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(1)キーワード「学級経営」35 (2)「西行さん」 鈴木 実 新津村の地名伝説三影の中の一つ 昭和初期『土のいろ』より【再々掲載】 [読書記録 教育]

今回は、9月26日に続いて、
キーワード「学級経営」35回目の紹介です。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「自分のよさと友達のよさ」


・「ゆっくりでもいいから、一画一画最後まで気を抜かずに書きなさい。」


・「ちょっとした隙間に読書」


・「褒め倒す」





もう一つ、再々掲載となりますが、
地域の伝説「西行さん」を掲載します。

どうして「西行さん」の伝説がここに残っているのかと考えると楽しくなります。





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(1)キーワード「学級経営」35


◇学級活動「自分のよさと友達のよさ」
  
□10枚ずつ紙を配る

 指導1  良いところを一人につき一つずつ(5分間)
      裏に名前
   


 発問1「書いてみて気付いたことを言いなさい」

   

 指導2 隣の人と交換 - 誰のこと



 発問2 「当て合いをして気付いたことを言いなさい」



 指導3 自分が書いた良いところは、次のどれに当てはまりますか
        
     あてはまるものに手を挙げなさい
     
      ① 上手なこと

② 親切、協力のこと

③ 努力のこと

  ④ その他



 指導4 もう一度5分間で良いところを残りの紙に書きなさい



 基盤 ① 男女混合でいろいろな活動をしているか

② 子供と教師の両方の笑い声が聞こえる学級になっているか








◇連絡帳
  

 目的 ① 明日の準備を忘れない 


    ② 文章を書き写したり言われたことを間違いなく聞き取って書く








◇字
  
「字をきれいに書けとは言わない。でも、丁寧に書くことは誰でもできます。ゆっくりで
 もいいから、一画一画最後まで気を抜かずに書きなさい。とめ・はね・はらいを意識し
 て書こう。」
 

 書き直し - ひらがな・カタカナ








◇音読

 一斉読み 


 →  右列・左列・全員  


 →  暗唱


 ※ 国語・社会・理科で







◇朝の十分間読書
  
 ① 机の中に読みたい本を準備しておく


 ② 十分間は集中して読書する


 ③ 読み終わったら静かに本を交換する


 ④ 立ち歩いたり私語をしたりしない



□はじめ
  「教師が教室に来てから」



自分たちで

「ちょっとした隙間に読書」-読みたい本をいつも机の中に



読み聞かせ







◇おたより帳
 
 連絡事項を視写させる

  - 丁寧に書けている子に赤丸

連絡帳に毎日サインさせる








◇褒め倒す
  
 褒め倒す  

  = 優しさ・広さ・柔軟さ・多面性



 価値のあることを見つけたら褒めちぎる











(2)「西行さん」 鈴木 実 新津村の地名伝説三影の中の一つ 昭和初期『土のいろ』より【再々掲載】


 浜名郡新津村倉松に90近くのおばあさんがある。

 そのおばあさんの話によると、


「ちんちんしゃららと一条の杖をついて日本国中を歩きまはって」、


うたがたいへんうまかった西行さんは、この倉松に生(ま)れたのだと言ってゐた。




「今から凡そ70年前に、倉松字まつり川に西行さんの墓の跡があって、其処には松が一
 本たってゐた。跡といふのは田の中の周囲5、6間ぐらいの島で、おしめがはってあっ
 た。
 西行さんは大へんうたがうまかったげな。それでこの倉松に来て死んで、ここに埋けた
 と言ふことだ。」



 それから又、そのおばあさんは、まつり川についても説明して呉れた。



「もとは松振川、松振川といったさうで、或時、大へんお天気のよい時に何処からともの
 う、一羽の大きな鶴がまって来て、西行さんのお墓のそばで、小さな松を振り振り、何
 処に落(と)さうかと思ってゐたが、たうたうお墓のすぐそばに落(と)して、又どっ
 かにまって行ってしまった。つるが松を振って来たから松振り川と言ふのださうだ。そ
 の松も、わしらが少しは知ってゐるが、大きな松ではなかった。『松ふり』の『ふ』を
 ぬかしてしまって、今では『松り』『祭(り)』といって、お祭りの様な名になってし
 まった。今はもうその松もなく、みんな田んぼになってしまった。」



と、おばあさんは話してくれた。そこで私は聞いてみた。



「それなら生(ま)れたのはどこですか。」



「こんなうたがありますよ。西行の生(ま)れ故郷は堤村 身のなれはては松振川ばた」



「新津村の堤ですか。」  



「さういうことですよ。」  



「どの辺りか知って居ますか。」



「その歌だけで他は何も知りませんよ。」



「…さんはいろいろの学問のことを知ってゐなさるから、西行さんのことを教えておくん
 なさい。」


と歯のない口をもぐもぐさせた。



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