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学年はじめの三日間 ② / 「浜松の子どもの幸せと教職員」藤原文雄(国立教育政策研究所総括研究官)講演会 H23.8.12 於:浜北文化センター【再掲載 2011.8】 [読書記録 教育]

今回は、6月14日に続いて、わたしの教育ノートから、
「学年はじめの三日間」2回目の紹介です。



もうすぐ七月。あわただしい学年はじめですが、もう夏休みも迫っています。
新年度が始まってもう2か月半。


こんなことをやったなあという思い出はありませんか。
学級開きの三日間、一週間、特に力を込めて指導にあたります。






もう一つ、再掲載となりますが、藤原文雄さんの、
「浜松の子どもの幸せと教職員」講演会の要約を載せます。
9年前の夏に行われた講演会で予想した10年後の教育現場。
当たっていると思われますか?





◇子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」








<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

浜松ジオラマファクトリー






☆学年はじめの三日間 ②

◇学級のルール
  
 生まれて消えるもの



 黒板のはしに書いておく

  守れるようになったか話し合い,守れるようなったら消す


 「ルールは子どもたちの中から生まれるもの。そして,それはみんなで気をつけあって
  守るもの」





◇最初の三日間(中学年)
  
 第一日目を感動の日に  

  ・名簿なし呼名

・担任自己紹介

・教育理念の宣誓(所信表明)

・明日の予告(30秒スピーチ)

・ゲーム形式の下校指導(ジャンケン)
  

 第二日目を組織作りの日

  ・朝の会帰りの会の司会

・座席と班

・学級目標

・当番と日直
  

 ルールと文化を創り始める三日間

  ・係活動

・学級活動







◇最初の三日間
  
□一日目  出会い  
   
 ① 簡単な挨拶 抱負を述べる

 
 ② 全員の名前を読み上げる

   
 ③ 教室・靴箱の確認と翌日の持ち物を伝える


 
□二日目  ルール確認(生活)

 ① 座席,ロッカー,靴箱の確定


 ② 学習用具-常備-小物セット


 ③ 係,当番,日直を決める

 
 ④ 生活上のルールについて質疑応答



□事前準備

 A 授業用板磁石の名札


B 机上用厚紙で作った名札
  三角形 利用 
 
   ア 授業参観,保護者会


イ 助勤用


ウ 展示の時


   エ 討議の時

  
 ※常備  小物セット(セロテープ ホチキス はつみ 糊)
      三点セット「折り紙」「自由帳」「読書用本一冊」
  
 ※ 細かな決めごとを模造紙に
  


□三日目  ルール確認(学習)
 
 ① 登校前に机上に一冊ずつ本を置いておく



  第一ルール「本を手元に置く」隙間時間にどんどん



   
 ② 漢字・計算前年度実態調査

  ノートの使い方


定規 赤鉛筆の利用 チェック






















☆「浜松の子どもの幸せと教職員」藤原文雄(国立教育政策研究所総括研究官)講演会 H23.8.12 於:浜北文化センター【再掲載 2011.8】


□今後十年間で1/3の教職員が入れ替わる(全国的に)

 ピンチ 
   ベテランの持つ「実践知」 = 場数が重要


 幸せとは何か 
  = 「自分が納得できること」

  教師の幸せ = 子どもの幸せ



□他の先進国の教職員も日本と同様の年齢構成

 ピンチだが、ピンチはチャンスでもある
「新しい学校像」をつくるチャンス

子どもに近い文化をもつ若手教職員

→ 例えば電子機器の活用(=学びのイノベーション)



□「新しい学校像」

 3.11 大地震によって改めて学校の存在に焦点

「学校 = 地域のコミュニティの核」を再確認



       地域コミュニティの大切さ


 幸せとは何か
  「自分らしく 生きる 納得する」



「誰かの役に立つこと」も幸せの一つ


 社会を知ることの大切さ = 「働くことの厳しさ」+「役に立つ喜び」



□東井義雄さんの「村を育てる学力」(←→「村を捨てる学力」)

 東井義雄さんの指摘  

  →  度を過ぎる立身出世主義はよいのか?

(「出自」主義 → 「成績」主義に良い面も…)


 一方では、「日本の生命線は理数系」(国家的観点から重要)
商社が欲しいのは「とんがった人」石力



 今一度、「村を育てる学力」

  → 外に出る子にも村のよさが命の根っこになる

外に出ると根が問われる

   = 子どもたちに≪共同体感覚≫を植え付けたい


 今後、問題化するのは「資源不足」と「食糧不足」



「地域で生きる」ことの大切さを伝えたい



□パワーをもらうのは…「すごい人に会うこと」

 四万十ドラマ㈱ 
  ・新聞バック ・四万十ヒノキ

自分らしく生きるオーラ

農工業

環境を大切にする



 遠州夢倶楽部  
  ・三方原ポテトチップス

農工業 環境を大切に(くるみ作業所の協力)

地域間の人とのネットワーク

人とつながる力

独り勝ちしない(関係者皆が少しずつ儲ける)

  = 不幸を生まない

若干の割高感は納得してもらえる

           ↓
「社会的企業」ソーシャル・ビジネス

             ↓

 「のびゆく浜松」に現代の偉人の紹介があってもよい
 
        「現代の覚者たち」



□学校は人をつなぐ強みをもっている

 学校の3つの役割

  ① 子どもが学ぶ場  
  
     自身の知力・役立つ→考える力

ネットワーク力


   
  ② 大人の学び場   

     教員自身が学ぶ 

社会参加の場



   
  ③ 地域作りの核   

     防災拠点 絆づくり

老人の健康

独居老人へ学校給食の提供も



  まずは、中学校区で包まれ感・自己肯定感を!



  次に高校で … (今後の核は専門高校)

      城北工業と浜商でビジネスモデル



  小規模産業をたくさんつくる



□地震が教えてくれたこと

 地域主権  
 
  → 地域住民が自分で決めて自分で責任



□町の活性化のために必要なもの

バカ者 + 若者 + よそ者


◎現役教師がそれぞれ考えると 幸福になれる…


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