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山本夏彦さんはこんなことを⑦-「昭和恋々」山本夏彦・久世光彦 清流出版 1998年 ① [読書記録 一般]

今回は、2月21日に続いて、わたしの要約ノートから、
キーワード「山本夏彦さんはこんなことを」7回目の紹介です。


今回は、山本夏彦さんと久世光彦の、 
「昭和恋々」1回目の紹介です。


出版社の案内には、

「原っぱや露地では、べーごまやめんこ、あやとりや、ままごとで遊ぶ子どもたちの声が
 響き、家には夕餉の支度で忙しい割烹着姿の母親がいた…。名だたる名文家二人のエッ
 セイと90余点の写真で、いま、鮮やかに甦る、昭和あのころ。」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「下宿屋 = 下級な宿屋 - 戦前まで客膳を出した」


・「蕎麦と寿司は屋台から出発 客はしゃがんで食べた」
- 現代のコンビニでしょうか。


・「飲食店に行列するのは以前は恥だった 並ぶくらいなら他の店に行く」
- 並ぶくらいなら食べないの洗濯も時々…




平成もあとわずか。
昭和が本当に遠くなってしまいます。




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☆山本夏彦さんはこんなことを⑦-「昭和恋々」山本夏彦・久世光彦 清流出版①

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◇昭和恋々

 秋瑾(しゅうきん) 中国女闘士


<秋風秋雨 人を愁殺す>
優しい風や柔らかな雨は必ずしも人の心を和ませない。むしろ気が付かない内に穏やか
に人を殺してしまう。

恵まれすぎて安逸を貪るのに慣れいつか馬鹿になっていく不思議な平和への痛烈な一
句。





◇下宿屋
 
□下級な宿屋 - 戦前まで客膳を出した


□石川啄木    
  同郷の友・金田一京助の下宿に

客があると客膳をとり金田一に払わせた

啄木 - 嘘つき 27まで死ぬまで嘘

 |

 金田が結婚しても新居に来ては借金
 



◇髪床  

 戦前 … 顔だけ当たる客があった 

 逆ぞり = 掘る

 昭和に入り理髪店
 




◇駄菓子屋

 戦前の面影 
  - 店番はおばあさんばかり 

 一葉の「たけくらべ」
 




◇蕎麦屋

 蕎麦と寿司は屋台から出発


 客はしゃがんで食べた


 神田連雀(現・淡路)町  「藪」 やぶの総本家


 飲食店に行列するのは以前は恥だった
     

 並ぶくらいなら他の店に行く


 神田須田町        「まつや」
 




◇高島屋

□東京にくまなく「高島屋十銭ストア」


□昭和8年
  日本橋高島屋 冷暖房完備

商科大(一橋)一年生が夏休みだけ臨時店員に



男は買い物が嫌い 2階以上に上がるくらいなら買わない

  → 1階に男物


 米国OTIS製エレベーター 
  昭和8年のまま


 便所 
  一坪あってゆったり
 




◇汁粉屋 「竹むら」

□戦前汁粉屋 
 浅草「梅園」 
 銀座「若松」 
 銀座「十二ヶ月」
神田須田町 「まつや」裏に「竹むら」


□喫茶店がわりの蕎麦屋・汁粉屋




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