「わたしの南無阿弥陀仏」ひろさちや 佼成出版社 2003年 ⑤ [読書記録 宗教]
「22世紀の人間は
『ホームレスこそ資源を無駄遣いしない素晴らしい人たち』と言うかもしれない」
今回は、3月7日に続いて、ひろさちやさんの
「わたしの南無阿弥陀仏」5回目の紹介です。
出版社の案内には、
「お題目とともに、日本人になじみの深い『なむあみだぶつ』のお念仏を『なんだってあ
りがたい』という視点でとらえ、それを日常生活の中で実践していくためのコツを紹介
する“お念仏的生き方”入門書。」
とあります。
時間があればお念仏をわたしは唱えています。
ひろさんの「おはなし」がすっと入ってきます。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「徹底して自分の無力さを自覚するところから出発するのが仏教であり浄土教」
・「現在では経済活動を活発にやり金儲けできる人間が役立つ人間
→ しかし彼らが地球の資源を無駄遣いしている
エネルギー危機,環境汚染」
・「20世紀 資本主義・社会主義 大影響
原理 = 弱肉強食、適者生存、優勝劣敗
~ 学校は優勝劣敗の信仰」
・「わたしたちの価値観は実にあやふやで一時的なもの」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「わたしの南無阿弥陀仏」ひろさちや 佼成出版社 2003年 ⑤
◇無力さの自覚
□汝自身を知れ
ソクラテス「無知の知」
自分自身を知る
= 人間としての無力さを知ることが根本
|
無力だからこそ神さまや仏さまにお任せして生きるほかありません
~ 徹底して自分の無力さを自覚するところから出発するのが仏教であり浄土教
□神が人間に委託した
神 「あらゆる人が幸せになってくれるようにその役目を果たしてくれ」
イエス「後にいるのが先になり先にいるのが後になる」
神の国の価値観は人間社会のそれと違う
「役に立つ人間」って何だろう?
= 時代や状況によって変化する物差しでしかはかれない
↑
現在では経済活動を活発にやり金儲けできる人間が役立つ人間
→ しかし彼らが地球の資源を無駄遣いしている
エネルギー危機,環境汚染
22世紀の人間
「ホームレスこそ資源を無駄遣いしない素晴らしい人たち」と言うかもしれない
∥
わたしたちの価値観は実にあやふやで一時的なもの
◇宇宙を貫く願い
□阿弥陀仏とは宇宙の願いのこと
弱肉強食の競争原理?
人間の物差し ←→ 宇宙の物差し
「生きとし生けるものすべてが幸せである」願い
∥
その願いが「ほとけさま」「あみださま」
「何が本当にいいことで何が本当に悪いことか真実のありようはわたしたちには分からな
い」
テレビドラマの水戸黄門
始めから印籠を出して歩けば誰も悪いことをしないじゃないか!
= おとり捜査みたいだ
□自然は競争しない
ダーウィン「進化論」19世紀 産業革命
20世紀 資本主義・社会主義 大影響
原理 = 弱肉強食、適者生存、優勝劣敗
~ 学校は優勝劣敗の信仰
□今西錦司(きんじ)
「共存進化説」
自然は競争原理で成り立っていない。共存して進化している。自然は懐が深く豊か。
|
今西博士の学位論文「カゲロウの幼虫」
ヒガハバナの密(球根だから受粉不要)
チョウやミツバチに余力を分け与えている?
∥
布施(見返りを期待しないで与える)
□自然観
西洋
「自然はワイルドでありわたしたちを殺すもの」
→ 自然と闘う
東洋 「自然は恵み」である
→ 非は人間側にある
大乗仏教「一切衆生悉有仏性」
すべての衆性が互いに布施をしている
|
わたしたちはほとけさまの心の中に生かされている
『ホームレスこそ資源を無駄遣いしない素晴らしい人たち』と言うかもしれない」
今回は、3月7日に続いて、ひろさちやさんの
「わたしの南無阿弥陀仏」5回目の紹介です。
出版社の案内には、
「お題目とともに、日本人になじみの深い『なむあみだぶつ』のお念仏を『なんだってあ
りがたい』という視点でとらえ、それを日常生活の中で実践していくためのコツを紹介
する“お念仏的生き方”入門書。」
とあります。
時間があればお念仏をわたしは唱えています。
ひろさんの「おはなし」がすっと入ってきます。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「徹底して自分の無力さを自覚するところから出発するのが仏教であり浄土教」
・「現在では経済活動を活発にやり金儲けできる人間が役立つ人間
→ しかし彼らが地球の資源を無駄遣いしている
エネルギー危機,環境汚染」
・「20世紀 資本主義・社会主義 大影響
原理 = 弱肉強食、適者生存、優勝劣敗
~ 学校は優勝劣敗の信仰」
・「わたしたちの価値観は実にあやふやで一時的なもの」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「わたしの南無阿弥陀仏」ひろさちや 佼成出版社 2003年 ⑤
◇無力さの自覚
□汝自身を知れ
ソクラテス「無知の知」
自分自身を知る
= 人間としての無力さを知ることが根本
|
無力だからこそ神さまや仏さまにお任せして生きるほかありません
~ 徹底して自分の無力さを自覚するところから出発するのが仏教であり浄土教
□神が人間に委託した
神 「あらゆる人が幸せになってくれるようにその役目を果たしてくれ」
イエス「後にいるのが先になり先にいるのが後になる」
神の国の価値観は人間社会のそれと違う
「役に立つ人間」って何だろう?
= 時代や状況によって変化する物差しでしかはかれない
↑
現在では経済活動を活発にやり金儲けできる人間が役立つ人間
→ しかし彼らが地球の資源を無駄遣いしている
エネルギー危機,環境汚染
22世紀の人間
「ホームレスこそ資源を無駄遣いしない素晴らしい人たち」と言うかもしれない
∥
わたしたちの価値観は実にあやふやで一時的なもの
◇宇宙を貫く願い
□阿弥陀仏とは宇宙の願いのこと
弱肉強食の競争原理?
人間の物差し ←→ 宇宙の物差し
「生きとし生けるものすべてが幸せである」願い
∥
その願いが「ほとけさま」「あみださま」
「何が本当にいいことで何が本当に悪いことか真実のありようはわたしたちには分からな
い」
テレビドラマの水戸黄門
始めから印籠を出して歩けば誰も悪いことをしないじゃないか!
= おとり捜査みたいだ
□自然は競争しない
ダーウィン「進化論」19世紀 産業革命
20世紀 資本主義・社会主義 大影響
原理 = 弱肉強食、適者生存、優勝劣敗
~ 学校は優勝劣敗の信仰
□今西錦司(きんじ)
「共存進化説」
自然は競争原理で成り立っていない。共存して進化している。自然は懐が深く豊か。
|
今西博士の学位論文「カゲロウの幼虫」
ヒガハバナの密(球根だから受粉不要)
チョウやミツバチに余力を分け与えている?
∥
布施(見返りを期待しないで与える)
□自然観
西洋
「自然はワイルドでありわたしたちを殺すもの」
→ 自然と闘う
東洋 「自然は恵み」である
→ 非は人間側にある
大乗仏教「一切衆生悉有仏性」
すべての衆性が互いに布施をしている
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わたしたちはほとけさまの心の中に生かされている
私は門徒ではありませんが、釈徹宗先生に少しだけ懇意にさせていただいております。浄土真宗如来寺住職で、相愛大学教授、また著書もたくさんありますので、お時間あれば読んでみてください。芸能と仏教の関わりに精通したとてもユーモアのあるお坊さんです。
by 天神堂牛笛 (2019-03-23 18:41)
天神堂牛笛さん ありがとうございます。
我が家の菩提寺の宗派は浄土真宗高田派です。
釈徹宗さん、内田樹さんとの本を拝読したことがありますが、テレビ、ラジオ等にも出演されていますね。面白さをさらに味わいたいと思います。
by ハマコウ (2019-03-24 00:45)