「母親に語る『しつけ』の精神分析」小此木啓吾 金子書房 1998年 ⑤(最終) [読書記録 教育]
「快感原則を超えたおもしろさを - 我慢して得られる満足を」
今回は、8月11日に続いて、小此木啓吾さんの、
「母親に語る『しつけ』の精神分析」の紹介5回目 最終です。
「モラトリアム人間」の言葉で知られる小此木啓吾さんの「しつけ」に関する本です。
出版社の案内には、
「子どものしつけは、親子関係が大切だ。その関係がくい違うと、様々な問題が起きてく
る。幼児期・児童期のケースをもとに、対応法をわかりやすくアドバイスする。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「幼~小 = 社会性を身につける年代」
・「ただ過保護でかわいがっているだけでは体験することができない。少しぐらい厳しく
ても何くそという意地を発揮し,そしてやり通す。そんな親子の強い絆を作り上げる
ことも大切である。」
・「心の健康な子どもは朝早く目が覚める」
・「修復 - やり直しの心がとても大切になる」
もうすぐ!
浜松出身の女性講談師・田辺一邑さんの第11回独演会が8月18日(日)14時より、
浜松駅近くの浜松市地域情報センターホールで開かれます。
今回の演目は「青山士」(静岡県磐田市生まれの土木技術者。パナマ運河建設に関わる)他一席です。
ゲストもいらっしゃいます。
前売り券(2,500円) 発売中!
ご希望の方はケイ企画(河村さん)電話:053-438-1863に連絡をお願いします。
ぜひ、お越しください。
詳しいことは以下のサイトをご参照ください。
※浜松市文化振興財団のサイト
https://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=23106
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「母親に語る『しつけ』の精神分析」小此木啓吾 金子書房 1998年 ⑤(最終)
◇子どもの心をしつける目標 幼・小
□幼小では社会性
幼~小
= 社会性を身につける年代
物事を学んだり集団の中で遊んだり作業する能力の基礎を作る段階
□心の自律性
一定の役割や仕事を感情の乱れやもつれなしにやり遂げる心の習慣
→ 少しぐらい傷ついてもやり遂げる = 心の自律性
戦前の子は大半が… = 厳しさ怖さがなくなったから
□受け身から能動へ
自我の強さ = 受け身から能動への力(変換力)がどれだけあるか
メソメソ → ナニクソ
受け身でこわくてやっていたものが、今度はその怖さを克服する強さを試す意味を持つ
ようになる
∥
そのコツこそ体験してほしい
ただ過保護でかわいがっているだけでは体験することができない。少しぐらい厳しくて
も何くそという意地を発揮し,そしてやり通す。そんな親子の強い絆を作り上げることも
大切である。
|
いやなこと,怖いこと,厳しいことも乗り越えるというたくましさが育つと子どもたち
は,何かにおびえたり,恐れたりすることが減って,毎日楽しい日々を送るようになる。
∥
心の健康な子どもは朝早く目が覚める
□快感原則を超えたおもしろさを - 我慢して得られる満足を
快感原則と現実原則
= 本当のおもしろさは,スリルは現実原則に従いながら,つまり一度快感原則を犠牲
にして待ったり忍耐したりすることによって得られる満足のおもしろさである。
|
人間の心身のリズム
空腹時の食事はうまい
|
あることを我慢し,先に延ばすと,かえってよりよいものが与えられる、獲得できる
∥
□自我の自律性
現実ルールを守りながら,仕事なり勉強なり仲間なりのつき合いなりはやっていくこと
がごく当たり前の楽しい営みになっている
□課題を達成する楽しみ
① 目標を達成すると,心が満足する,そういう仕組みを心の中につくりあげること
スケート 清水選手「自己記録の更新」
② いろいろな感情のもつれや乱れが起こったときに,この自律的な営みをすることで
少しぐらいの悩みや悲しみや怒りは解消してしまうようになるという心の仕組みがで
きあがること
|
自律性
= 心の中の感情や悩み,そして葛藤から自立しているという意味がある
□意志の強さを養う
自分自身の苦労の積み重ねが大きな達成の能力になる
|
ストレスを乗り越える心の一番の強さの根元は「信念」
□信念
「このことをやっていれば,必ず良い結果が生まれる」
「最後までやり通せばきっと勝利を得る」
希望,自信 ~ 心の仕組みが重要
自分で自分が思いこめることがとても大切
|
修復 - やり直しの心がとても大切になる
∥
その心のコツを子どもたちにどう身に付けさせていくか
↑
はい上がる体験は?
絶対的な孤独とか孤立とかということを身にしみて一度覚えさせることも必要
|
容易に手助けしたり先取りしてやったりしないで心底困って
□逆境を乗り越える機会に出会うこともとても大切な価値
しつけか心の外傷か
ある程度の心の傷は必要 - 逆境・厳しいしつけ
傷つけられっぱなしの場合と,それが大きな活力に転換される場合の違いが大切
~ 親の思いの伝わるもの
□超自我と自我理想型
今回は、8月11日に続いて、小此木啓吾さんの、
「母親に語る『しつけ』の精神分析」の紹介5回目 最終です。
「モラトリアム人間」の言葉で知られる小此木啓吾さんの「しつけ」に関する本です。
出版社の案内には、
「子どものしつけは、親子関係が大切だ。その関係がくい違うと、様々な問題が起きてく
る。幼児期・児童期のケースをもとに、対応法をわかりやすくアドバイスする。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「幼~小 = 社会性を身につける年代」
・「ただ過保護でかわいがっているだけでは体験することができない。少しぐらい厳しく
ても何くそという意地を発揮し,そしてやり通す。そんな親子の強い絆を作り上げる
ことも大切である。」
・「心の健康な子どもは朝早く目が覚める」
・「修復 - やり直しの心がとても大切になる」
もうすぐ!
浜松出身の女性講談師・田辺一邑さんの第11回独演会が8月18日(日)14時より、
浜松駅近くの浜松市地域情報センターホールで開かれます。
今回の演目は「青山士」(静岡県磐田市生まれの土木技術者。パナマ運河建設に関わる)他一席です。
ゲストもいらっしゃいます。
前売り券(2,500円) 発売中!
ご希望の方はケイ企画(河村さん)電話:053-438-1863に連絡をお願いします。
ぜひ、お越しください。
詳しいことは以下のサイトをご参照ください。
※浜松市文化振興財団のサイト
https://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=23106
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「母親に語る『しつけ』の精神分析」小此木啓吾 金子書房 1998年 ⑤(最終)
◇子どもの心をしつける目標 幼・小
□幼小では社会性
幼~小
= 社会性を身につける年代
物事を学んだり集団の中で遊んだり作業する能力の基礎を作る段階
□心の自律性
一定の役割や仕事を感情の乱れやもつれなしにやり遂げる心の習慣
→ 少しぐらい傷ついてもやり遂げる = 心の自律性
戦前の子は大半が… = 厳しさ怖さがなくなったから
□受け身から能動へ
自我の強さ = 受け身から能動への力(変換力)がどれだけあるか
メソメソ → ナニクソ
受け身でこわくてやっていたものが、今度はその怖さを克服する強さを試す意味を持つ
ようになる
∥
そのコツこそ体験してほしい
ただ過保護でかわいがっているだけでは体験することができない。少しぐらい厳しくて
も何くそという意地を発揮し,そしてやり通す。そんな親子の強い絆を作り上げることも
大切である。
|
いやなこと,怖いこと,厳しいことも乗り越えるというたくましさが育つと子どもたち
は,何かにおびえたり,恐れたりすることが減って,毎日楽しい日々を送るようになる。
∥
心の健康な子どもは朝早く目が覚める
□快感原則を超えたおもしろさを - 我慢して得られる満足を
快感原則と現実原則
= 本当のおもしろさは,スリルは現実原則に従いながら,つまり一度快感原則を犠牲
にして待ったり忍耐したりすることによって得られる満足のおもしろさである。
|
人間の心身のリズム
空腹時の食事はうまい
|
あることを我慢し,先に延ばすと,かえってよりよいものが与えられる、獲得できる
∥
□自我の自律性
現実ルールを守りながら,仕事なり勉強なり仲間なりのつき合いなりはやっていくこと
がごく当たり前の楽しい営みになっている
□課題を達成する楽しみ
① 目標を達成すると,心が満足する,そういう仕組みを心の中につくりあげること
スケート 清水選手「自己記録の更新」
② いろいろな感情のもつれや乱れが起こったときに,この自律的な営みをすることで
少しぐらいの悩みや悲しみや怒りは解消してしまうようになるという心の仕組みがで
きあがること
|
自律性
= 心の中の感情や悩み,そして葛藤から自立しているという意味がある
□意志の強さを養う
自分自身の苦労の積み重ねが大きな達成の能力になる
|
ストレスを乗り越える心の一番の強さの根元は「信念」
□信念
「このことをやっていれば,必ず良い結果が生まれる」
「最後までやり通せばきっと勝利を得る」
希望,自信 ~ 心の仕組みが重要
自分で自分が思いこめることがとても大切
|
修復 - やり直しの心がとても大切になる
∥
その心のコツを子どもたちにどう身に付けさせていくか
↑
はい上がる体験は?
絶対的な孤独とか孤立とかということを身にしみて一度覚えさせることも必要
|
容易に手助けしたり先取りしてやったりしないで心底困って
□逆境を乗り越える機会に出会うこともとても大切な価値
しつけか心の外傷か
ある程度の心の傷は必要 - 逆境・厳しいしつけ
傷つけられっぱなしの場合と,それが大きな活力に転換される場合の違いが大切
~ 親の思いの伝わるもの
□超自我と自我理想型
2019-08-14 04:00
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