(1)「論語人気」の意味するもの 加地伸行大阪大学名誉教授 (出典不明) ② (2)「健康神話にだまされるな」高田明和 角川ONEテーマ① 2008年 【再掲載 2012.5】 [読書記録 一般]
今回は、4月6日に続いて、加地伸行さんの
「『論語人気』の意味するもの」の紹介 2回目です。
もう一つ再掲載となりますが、高田明和さんの
「健康神話にだまされるな」を載せます。
振り回されないようにしなければと思います。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
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お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
(1)「論語人気」の意味するもの 加地伸行大阪大学名誉教授 (出典不明) ②
☆人間はことばに依って生きている
話をもどすと、苦いお母さんたちや学生は、人生経験が未熟である。
となると、ともすれば迷い、悩むことが多くなることであろう。
しかも、今は夫妻の核家族であり、親たち老人世代とは別居していることが多い。
当然、相談相手が少なく、迷いや悩みのストレスも多いのではあるまいか。
かと言って自暴自棄になるわけでもない。どこかにいい知恵はないかと出口を求めてい
ることであろう。
その際、友人とか先輩とかが良き相談相手であることは音うまでもない。
しかし、単なる技術的な悩みではなくて」心の悩みなのであるから、友人・先輩に話し
にくいところもある。
となると、なんとか自力で解決をということになるであろう。
しかし、かと言ってそう簡単に解決方法が見つかるわけでもない。
こういうような、独りで抱えこんでいる精神的悩みに対して、心を落ちつかせてくれる
ものと言えば、まずは音楽であろう、美術であろう。
情感的な慰めは人間の求めるものである。
しかし、それはやはり一時的なものにすぎない。心を本当に癒してくれるのは、やはり
(ことば)である。
ことば - この不思議なものは、人間を絶望的にもさせるし、希望を与えもする。
人間はことばに依って生きている。
そのことばの巨大な集積こそ古典なのである。
人間の長い歴史の中で、多くの人々によって読まれ受けつがれ、今も残っている古典こ
そ、人間の心の拠りどころである。依りどころなのである。
この古典にはさまざまなものがある。
人は自分の好みに従ってそれを選ぶ。
そして、ただ一度だけの通読に終ることなく、何度も何度も読むこととなる。
まさに座右の銘(番?)にまでになる。
そうした古典の中で、おそらく第一位は「論語」であろう。
その地位は微動だにしない。
今日のように、若いお母さんや学生が「論語」を読むという新現象よりもはるか昔から、
「論語」は古典中の古典、古典ナンバーワンとしての地位をすでに待ているのである。
この状況を今風に言えば、ベストセラー第一位ということであろう。
それも日本に限ったわけではない。
東北アジア(中国、朝鮮、日本)において第一位なのである。
世界的に言えば、世界のベス、トセラー第一位は、「論語」と「新約聖書」とであろう
と思う。
付け加えるとすれば、イスラム教のコーランも。
仏教関係においては、それらに相当するものは、残念ながら、ない。
例えば日本において、日本仏教共通のベストセラー経典はない。
若いお母さんや学生が「論語」を読むというのは、特殊な現象でもなんでもなくて、む
しろ自然なのではあるまいか。
人間として、まともということではあるまいか。
私など中国学関係者からすれば、こうした風潮はとても嬉しいことである。若い人も捨
てたものではない、という思いとなる。
このように見てくると、今の「論語」人気は、けっして突然のものでもなければ、特殊
なものでもないということだ。
むしろこれまでの日本人が読んできた古典をすなおに読み返しているとさえ言えるので
はあるまいか。
俗に言う「先祖帰り」のようにみえる。
(2)「健康神話にだまされるな」高田明和 角川ONEテーマ① 2008年 【再掲載 2012.5】
◇はじめに
極端を排していると,自分の体が次第に正しい方向を見つけてくれる
◇間違った情報に踊らされていませんか
□簡単に信じてはいけない
地域相関研究,症例対照研究
□メタアナリシスという手法
= 多くの研究結果をまとめて全体調査
□なぜ日本はコレステロール値に神経質なのか → 対心筋梗塞
世界 240mg/dl 日本220mg/dl
一方コレステロール値が高い人はガンになりにくい
□適度を守るという困難
食塩 - 減らしすぎると心筋梗塞,ガン危険性上昇
□健康指導の行きすぎがもたらす不幸
糖尿病と砂糖 → 適度の節酒なら病気にはならない
学問的にはコレステロールも食塩も砂糖もある程度摂った方がよいし,減らしすぎると
副作用として様々な病気になりやすくなり死亡率も増す
□「科学的研究」は万能ではない
□健康法を試す上での鉄則とは
・健康法とは統計・確率の問題
・生活を苦しくし,楽しみをなくすような健康法は間違っている
・すべてのことには長所,短所がある
・検査データを気にしすぎない
「太ってはいけませんよ」限界は非常に低く見積もってある
予備軍は未だ病気ではない
◇健康神話を検証する①
1 ビタミンEは寿命を延ばさない
アンチエイジングの仕組み
酸素摂取が多くなると活性酸素が大発生→老化
ビタミンC,Eの老化防止効果は?
βカロチンを摂った方が,肺ガン発症率が高かった
ビタミンEも死亡率とは関係ない
コンザイムQ10そのものの役割
心臓の力を高める+抗酸化
コンザイムQ10の効果は証明し切れていない
2 DHA,EPAは寿命を延ばさない
ガン予防には効果があるか?
3 牛乳は体に悪くない
4 ガンもどきは存在しない
ガンもどき説(慶大・近藤医師)
コレステロール値を下げるとガンによる死亡率が増す
血圧を下げてもガンによる死亡率は増す
ガン発症のメカニズムとは
幹細胞 = すべての細胞のもとになる
3つの特徴
①自己再生
②分裂して子孫細胞になる
③分裂を永久に続ける
∥
ガン細胞と同じ性質
ガンの自然消滅は起こりうること
5 コレステロール値が高い方が脳梗塞になりにくい
コレステロールの必要性
細胞膜をつくる重要な成分
高齢者の脳の健康にはコレステロールは不可欠
オランダ
「コレステロール値の低い人に認知症者が多い」
コレステロール値の高い人は認知症になりにくい
コレステロール値が低いとアルツハイマー病になりやすい
コレステロール不足は鬱病をもたらすことになる
= コレステロールの精神安定作用
「『論語人気』の意味するもの」の紹介 2回目です。
もう一つ再掲載となりますが、高田明和さんの
「健康神話にだまされるな」を載せます。
振り回されないようにしなければと思います。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
(1)「論語人気」の意味するもの 加地伸行大阪大学名誉教授 (出典不明) ②
☆人間はことばに依って生きている
話をもどすと、苦いお母さんたちや学生は、人生経験が未熟である。
となると、ともすれば迷い、悩むことが多くなることであろう。
しかも、今は夫妻の核家族であり、親たち老人世代とは別居していることが多い。
当然、相談相手が少なく、迷いや悩みのストレスも多いのではあるまいか。
かと言って自暴自棄になるわけでもない。どこかにいい知恵はないかと出口を求めてい
ることであろう。
その際、友人とか先輩とかが良き相談相手であることは音うまでもない。
しかし、単なる技術的な悩みではなくて」心の悩みなのであるから、友人・先輩に話し
にくいところもある。
となると、なんとか自力で解決をということになるであろう。
しかし、かと言ってそう簡単に解決方法が見つかるわけでもない。
こういうような、独りで抱えこんでいる精神的悩みに対して、心を落ちつかせてくれる
ものと言えば、まずは音楽であろう、美術であろう。
情感的な慰めは人間の求めるものである。
しかし、それはやはり一時的なものにすぎない。心を本当に癒してくれるのは、やはり
(ことば)である。
ことば - この不思議なものは、人間を絶望的にもさせるし、希望を与えもする。
人間はことばに依って生きている。
そのことばの巨大な集積こそ古典なのである。
人間の長い歴史の中で、多くの人々によって読まれ受けつがれ、今も残っている古典こ
そ、人間の心の拠りどころである。依りどころなのである。
この古典にはさまざまなものがある。
人は自分の好みに従ってそれを選ぶ。
そして、ただ一度だけの通読に終ることなく、何度も何度も読むこととなる。
まさに座右の銘(番?)にまでになる。
そうした古典の中で、おそらく第一位は「論語」であろう。
その地位は微動だにしない。
今日のように、若いお母さんや学生が「論語」を読むという新現象よりもはるか昔から、
「論語」は古典中の古典、古典ナンバーワンとしての地位をすでに待ているのである。
この状況を今風に言えば、ベストセラー第一位ということであろう。
それも日本に限ったわけではない。
東北アジア(中国、朝鮮、日本)において第一位なのである。
世界的に言えば、世界のベス、トセラー第一位は、「論語」と「新約聖書」とであろう
と思う。
付け加えるとすれば、イスラム教のコーランも。
仏教関係においては、それらに相当するものは、残念ながら、ない。
例えば日本において、日本仏教共通のベストセラー経典はない。
若いお母さんや学生が「論語」を読むというのは、特殊な現象でもなんでもなくて、む
しろ自然なのではあるまいか。
人間として、まともということではあるまいか。
私など中国学関係者からすれば、こうした風潮はとても嬉しいことである。若い人も捨
てたものではない、という思いとなる。
このように見てくると、今の「論語」人気は、けっして突然のものでもなければ、特殊
なものでもないということだ。
むしろこれまでの日本人が読んできた古典をすなおに読み返しているとさえ言えるので
はあるまいか。
俗に言う「先祖帰り」のようにみえる。
(2)「健康神話にだまされるな」高田明和 角川ONEテーマ① 2008年 【再掲載 2012.5】
◇はじめに
極端を排していると,自分の体が次第に正しい方向を見つけてくれる
◇間違った情報に踊らされていませんか
□簡単に信じてはいけない
地域相関研究,症例対照研究
□メタアナリシスという手法
= 多くの研究結果をまとめて全体調査
□なぜ日本はコレステロール値に神経質なのか → 対心筋梗塞
世界 240mg/dl 日本220mg/dl
一方コレステロール値が高い人はガンになりにくい
□適度を守るという困難
食塩 - 減らしすぎると心筋梗塞,ガン危険性上昇
□健康指導の行きすぎがもたらす不幸
糖尿病と砂糖 → 適度の節酒なら病気にはならない
学問的にはコレステロールも食塩も砂糖もある程度摂った方がよいし,減らしすぎると
副作用として様々な病気になりやすくなり死亡率も増す
□「科学的研究」は万能ではない
□健康法を試す上での鉄則とは
・健康法とは統計・確率の問題
・生活を苦しくし,楽しみをなくすような健康法は間違っている
・すべてのことには長所,短所がある
・検査データを気にしすぎない
「太ってはいけませんよ」限界は非常に低く見積もってある
予備軍は未だ病気ではない
◇健康神話を検証する①
1 ビタミンEは寿命を延ばさない
アンチエイジングの仕組み
酸素摂取が多くなると活性酸素が大発生→老化
ビタミンC,Eの老化防止効果は?
βカロチンを摂った方が,肺ガン発症率が高かった
ビタミンEも死亡率とは関係ない
コンザイムQ10そのものの役割
心臓の力を高める+抗酸化
コンザイムQ10の効果は証明し切れていない
2 DHA,EPAは寿命を延ばさない
ガン予防には効果があるか?
3 牛乳は体に悪くない
4 ガンもどきは存在しない
ガンもどき説(慶大・近藤医師)
コレステロール値を下げるとガンによる死亡率が増す
血圧を下げてもガンによる死亡率は増す
ガン発症のメカニズムとは
幹細胞 = すべての細胞のもとになる
3つの特徴
①自己再生
②分裂して子孫細胞になる
③分裂を永久に続ける
∥
ガン細胞と同じ性質
ガンの自然消滅は起こりうること
5 コレステロール値が高い方が脳梗塞になりにくい
コレステロールの必要性
細胞膜をつくる重要な成分
高齢者の脳の健康にはコレステロールは不可欠
オランダ
「コレステロール値の低い人に認知症者が多い」
コレステロール値の高い人は認知症になりにくい
コレステロール値が低いとアルツハイマー病になりやすい
コレステロール不足は鬱病をもたらすことになる
= コレステロールの精神安定作用
言葉はマジック
コレステロール制限医者からされて
絶対卵 魚卵食べてはイケませんと
言われて 2年本当に摂らなかったわっ
でも整形外科の先生が内科医の先生には
申し訳ないが整形外科医として言います
これ以上下げる必要はありません。
筋膜細胞を包むのはコレステロールですよ
そう言われて やっと卵食べることに
躊躇せず食べてます
今思えば 数値少し多いだけで
特別異常な程多く無かったのですっ
整形外科に救われたかなぁ
by みうさぎ (2020-04-09 12:03)
みうさぎさん ありがとうございます。
いろいろな見方ができるのですね。セカンドオピニオンの大切さを感じます。
by ハマコウ (2020-04-09 19:11)