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草柳大蔵さんはこんなことを ⑩ [読書記録 一般]

「今日愛については誰も語っている。誰が怒りについて真剣に語ろうとするのであるか 。
怒の意味を忘れてただ愛についてのみ語るというのは、今日の人間が無性格であること
の印である」 三木清









今回は、8月27日に続いて、わたしの読書ノートから、
「草柳大蔵さんはこんなことを」10回目の紹介です。




今回も、大和書房から出された「知っていますか男の偏差値」からの紹介です。



出版社の案内には、

「貴女の男性理解はたしかですか。惚れ惚れするような男から、うんざりする男まで。現
 代の男性を解像する草柳大蔵の『女性のための男性論』。」



とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「恥を知るというのは人生の大きな節目をつくること」


・「イタリア人・フランス人  『握手をすると肘まで掴んでくる』」


・「正当な怒りを忘れていないか」


・「現代人は怒らなくなったのではなく何を基準にして怒っていいのかわからない」





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☆草柳大蔵さんはこんなことを⑩

☆「知っていますか男の偏差値」草柳大蔵 大和書房(5)

1.jpg

◇恥を知る男

□「恥ずかしいこと」に対する緊張感

 恥ずかしい姿を見る機会が多くなった

 = 食べる姿、寝姿-寝穢い(いぎたない)





□人生に節目をつくる

 恥を知るというのは人生の大きな節目をつくること


 マドンナ「女としての恥じらい」


※ 「恥」を介入させない人生なんて節目の見えないのっぺらぼうで端からはどうにもや
 りきれないシロモノに見える





□恥知らずな男たちが残したもの

 イタリア人・フランス人
  「握手をすると肘まで掴んでくる」


 世界的に名の知れた芸術家の不作法



 「カンムリ探し」 = スポンサー付き

         「身銭を切る」のが大嫌いな輩





□「恥ずかしいこと」を指摘してくれる人

 「泣いて済むことか」 - 若き日の速水御舟









◇ほんとに怒る男

□正当な怒りを忘れていないか

 美しい怒り  
   怒りから礼儀へ



 石川達三 
 「正当な怒りを忘れた人間は自分の権利を放棄した人間だ」



 三木清
「今日愛については誰も語っている。誰が怒りについて真剣に語ろうとするのであるか。
  怒の意味を忘れてただ愛についてのみ語るというのは、今日の人間が無性格であるこ
  との印である」





□純粋な怒りの実例

 深い愛は強い怒りを伴う

   怒りは突発性を伴うがそれは純粋性のため



 現代人は怒らなくなったのではなく何を基準にして怒っていいのかわからない





□怒る基準を失ってしまった現代人

 怒りながら愛されている人がいる





□自信のある人はあまり怒らない

 テレビの野球解説
  - 本当に野球を知っている人ほど静かな声で話す


 怒れない方がかえって怖い


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