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「安岡章太郎15の対話」新潮社 1997年 ② [読書記録 一般]

今回は2月9日に続いて 安岡章太郎さんの
「安岡章太郎15の対話」紹介 2回目です

安岡さんが15人との対談をまとめた本ですが
対談者の幅は広く 好奇心が湧いてきました



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「しゃべる階級としゃべらない階級に二分されてしまう」
- 英語が小学校教育に取り入れられていきます 
  この言葉のようにならないことを願いますす

・「人間は極端から極端へ走る」
- 戦争時 戦争に向かうとき …  
  心配です

・「物の均一が日本の特徴」「日本人の順応性」

・「コメは信仰の対象」
- 経済ではなく「信仰」と言う言葉 わたしにはしっくりきます
  農を大切にしないでよいのでしょうか 
  「どこかでしっぺ返しが来ることを願っている」
  そんな恨み節を聞きました

 




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☆「安岡章太郎15の対話」新潮社 1997年 ②

1.jpg

◇井筒俊生
「思想の芸術」


 1914年~1993年 東京生 言語学・イスラム学第一人者 


 アラビア 文語(思想文学)と口語(生活)



日本 明治の言文一致



 イラン インテリだけのヨーロッパ文明 対立

植民地政策  

      
 森有礼が国語を英語にしろと言ったのに馬場辰猪が英文で反対 
  → 根拠 しゃべる階級としゃべらない階級に二分されてしまう
 




◇池田満寿夫 1934~1997

 アメリカ人のアイデンティティ


 日本人のアイデンティティと皮膚感覚
 




◇ドナルド・キーン 1922年~

コロンビア大学 近松研究


エンペラーの定義 
   植民地があるとエンペラー

   植民地がないとキング


 昭和になってからの伝統 
   捕虜になってはいけない


損「もう俺は日本人じゃなくなった」
アッツ島 二千人戦死 半分は自決


 日本兵の日記に感動する
目頭が熱くなる

米水軍兵 手紙検閲 
     くだらない手紙ばかり = 食べ物がまずい・待遇が悪い等

  「自分が鬼になった」
↑↓
「普段想像もできない親切な行為も」
 
   = 人間は極端から極端へ走る
非常に優しくなるし,極端に憎んだ人を今度は極端に愛することもあり得る


 悲惨の極は伝わらない
東京五輪で大変革が始まった


「独創と模倣」を超える順応性
◎物の均一が日本の特徴
しかし,順序は違う = みんなが均一である面とみんなが変わっている面

◎日本人の順応性


 島国の危機意識
ミシマは唯一の世界的著名人

日本語は崩れ去ったのか


 コメ文化の底流にあるもの 
   コメは信仰の対象

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楽しく生きよう

しゃべる階級としゃべらない階級に二分ですか。
 階級にはならないで欲しいと思います。
by 楽しく生きよう (2015-02-12 17:51) 

ハマコウ

楽しく生きよう さん ありがとうございます
「階級」は嫌な響きです 
二つに分かれている流れを感じています
気をつけて見ていかなければと思います
by ハマコウ (2015-02-12 23:08) 

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