガ,そして徳性の損失
失っているものは「生々しい現実感覚」
マンガ-ステレオタイプ
日本国際の信用度はボツワナ以下なのか
日本の銀行の財務格付けは世界最低
小泉内閣は改革の意思も能力もないという判定
問題は外ではない憂いは内にある
- 日本経済に色即是空を
己を顧みて厳しく律する
- 日本人のこころの不況
(2)「寺田寅彦は忘れた頃にやってくる」松本哉 集英社新書 2002年【再掲載】
◇はじめに
「天災は忘れた頃にやってくる」
寺田寅彦 東京帝国大学教授 実験物理学 1878~1935
最先端の研究より身近な謎の方が恐かった
→ 役立たずの道草研究
◇寺田寅彦は忘れた頃にやってくる
○猫の用足し
具合の悪いのが自分の体のせいではなくて地面の不適当なせいだと思うらしい
→ 原因を正確に洗い出したい
「皆無か具足かどちらかを選ばなければ面倒は絶えない」
○遊蕩児 ペンネーム・吉村冬彦 昭和9年『触媒』
「縄張り意識や出世名誉を軽蔑している」
「豊かで贅沢な遊蕩児でありたい」
○天災は忘れた頃にやってくる
「天災は忘れられたる頃来る」
◇赤門教授のステイタス
『赤門教授落書き帳』昭和30年
坪井忠二(父は坪井正五郎)
長岡半太郎と寺田寅彦の喧嘩
◇小説に描かれた寺田寅彦
熊本高等学校で夏目漱石に教わる
弟子に中谷宇吉郎(雪で有名)
◇一生続く電車
古典的物理学にこだわった
帝大教授の路上実験
「空いた電車が来るまでで気長に待ち続ける」
◇随筆家としての出発
大正8年12月5日 大病に 満41歳
『病中期』→物理学者+随筆家
『冬彦集』の誕生 静かな観察の記録
ありがたい友人 小林勇 小宮豊隆(ドイツ文学者・漱石研究)
◇大地震の実験
関東大震災 大正12年9月1日
東京断水の日 大正10(1921)年12月8日夜 文明社会の無防備
関東大震災を報じた手紙 死傷者の大多数は火災のため
水道停止 屋根がはがれて飛び火
流言飛語その他 デマ → 新聞で諫める
浅草名物・凌雲閣(通称「12階」)も倒壊
◇科学の花園
実験物理学
サイコロの目 年賀状 一杯の茶碗の湯
『茶碗の湯』『ろうそくの科学』ファラデー
鳶と油揚げ 匂いと上昇
金平糖と縞模様
角が「約30」に定まる fluctuation(ゆらぎ)
理化学研究所 大正6(1917)年3月 → 理研コンツェルン
良品廉価生産
◇物理学を志願した頃
高等学校入学と結婚 明治30年 満18歳で結婚
妻・夏子と「団らん」
身辺様々の春秋
物理学とバイオリン 田丸卓郎
先程の文章、筆者名を勘違いしてました、訂正したのを送りますm(__)m
致知、極論(健康論の話し、大受けです、好きです、いつか拙ブログで取り上げたいくらい)も以前ご紹介されていましたが、現代日本のバランスを取るのに大切な意見が多い感。今回も飯島氏の文は見出しだけ拝見しても同感です。水野隆徳氏の「日本経済に色即是空を」、アベノミクスとやらの信者に聞かせてやりたいです。この言葉はぼくも使わせて戴きます。
寺田寅彦、ああ懐かしい。二十五年ぶりに岩波文庫の随筆集を開いてみます。全然古びていない。大震災などを経た今だからこそ読まれて欲しい。明治の村井弦斎の「食道楽」とかも内容は今でもとても面白い。文体から読者は限定されるでしょうが。
新しい本ほど短命ですね。稲盛和夫氏のかつて感銘を受けた本ですら読み返すとそうでもない、情報過多で素直に読めない面もあるのでしょう。時代の変化が速くて、本の内容が遅れるのもあるでしょう。でも寺田寅彦たちは色褪せない。やっぱり近年の本に欠けているものがあるようです。結局、古典に還れ ということになるのでしょうが、ある程度くだらん本を読んでいなくては、短命さに気づかず、古典の良さにも気づけない。
そうか、ぼくがブックオフに三万円か四万円で手放した短命本たちも意味があったことにします。
さいごは野良で野菜や木樹と対話するのがいちばんかも。でもその良さも、一生野良だけにいたのでは気づかず。難しいです。
ごめんなさい、ハマコウさまが受けてくださるのに甘えて、コメント欄を私物化してしまいまして。
by ojioji (2014-12-05 08:11)
ojioji さん ありがとうございます
読みづらい かなりの推理が必要な要約におつきあいくださり
丹念に読んでいただき 恐縮に感じております
-「さいごは野良で野菜や木樹と対話するのがいちばんかも。」
土日ほんの少しの時間でも野良仕事をすると 読書よりもいいなあと思います
「致知」
今月号には 浜松在住の 太田誠・元駒澤大野球部監督の対談記事が載っており 驚きました
by ハマコウ (2014-12-05 23:43)