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「いま大学で勉強するということ」佐藤優・松岡敬 岩波書店 2018年 [読書記録 教育]

今回は、佐藤優さん松岡敬さんの
「いま大学で勉強するということ」を紹介します。





出版社の案内には、


「2020年に迫った戦後最大級とされる教育改革。日本社会のOSを変える大改革を目前に
 して、いま高等教育の意義が問い直されている。変動の時代にこそ求められる教養とは、
 『深い学び』の本質とは何か。『良心』と『自由』を掲げ、古都・京都を地盤に日本有
 数の歴史を持つ私学・同志社大学。共にOBである作家と学長が、同志社の教育を通じ
 て、激動する社会を生き抜く人間の育成を語り合う。」


とあります。







今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「母国語での吸収の方がいいに決まっている
  スーパーグローバルにこだわると知識の吸収が遅れてしまう」


・「すぐに役立つような知識は社会に出てしばらくすると陳腐化してしまう」


・「高等教育機関がもつ社会への責任」


・「受験産業が生んだ『文系』『理系』
学力欠損を生じさせるシステム」





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☆「いま大学で勉強するということ」佐藤優・松岡敬 岩波書店 2018年

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◇2020学校改正
 
 1979年型教育モデルの限界


 京都からの冷静な目


 京都御所でサッカー


 京都の時間の流れ
 

 非認知的能力を養う
 

 大学の作問力が問われている
 

 サイエンスリテラシーと文理融合
母国語での吸収の方がいいに決まっている
 
   スーパーグローバルにこだわると知識の吸収が遅れてしまう 


錬金術と心理学 
すぐに役立つような知識は社会に出てしばらくすると陳腐化してしまう


 同志社赤ちゃん学研究センター
私学の役割とは何か


「自発的な結社」として建学の精神「良心」キリスト教主義の学校
学生を型にはめない


高等教育機関がもつ社会への責任


変動する時代には教養が必要


大学で勉強することの意味


大学が内包するドラマ
ここで自分の人生が変わる大学に深い感謝


「学び直し」へ50年先のビジョン
歴史の煉瓦を積み上げる一人として






◇なぜ教養教育が必要なのか 世界人材を育成する

 解は一つではない


教養は総合力と深く関わっている


産業構造の転換と教養の力


 受験産業が生んだ「文系」「理系」
学力欠損を生じさせるシステム


 「逃げ恥」が示したもの


 90年代の大学改革


学閥でなくネットワークを作る


グローバル化と教養教育


学部の垣根を取り払う





◇大学

 18歳人口が100万人を切るとき


大学時代に思考の体系ができていく


その人間のOS
   その人間のOSができるのが大学時代


高大接続の課題 
  
 学問への姿勢が入試を変える
青学と関学はメソジスト宗派がベース(監督制)

同志社は公衆派=ゆるやかな連合体
予定説 万人救済説 両方いる


 技術と国家と大学
  「専門者」を育て切れていない 4年は短すぎる


 名桜大学の試み 基礎学力の強化
   学力の差をどう埋めていくか


大学出身者の活路が評価のバロメーター 
   偏差値の輪切りによるマイナスからのスタート






◇私立大学の存在意義 「良心」とは何か

体育会で学ぶこと
   総合知力 同志社(知性と品格) 地域でのリーダー


 「ゆとり教育」と受験産業の跋扈
  99匹の羊と1匹の羊

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