「野口流 授業の作法」野口芳宏 学陽書房 2008年 ① [読書記録 教育]
「個性(とは)潰されても潰されても本人の内側から芽吹き発現するもの。鍛えられたあげ
くに見えてくる,その人自身の魂のかたち。個性が海上に出る氷山の一角だとしたら,
教育の役割は氷山を支える大きな海中の部分,常識や社会性を育てていくためのもの。」
今回は、野口芳宏さんの
「野口流 授業の作法」の紹介1回目です。
野口さんが、授業に当たってあるべき教師の姿を示してくれます。
最近の教育界で、わたしがどうなのかなあと思うことがたくさんあります。
読み終えて、すっきりとした心にさせてくれました。
若い教員にぜひ読んでほしい本です。
出版社の案内には、
「発表のさせ方、説明の仕方…どうしていますか?授業実践を中心に、教室での基本的な
心構えから、準備と宿題、通知表に対する考え方まで。心得ておきたい、名人に学ぶ教
師が児童に対する姿勢。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「言葉遣い - 自分と子どもの間に確固たる『線』を引く」
・「『個性の教育』は無用。個性は教師が育てるものではない 」
・「『指導力』不足は『謙虚力』不足」
・「成長の条件『心のコップはいつも上向きに』」
一昨日、昨日と南区新橋町の蔵興寺では
「虚空蔵尊大祭とだるま市」が開かれていました。
二日目の昨日、妻と徒歩でお参りに行きました。
土曜日は、県道掛舞線を通行止めにして多くの露店が並び大変賑やかだったようですが、
二日目も賑わっていました。
家康くんとダルヴィとも会うことができました。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「野口流 授業の作法」野口芳宏 学陽書房 2008年 ①
◇序章 授業以前の基礎作法
◎ 1 生き方の基本を教える。鍛える。それが授業の基礎
2 向上的変容を目指す
◎授業で教えること
= 昨日よりも今日,今日よりも明日へと向上しながら変化していくことを求め続ける
姿勢,そしてその努力から得られる喜び
(1) 言葉遣い - 自分と子どもの間に確固たる「線」を引く
相手にあった言葉を選ぶ
立場を表す言葉遣い
- 線をきちんと引く
指示は短く,力を込めてはっきりと
(2) 身なり - 「個性の教育」は無用。個性は教師が育てるものではない
他者に不快感を与えないこと 授業時の服装
教育は個性をつぶす仕事?
個性
= 潰されても潰されても本人の内側から芽吹き発現するもの。鍛えられたあげく
に見えてくる,その人自身の魂のかたち。個性が海上に出る氷山の一角だとした
ら,教育の役割は氷山を支える大きな海中の部分,常識や社会性を育てていくた
めのもの。
(3) 態度 - 「指導力」不足は「謙虚力」不足
成長の条件
「心のコップはいつも上向きに」
「伸びていく上で最も大切な条件は『素直』ということだ」
まず実践。そして検証し,探究し続ける
基準は自らの「実践」
いいことだと思ったらやってみて,その後,検証
→ その繰り返しにより深い人間観,指導力向上へ
(4) 文字 - 下手だからこそうまくなれる
言い訳して逃れる傲慢
「下手な人ほどうまくなれる」
= 才能がないおかげで,努力することの大切さや,その結果がもたらしてくれる可能
性を知ることができる
(5) 文章 - より多く書き,より多く読み,より多く考える
よい文章とは何か
= 分かりやすく読み手に伝わる文章
◎上手な文章を書く秘訣 「三多の原理」
① できるだけたくさん書くこと
② 質 = 何を伝えたいのか考える
大きなテーマ → 関連内容メモ → 項目毎に小見出し
③ 人の文章をより多く読む
読書会の実施
※ 簡素平明にして面白く,読む人に勇気を与え,なおかつ自身の成長の記録となる
(6) 勉強 - 学び続ける教師だけが,教える資格を持つ
円熟期の中だるみ
大村はま
「教師というのは持ち前の知識でその日その日を過ごしていける危険な職業です」
恐いのは教師自身の「心の枯渇」
何か一つ,昨日とは違うことを
自身のこころに新鮮な水をやらなければ心は枯れていく
→ 発問の工夫,報告文書のまとめ,笑わせる仕掛け
(7) 授業 - より多くの人に見てもらい,評価してもらう
他人の目に授業をさらす
場数を踏む
他人の目は鏡
(8) 素顔 - 若々しさを保つ。自分だけの魅力をつくる
自分自身の喜びのために
何らかの創作活動に
職業選択の分岐点
まず授業におもしろみを見出す
くに見えてくる,その人自身の魂のかたち。個性が海上に出る氷山の一角だとしたら,
教育の役割は氷山を支える大きな海中の部分,常識や社会性を育てていくためのもの。」
今回は、野口芳宏さんの
「野口流 授業の作法」の紹介1回目です。
野口さんが、授業に当たってあるべき教師の姿を示してくれます。
最近の教育界で、わたしがどうなのかなあと思うことがたくさんあります。
読み終えて、すっきりとした心にさせてくれました。
若い教員にぜひ読んでほしい本です。
出版社の案内には、
「発表のさせ方、説明の仕方…どうしていますか?授業実践を中心に、教室での基本的な
心構えから、準備と宿題、通知表に対する考え方まで。心得ておきたい、名人に学ぶ教
師が児童に対する姿勢。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「言葉遣い - 自分と子どもの間に確固たる『線』を引く」
・「『個性の教育』は無用。個性は教師が育てるものではない 」
・「『指導力』不足は『謙虚力』不足」
・「成長の条件『心のコップはいつも上向きに』」
一昨日、昨日と南区新橋町の蔵興寺では
「虚空蔵尊大祭とだるま市」が開かれていました。
二日目の昨日、妻と徒歩でお参りに行きました。
土曜日は、県道掛舞線を通行止めにして多くの露店が並び大変賑やかだったようですが、
二日目も賑わっていました。
家康くんとダルヴィとも会うことができました。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「野口流 授業の作法」野口芳宏 学陽書房 2008年 ①
◇序章 授業以前の基礎作法
◎ 1 生き方の基本を教える。鍛える。それが授業の基礎
2 向上的変容を目指す
◎授業で教えること
= 昨日よりも今日,今日よりも明日へと向上しながら変化していくことを求め続ける
姿勢,そしてその努力から得られる喜び
(1) 言葉遣い - 自分と子どもの間に確固たる「線」を引く
相手にあった言葉を選ぶ
立場を表す言葉遣い
- 線をきちんと引く
指示は短く,力を込めてはっきりと
(2) 身なり - 「個性の教育」は無用。個性は教師が育てるものではない
他者に不快感を与えないこと 授業時の服装
教育は個性をつぶす仕事?
個性
= 潰されても潰されても本人の内側から芽吹き発現するもの。鍛えられたあげく
に見えてくる,その人自身の魂のかたち。個性が海上に出る氷山の一角だとした
ら,教育の役割は氷山を支える大きな海中の部分,常識や社会性を育てていくた
めのもの。
(3) 態度 - 「指導力」不足は「謙虚力」不足
成長の条件
「心のコップはいつも上向きに」
「伸びていく上で最も大切な条件は『素直』ということだ」
まず実践。そして検証し,探究し続ける
基準は自らの「実践」
いいことだと思ったらやってみて,その後,検証
→ その繰り返しにより深い人間観,指導力向上へ
(4) 文字 - 下手だからこそうまくなれる
言い訳して逃れる傲慢
「下手な人ほどうまくなれる」
= 才能がないおかげで,努力することの大切さや,その結果がもたらしてくれる可能
性を知ることができる
(5) 文章 - より多く書き,より多く読み,より多く考える
よい文章とは何か
= 分かりやすく読み手に伝わる文章
◎上手な文章を書く秘訣 「三多の原理」
① できるだけたくさん書くこと
② 質 = 何を伝えたいのか考える
大きなテーマ → 関連内容メモ → 項目毎に小見出し
③ 人の文章をより多く読む
読書会の実施
※ 簡素平明にして面白く,読む人に勇気を与え,なおかつ自身の成長の記録となる
(6) 勉強 - 学び続ける教師だけが,教える資格を持つ
円熟期の中だるみ
大村はま
「教師というのは持ち前の知識でその日その日を過ごしていける危険な職業です」
恐いのは教師自身の「心の枯渇」
何か一つ,昨日とは違うことを
自身のこころに新鮮な水をやらなければ心は枯れていく
→ 発問の工夫,報告文書のまとめ,笑わせる仕掛け
(7) 授業 - より多くの人に見てもらい,評価してもらう
他人の目に授業をさらす
場数を踏む
他人の目は鏡
(8) 素顔 - 若々しさを保つ。自分だけの魅力をつくる
自分自身の喜びのために
何らかの創作活動に
職業選択の分岐点
まず授業におもしろみを見出す
ダルマ様の祭りこんなににぎやかとは・・・・
ご利益もたくさんありそう。
by tai-yama (2020-02-10 23:46)
tai-yamaさん ありがとうございます。
小さな頃から「虚空蔵様」と呼ばれ、地域では親しまれている祭り、
賑やかさが続いています。
知恵の菩薩さまで、受験生にも人気があるようです。
by ハマコウ (2020-02-11 08:20)