草柳大蔵さんはこんなことを36 [読書記録 教育]
何の十か条でしょうか?
「1 子どもに学習を強いること。
2 夫婦婦喧嘩は派手にすること。
3 不平はたゆみなく主張すること。
4 子どもを徹底して大切にすること。
5 夫婦は教育理念を違えること。
6 子どもの要求は何でも聞き入れること。
7 子どもの人格を常に評価すること。
8 子どもは勝手に行動させること。
9 常に子どもを他人と比較すること。
10 流行に遅れない子どもにすること。」
『子どもを非行にする十力条』若林繁太
今回は、12月 5日に続いて、わたしの読書ノートから、
「草柳大蔵さんはこんなことを」36回目の紹介です。
今回も、「続午前8時のメッセージ」(静岡新聞社)からの紹介です。
出版社の案内には、
「評論家・草柳大蔵が送る待望の第2弾。家庭、学校、社会、さまざまな角度から子ども
の心を見つめ、輝く未来のために祈りを込めて語る珠玉の99話。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「若林繁太さん」
・「子どもを非行にする十力条」
・「子どものゴールを考える。それが家庭教育の基本」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆草柳大蔵さんはこんなことを36
☆「続午前8時のメッセージ」草柳大蔵 静岡新聞社 2002年 (3)
◇子どものゴールを考える
若林繁太さんという大変な教育家がいらっしゃいました。
高校の校長先生をお務めになった方ですが、1985年に『教育よ、よみがえれ』(講
談社)という本を出していらっしゃいます。
その中に「子どもを非行にする十力条」というのがあるんです。
この十力条を読むと、そのころから日本の教育は一斉に崩壊を始めたということが分か
るんですね。
読んでみます。(前掲書より抜粋)
1 子どもに学習を強いること。
2 夫婦婦喧嘩は派手にすること。
3 不平はたゆみなく主張すること。
4 子どもを徹底して大切にすること。
5 夫婦は教育理念を違えること。
6 子どもの要求は何でも聞き入れること。
7 子どもの人格を常に評価すること。
8 子どもは勝手に行動させること。
9 常に子どもを他人と比較すること。
10 流行に遅れない子どもにすること。
どうしてこの十力条にあてはまるようなことを、父親母親、殊に母親が言うようになっ
たかというと、やはり、子どもをどういう人間に育てるか、という子どものゴールを親が
考えたことがないからなんですね。
子どものゴールを考える。それが家庭教育の基本なのにね。
第1は職分です。手に技を持つこと。
「何か世の中に役に立つことをしたい」という子どもがいたら、その夢を叶えてやればいいんですよ。
つまり、生きていくための技術なら何でもいいんです。
問題は大学を出ることではないんですね。
2番目は自己形成です。
自己形成というのは、自分の意見を自分の言葉でハッキリと言えるような人間にするこ
と。
3番目は、他人に対する思いやりです。この職分と自己形成と他人に対する思いやり、
この3つが家庭教育の基礎なんですね。
もっぱら学校教育の中で、進学体系の何番目に自分の子どもを当てはめるか、それがお
父さんやお母さん、殊にお母さんの価値観だったのではないですか。
ですから、大学に入ってしまうと、
「もうゲームは終わった、競争は終わった」
といって、急に子どもから無関心になっていく。
子どもの方も「もう勉強しなくていいんだ。バンザイ!」というようなもので、ますま
す人格も能力も低下していく。
こんなことを言われて怒っている親の多いことを祈ります。
「1 子どもに学習を強いること。
2 夫婦婦喧嘩は派手にすること。
3 不平はたゆみなく主張すること。
4 子どもを徹底して大切にすること。
5 夫婦は教育理念を違えること。
6 子どもの要求は何でも聞き入れること。
7 子どもの人格を常に評価すること。
8 子どもは勝手に行動させること。
9 常に子どもを他人と比較すること。
10 流行に遅れない子どもにすること。」
『子どもを非行にする十力条』若林繁太
今回は、12月 5日に続いて、わたしの読書ノートから、
「草柳大蔵さんはこんなことを」36回目の紹介です。
今回も、「続午前8時のメッセージ」(静岡新聞社)からの紹介です。
出版社の案内には、
「評論家・草柳大蔵が送る待望の第2弾。家庭、学校、社会、さまざまな角度から子ども
の心を見つめ、輝く未来のために祈りを込めて語る珠玉の99話。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「若林繁太さん」
・「子どもを非行にする十力条」
・「子どものゴールを考える。それが家庭教育の基本」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆草柳大蔵さんはこんなことを36
☆「続午前8時のメッセージ」草柳大蔵 静岡新聞社 2002年 (3)
◇子どものゴールを考える
若林繁太さんという大変な教育家がいらっしゃいました。
高校の校長先生をお務めになった方ですが、1985年に『教育よ、よみがえれ』(講
談社)という本を出していらっしゃいます。
その中に「子どもを非行にする十力条」というのがあるんです。
この十力条を読むと、そのころから日本の教育は一斉に崩壊を始めたということが分か
るんですね。
読んでみます。(前掲書より抜粋)
1 子どもに学習を強いること。
2 夫婦婦喧嘩は派手にすること。
3 不平はたゆみなく主張すること。
4 子どもを徹底して大切にすること。
5 夫婦は教育理念を違えること。
6 子どもの要求は何でも聞き入れること。
7 子どもの人格を常に評価すること。
8 子どもは勝手に行動させること。
9 常に子どもを他人と比較すること。
10 流行に遅れない子どもにすること。
どうしてこの十力条にあてはまるようなことを、父親母親、殊に母親が言うようになっ
たかというと、やはり、子どもをどういう人間に育てるか、という子どものゴールを親が
考えたことがないからなんですね。
子どものゴールを考える。それが家庭教育の基本なのにね。
第1は職分です。手に技を持つこと。
「何か世の中に役に立つことをしたい」という子どもがいたら、その夢を叶えてやればいいんですよ。
つまり、生きていくための技術なら何でもいいんです。
問題は大学を出ることではないんですね。
2番目は自己形成です。
自己形成というのは、自分の意見を自分の言葉でハッキリと言えるような人間にするこ
と。
3番目は、他人に対する思いやりです。この職分と自己形成と他人に対する思いやり、
この3つが家庭教育の基礎なんですね。
もっぱら学校教育の中で、進学体系の何番目に自分の子どもを当てはめるか、それがお
父さんやお母さん、殊にお母さんの価値観だったのではないですか。
ですから、大学に入ってしまうと、
「もうゲームは終わった、競争は終わった」
といって、急に子どもから無関心になっていく。
子どもの方も「もう勉強しなくていいんだ。バンザイ!」というようなもので、ますま
す人格も能力も低下していく。
こんなことを言われて怒っている親の多いことを祈ります。
可愛い子は野に放て・・野生化させた方が良いのかも?。
by 旅爺さん (2019-12-08 10:12)
旅爺さんさん ありがとうございます。
通知表がよくなくても、
「学校の先生なんて何にもわかってないな。俺がわかっているからいいよ。」
と言ってくれた私の叔父さんのような人がいなくなってしまいました。
さびしく感じています。
子どもは野にいる方がよいと私も思います。
by ハマコウ (2019-12-08 15:19)
どれも御尤もなご意見です。
ただ、子供から目を離してスマホに夢中になっている親をみると、
どうなっているんだ、腹が立ってきます。
by okko (2019-12-08 17:02)
okkoさん ありがとうございます。
道路や駐車場で子どもと手をつながない親が増えています。
わたしは必ず手をつないだのですが。
安全意識を植え付けようとの思いなのでしょうか。
by ハマコウ (2019-12-08 17:21)