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「家族学ことはじめ」小此木啓吾 講談社 1999年 ⑤ [読書記録 一般]

今回は、5月15日に続いて、小此木啓吾さんの
「家族学ことはじめ」5回目の紹介です。




出版社の案内には、


「人生の大半を一緒に過ごし、日常の悩みや喜び、将来の不安や希望をともにする家族。
 その形態は、時代とともに変化しているため従来の家族意識には歪みが出ています。長
 年精神科医として活躍してきた著者のこれまでの新聞、講演などからわかりやすいエッ
 センスを抜き出し、家族という小さな共同体の中でのそれぞれの役割の重要性を具体的
 に教えてくれます。」



とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「(親は)『先取りしないこと』が大切」


・「家庭 = セキュアベース(心理学用語)
安全な基地 心の基地」


・「愛情が深くなればなるだけ,憎しみも強くなる」


・「中学・高校 = 幻滅の時代」





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☆「家族学ことはじめ」小此木啓吾 講談社 1999年 ⑤

1.jpg

◇家庭は子供の「心の基地」

□不登校 

 最初 「学校恐怖症」(1950年代)


 分離不安 - 一人でできる自信を持たせる



先取りする親  できなくなったとき突然に…


 ※「先取りしないこと」が大切



□米国 「不登校を笑う」

  生存競争のセレクションができてちょうどいい

そんなやつは落後すればいいから余分な競争が省ける




□家庭 = セキュアベース(心理学用語)

  安全な基地 心の基地
 






◇引きこもる子供たち

□不登校 = 引きこもり症候群  

       非精神性引きこもり
      

 大学生無気力症 = スチューデント・アパシー

  授業には出ない・社会的に決められたものには出る(クラブ)
  |
試験には出ない



□今のことを教えることが重要



何かをすることは何かを失うこと

 (例)愛情の関係を持つことは,その分憎しみの関係を持つこと



 愛情が深くなればなるだけ,憎しみも強くなる



ところが,愛情だけを得て憎しみの方は得まいとするから関係がもてなくなる



□重い人・部屋からでない

同一化ができなくなっている


若者に大切なこと = 理想化すること


 どのへんまで心を戻すか



 メディアを通してしか交流できない
 




◇思春期の微妙な心の動きを知る

□中学・高校 = 幻滅の時代

          ∥

 親にとって大切なこと
「自分たちは立派な親だし,セックスも愛情によるセックスは尊いものであって,決して
 淫らなものではない。」

モデルを示すこと = 愛し合う姿勢



□小学校上級~高校卒業まで

  親の大事な責任として,特に父親は他の女性と関係を持つな
 

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