「墓と葬式の見積もりをとってみた」神舘和典 新潮社 2015年 ②(後半) / 「図説 ふるさとの歴史シリーズ 浜松浜名湖周辺」上巻 郷土出版社 ②奈良平安時代以降【再掲載 2011.7】 [読書記録 一般]
☆学校休業中の子どもたちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
今回は、5月12日に続いて、神舘和典さんの
「墓と葬式の見積もりをとってみた」後半の紹介です。
17年ほど前の、父の葬儀は自宅で行いました。
当時、自宅葬儀、葬儀社などの貸しホールでの葬儀の割合は半々ぐらいでした。
それでも、お通夜は自宅で行う場合がほとんどでした。
今日までの間に状況が大きく変わり、
お通夜・葬儀ともに貸しホールで行うことが多くなりました。
葬儀社のコマーシャルも増え、広告も目立つようになりました。
これからは… と、本書が気に掛かったので読んだわけです。
出版社の案内には、
「幸い両親はまだ元気だ。しかし、だからこそ今のうちに『その時』の準備をしておきた
い。そう考えた著者は取材に出かけた。人気の樹木葬や、都心部の有名霊園に入るには
いくらかかるのか。散骨、宇宙葬、土葬の実態は。葬儀社の良し悪しはどこで見分ける
か。時に遺された人たちの死生観にしんみりし、時に『入棺体験』をして悲鳴を上げな
がら現代日本の『墓と葬式』事情をとことん掘り下げたハウツー・ノンフィクション。」
とあります。
「優良社と出合うチェックポイント」は、なるほどと思いました。
もう一つ、再掲載となりますが、
「図説ふるさとの歴史シリーズ 浜松浜名湖周辺」上巻②を載せます。
地域の歴史を知ることは楽しいことと感じています。
先日、委託した田植えが終わりました。
昨年は水が多く、苗が流されたのですが、今年は大丈夫そうです。
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☆「墓と葬式の見積もりをとってみた」神舘和典 新潮社 2015年 ②(後半)
◇お葬式の見積もりを取ってみた
□流れ
①逝去
②納棺 - 真宗には死に装束の発想はない
③菩提寺に連絡
④遺影選び
⑤喪主決定
⑥葬儀社選び
⑦葬儀の日時と場所を決定
⑧通夜の日時と場所を連絡
⑨通夜
⑩葬儀
⑪告別式
⑫出棺
⑬火葬
⑭骨上げ
⑮精進落とし
□優良社と出合うチェックポイント
①4~5社に資料と見積もりを請求
・すぐに電話に出るか
・応対がいいか
・HPが分かりやすいか
②届いた資料と見積書を確認する
・2日以内に届いたか
・パンフレットや見積もりが分かりやすいか
・パンフレットの各項目に写真があるか
・パッケージ選択肢が複数あるか
・見積書の明細が明確か
・食事や返礼品など人数で総額が変わる項目の価格も明記されているか
・セット項目とオプションの境界が明確か
・役所関係、相談問い合わせなどアフターサービスが充実しているか
・利用できる葬祭場や火葬場の料金が明記されているか
・オプションが豊富にあるか
・直葬や一日葬などのセットも用意されているか
③対面で
・服装は清潔か
・分かりやすく説明してくれるか
・過去の例を説明してくれるか
・低予算でもいやがらないか
・強引な勧誘はないか
・入金すればすぐに利用できるか
□死後の世界はどこにある?
鈴木ヒロミツさん
丹波哲郎さん
◇神舘和典(こうだてかずのり)
1962(昭和37)年
東京都出身
雑誌・書籍編集者を経てライター
幅広いジャンル
音楽に強い 「新書で入門 ジャスの鉄板50枚+α」
☆「図説 ふるさとの歴史シリーズ 浜松浜名湖周辺」上巻 郷土出版社 ②奈良平安時代以降【再掲載 2011.7】
<奈良平安時代>
◇古代国家と西遠
□王権 - 中央大豪族の勢力が脅かす
唐の制度 律令・明文法 律令格式により運営
近江令(668)飛鳥浄御原律令(689)大宝律令(701)
□律令制
① 公地公民制
班田収受法-条里制
西遠にも条里制が見られたが消えてしまった
方形地割 - 坪地名は各地に
② 人民に対する全国一律の賦課
租(稲)庸調(物産品)
雑徭(年60日以内 労働奉仕 兵役)
正倉院 天平12(740)年 「浜名郡輸祖帳」
◇郡家と軍団
□律令制
③ 行政機構整備
奈良平安 伊場・城山一続きに
郡家(ぐうけ)?「こおりのみやけ」地方役所 正倉有
西遠 古代6郡 敷智郡以外ははっきりせず
◇東海道と湖北の道
□伊場・城山近く
「栗原」駅
木簡 - 荷札付札 ~ 移動可能性
墨書土器 - 使用場所近く
□「延喜式」遠江国
猪鼻,栗原,口摩(引摩),横尾,初倉 5駅
駅家 ①公務出張役人のため人や荷を送り届ける
②駅使に給食や宿を提供すること
□弥生~古墳の遺跡・遺物
湖北路に顕著(官道)
橘逸勢
842年 伊豆配流途中遠江国板築駅で病のため落命
娘妙仲が近くに墓,庵 逸勢塚と橘神社
◇寺院と豪族
□浜松市和田町永田 木船神社 古い布目瓦
昭和29(1954)年区画整理でたくさんの布目瓦
軒先丸瓦 7世後半・県内最古
木船神社の北80Mに薬師堂 80㎝四方 50㎝高の礎石
= 木船廃寺
(この瓦と同じ版の布目瓦が20年ほど前浜北区の篠場瓦窯で見つかりました
= ハマコウ註)
□長田評 →702年長田郡
→729年 長田上→長上郡,長田下→長下郡
長田 = 永田
平野部政治文化中心地
平安時代・蒲氏 大蒲町光禅寺大日如来 - もと蒲氏の氏寺
□平安後期 (11世紀)
山岳寺院
大知波峠廃寺
三ヶ日町只木 幡教廃寺
引佐町奥山 新羅堂 → 真言密教の道場
◇水辺の祭り
□遠江国敷智郡の郡家 + 東海道栗原駅 = 伊場遺跡
□大溝跡 - 河跡 杭列・階段に出土品集中(木製土製模造品)
木製模造品 斎串(ゆぐし),人形,馬形,舟形 絵馬も
土製模造品 陶馬(灰)土馬(素焼き)ミニチュア容器類,丸玉
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水霊に献じて晴雨・豊作祈願 牛馬の健康祈願
木製模造品 京都奈良と共通 大祓の行事 律令制との関連
◇古代の天竜川と災害
門村浩(地理)
Ⅰ 積志・大瀬町~中田・丸塚町
Ⅱ その西側(現馬込川沿い) 奈良時代
Ⅲ 笠井・大島町~市野・天王町~和田・飯田町
Ⅳ その東側 貴平・白鳥町~中野町
『続日本紀』
718年5月25日 地震で山が崩れ麁玉川が塞がれる
敷智・長下・石田(いわた)民家170戸水没
761年7月19日 荒玉川の堤900m決壊し修築
303700人の動員 = 天宝堤
1171年 平安時代末 磐田原台地の下を流れていた→その後西に
以下略
>続きは「図説ふるさとの歴史シリーズ 浜松浜名湖周辺」上巻 ② へ
今日もいっぱい勉強になりました。
2011年の記事も読ませていただきました。
by HOLDON (2020-05-16 08:27)
HOLDONさん 励ましの言葉をありがとうございます。
どの本にも価値あることが書かれていますが、どうしても忘れてしまいます。記事にすることで、また思い出すことができる、よい機会となっております。
by ハマコウ (2020-05-16 12:17)