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「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ⑨ [読書記録 一般]

今回は、12月 9日に続いて、浅井健爾さんの
「日本の地名がわかる事典」の紹介9回目です。




出版社の案内には、


「日本にある地名の一つひとつに由来がある。地名に秘められた幾千もの物語-地形、歴
 史、人物、故事、市町村合併など一言では語り尽くせない地名誕生の秘話・由来。楽
 しみながら博識になれる知的ガイドブック。」


とあります。


楽しみながら読むことができました。



今回も<合成地名>についての要約です。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「草津温泉  イオウ臭気の臭処(クサト)が草津に転訛」


・「駒ヶ岳は全国に30箇所
古くから馬は神聖なもの(特に東日本に多い)」


・「梅田
  = 湿地を埋田 → 梅田」


・「昔は湖のことを海とも言った」



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☆「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ⑨

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<地形と自然>

◇山の形が地名に

 槍ヶ岳、鋸山(千葉、奥多摩、山梨・長野) = ギザギザ



 家形山(山形・福島) = 家の形  



 枡形山(新潟・山形) = 四角形



「笠」のつく山 
  北アルプス将棋頭山 
  俵山(熊本) 
  飯盛山(各地)
寝姿山(静岡県下田) 
  乳頭山・烏帽子岳(秋田側・岩手側)
  高乳穂山(津軽)
鷲羽山 燕岳(長野) 
  鶏冠山(山梨) 
  象頭山(香川)







◇駒ヶ岳の多いのは?

 駒ヶ岳は全国に30箇所

木曽駒 甲斐駒 会津駒 渡島駒ヶ岳 秋田駒ヶ岳 など



古くから馬は神聖なもの(特に東日本に多い)







◇気象に因む山々

 七時雨山(岩手) 

  = 山の気象が一日に何度も変化



 霧ヶ峰 霧積山 雪倉山 雪彦山 雨乞山 雨引山 雨呼山








◇日和山は沿岸部

 低い ~ 100m 海岸 港の近く 


 空模様からその日の天候を占うための山
   三重県志摩半島に多い






◇川の名前の「クマ」

 阿武隈川、千曲川、熊野川、球磨川、三隈川、久万川 等


 クマ = 「曲」「隈」


曲がりくねっていることから

  = 蛇行が激しく急流が多い







◇茨城県にも江戸

 江戸 
  = 入江、大きな川(江)の入り口 戸口


 江戸崎(茨城県)







◇梅田と築地

 梅田
  = 湿地を埋田 → 梅田


 築地
  = 埋め立てて土地を築く  

    人工島 築島→月島







◇海がないのに海

 小海線 小海 海ノ口 海尻 小海原 海瀬



昔は湖のことを海とも言った

八ヶ岳噴火で湖沼が点在
  - 水をたたえていれば「海」と言った






◇津は港

□日本三津 
  安濃津(三重県)

博多津(福岡県)  要港

坊ノ津(鹿児島県)



□佐賀県唐津市「朝鮮半島(唐)へ渡る津」の意味



□佐渡島両津市 昭和34年港町の夷町+湊町が合併



この他 木更津・君津・新津・魚津・沼津・宮津・中津・津久見
内陸にも「津」
  岡山県津山市(吉井川の舟運)
他は「つ」の発音に「津」をあて字
草津温泉  イオウ臭気の臭処(クサト)が草津に転訛

◇梅桃桜が同時に咲く町 
福島県三春町 梅・桃・桜が同時に咲く
四季通じて花
植物由来地名 津和野(ツワブキの野)竹野町(兵庫県-竹)薄野(ススキ)
阿波(アワ)吉備(黍)栃木(トチ)柏(カシワ)桐生(桐)




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