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大西忠治さんはこんなことを ⑤-「発問上達法」大西忠治 民衆社 1988年 ② [読書記録 教育]

今回は、わたしの教育ノートから、2月8日に続いて
キーワード「大西忠治さんはこんなことを」-「発問上達法」2回目の紹介です。


出版社の案内を見つけることができませんでした。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「授業において一番大切なのは発問でなくて説明である」


・「まず『説明』する内容がつかめた時
→ 『発問』化、『指示』化を行うことが次に重要である」


・「問題提示 - 授業の内容の重要な所をかいつまんで示す」


・「教師の説明しようとすることを子どもたちの身近なことと結びつける
『たとえ話』や『エピソード』で」






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☆大西忠治さんはこんなことを ⑤-「発問上達法」大西忠治 民衆社 1988年 ②

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◇説明

□発問と説明  

 授業において一番大切なのは発問でなくて説明である

 
「説明」なしでは授業はできない


すぐれた授業の中心には優れた「説明」がある


 まず「説明」する内容がつかめた時

→ 「発問」化、「指示」化を行うことが次に重要である
    

「発問主義」
  ①「発問」が重要なのはなぜか考えずにただ信じている

  ②「発問」を広く考えすぎている



□説明の三つの構成要素 

 ① 教材の内容の提示 

   - 学ぶべきものは何かを示す


 ② 教材の理解方法の提示

   - どういう順序でどういうふうに考えていけば分かるようになるか,分かり方を
    述べる


 ③ 教師の判断の提示

   - 何が正しいかを教える側が到達した結論



□説明を分かりやすくする第一歩

 → 三つの性質に分けてやる


一時間の授業全体は一つの説明と考えることもできる



     問題提示に始まり



方法提示



判断提示で終わる



□優れた説明の三つのポイント①

 問題提示 

 - 授業の内容の重要な所をかいつまんで示す


 = 判断提示と関係

ゼミ発表指導・「問題を立ててから発表するように…」



問題提示 ← 教材内容の把握  →  判断提示
衝撃的な提示が授業を生き生きとさせる



□優れた説明の三つのポイント②
    
 分かりやすい説明


 教師の説明しようとすることを子どもたちの身近なことと結びつける


 「たとえ話」「エピソード」



□優れた説明の三つのポイント③

 説明の「順序」と「重要さ」  
説明は学ぶ順序を示し,そのことによって学ぶ方法を示す要素がある


「説明」は学問の研究方法を示す


 文学作品の構造読み
事件の流れ(筋)

○冒頭

↓↑ (導入部)

○発端

↓↑ (展開部)

○山場の始まり

↑  (山場の部)

↓ ◎最高潮(クライマックス)

   ○結末
(終結部)

   ○終わり (構造表)


  
 説明は教師は教材研究の方法をモデルにする

  → 再構成する必要がある

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