教育技術「体育」⑧ / 「シリーズ授業 7 体育」岩波書店 後半 1991年【再掲載 2012.2】 [読書記録 教育]
今回は、7月2日に続いて、わたしの教育ノートから
キーワード「教育技術-体育」の紹介 8回目です。
ただ、出典が不明であり、古い教育指導要領のもとの要約であることを御承知願います。
もう扱われていないゲームもあり、当時を懐かしく思い出します。
もう一つ、再掲載となりますが、岩波書店の
「シリーズ授業 7 体育」後半 を載せます。
著名な方が体育の授業を見ての感想等を欠かれています。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育技術「体育」⑧
◇学年目標
1・2学年 基本の運動及びゲームを楽しくできるようにする
3・4学年 各種の運動を楽しくできるようにすると共にその特性に応じた技能を身 に付ける
5・6学年 各種の運動の楽しさや喜びを味わうことができるようにすると共にその特 性に応じた技能を身に付ける。
◇学年別内容の改善点
第1・2学年
A 基本の運動
①「歩・走・跳」 → 「走・跳」
②「固定施設や器具・用具を使っての運動」
→ 「器具・器械を使っての運動」
「用具を操作する運動
③各種 「他人との競争」「いろいろな課題への取り組み」
B ゲーム
①「リレー遊び」ほ除いて,「ボール遊び」と「オニ遊び」に精選
リレーを走の運動で
第3・4学年
A 基本の運動
B ゲーム
①リレー及びドッジボールを除いて,従前のラインサッカーにポートボールとハン
ドベースボールを加えた。
②「ポートボール」「ラインサッカー」「ハンドベースボール」を両学年で扱っても
よいし,どちらかの学年で扱ってもよいように明示した。
C 器械運動
①各種技能 → 技
②連続技 → 「繰り返し」と「組み合わせ」に
③跳び箱「腕立て跳び越し」→「支持跳び越し」
D 水泳
①「逆飛び込み」削除
②提示した「ある程度続けて泳ぐことができるようにする」
「ある程度」→息継ぎ
E 表現運動
①フォークダンスを加えた
②「…の感じ」を改めた
第5・6学年
A 体操
①リズミカル タイミング 素早い → 「巧みな動き」
②柔軟性を高める動きを加えた
B 器械運動 (第3・4学年に同じ)
C 陸上運動 走り幅,走り高跳びを両学年でもどちらかでも
D 水泳 (第3・4学年に同じ ②を除く)
E ボール運動
①ソフトボールを加えて指導できるように改めた
F 表現運動 (第3・4学年に同じ)
G 保健
①「体の発育」を「体の発育」と「心の発達」
☆「シリーズ授業 7 体育」岩波書店 後半 1991年【再掲載 2012.2】
◇「マット運動-側転」の授業を批評する 高橋研一(角田市立角田小学校)
□側転と逆さ感覚
「倒立・手足の付け方・ゴム越え・全体」
倒立-逆さ感覚
子供たちが喜んで挑戦している
= ステップがはっきりしていてステップの課題ができた所で何とも喜びがある
側転 = 倒立系 倒立四分の一ひねり
□体の中の流動性
倒立よりも補助倒立を = 力ではない
□手で大地と話す
高ばいのたいせつさ
倒立補助 - 腰を支える
頭を上げずに
できない子は床と喧嘩している
「地面にこんにちは」
余韻がある授業
一時間が共有できる授業
◇マット運動・側転 高橋研一
①ロール系 (前転・後転)
②スプリング系 (側転、前方回転)
壁倒立の練習 = 壁を背に向けて、足から上がっていく
倒立から側転へ(P124)
片足ずつ上がり片足ずつ静かにおろす
◇新しい体育の授業 中森孜郎(宮城教育大学)
(1)からだ育ての体育
野口三千三 「野口体操」
(2)基本の運動とは何か
1977年~「基本の運動」基礎基本の問い直し
歩く・走る・跳ぶ・投げる・押す・引く
「新しい体操」(自然運動)
(3)「箱跳び」の授業について
斎藤喜博『展開の核』
(4)「側転」の指導について
(5)グループ学習の問題点
(6)言葉と身体
・日本の教育=競争原理と序列主義、効率主義と管理主義
・生活綴り方的教育方法
「言葉が生まれるような体育でなければならない」
◇からだとこころの自在をもとめて 竹内敏晴(南山短期大学・演劇人間関係学)
・鳥が飛ぶイメージ 「鶴が飛ぶ」と「鶴が飛び立つ」
・「走る」と「跳ぶ」
日本の子供 … 膝を曲げ足首を使ってぺたぺたと歩く
ヨーロッパの子供 … 一足ごとに高く弾んで大股に走っていく
・「からだとこころのレッスン」
・「虎の飛び込み」→「虎になれ!」
身体の動きに信頼して任せる
・全教科の基礎としての体育
1 他と統合されたものとしての体育
2 体育はスポーツ科ではなくもっと幅の広いもの
ことば(国語)
歌とリズム(音楽) それぞれの表現能力
走ること・踊ること(体育)
※ 体育は「からだ育て」
体育座りは× 1960~1970急増
理由「子供たちの心を縮めさせている」
◇体育と笛 河合隼雄
・笛を吹くことの意味
「絶対的」と言っていい笛の力
・管理と表現の関係
選手が自由な動きをもっと効果的にしっかり体験できるための「枠」の明示のため
に笛が吹かれる
・「み」の教育
「み」…みども、みうち、みにしみる
「離人神経症」み全体に行き渡る教育を!
誰のための笛か
「統制」や「秩序」のための笛
◇からだを動かすものは何か 佐伯胖(ゆたか)
イメージについて ことばとわざ ものにむかうからだ
キーワード「教育技術-体育」の紹介 8回目です。
ただ、出典が不明であり、古い教育指導要領のもとの要約であることを御承知願います。
もう扱われていないゲームもあり、当時を懐かしく思い出します。
もう一つ、再掲載となりますが、岩波書店の
「シリーズ授業 7 体育」後半 を載せます。
著名な方が体育の授業を見ての感想等を欠かれています。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育技術「体育」⑧
◇学年目標
1・2学年 基本の運動及びゲームを楽しくできるようにする
3・4学年 各種の運動を楽しくできるようにすると共にその特性に応じた技能を身 に付ける
5・6学年 各種の運動の楽しさや喜びを味わうことができるようにすると共にその特 性に応じた技能を身に付ける。
◇学年別内容の改善点
第1・2学年
A 基本の運動
①「歩・走・跳」 → 「走・跳」
②「固定施設や器具・用具を使っての運動」
→ 「器具・器械を使っての運動」
「用具を操作する運動
③各種 「他人との競争」「いろいろな課題への取り組み」
B ゲーム
①「リレー遊び」ほ除いて,「ボール遊び」と「オニ遊び」に精選
リレーを走の運動で
第3・4学年
A 基本の運動
B ゲーム
①リレー及びドッジボールを除いて,従前のラインサッカーにポートボールとハン
ドベースボールを加えた。
②「ポートボール」「ラインサッカー」「ハンドベースボール」を両学年で扱っても
よいし,どちらかの学年で扱ってもよいように明示した。
C 器械運動
①各種技能 → 技
②連続技 → 「繰り返し」と「組み合わせ」に
③跳び箱「腕立て跳び越し」→「支持跳び越し」
D 水泳
①「逆飛び込み」削除
②提示した「ある程度続けて泳ぐことができるようにする」
「ある程度」→息継ぎ
E 表現運動
①フォークダンスを加えた
②「…の感じ」を改めた
第5・6学年
A 体操
①リズミカル タイミング 素早い → 「巧みな動き」
②柔軟性を高める動きを加えた
B 器械運動 (第3・4学年に同じ)
C 陸上運動 走り幅,走り高跳びを両学年でもどちらかでも
D 水泳 (第3・4学年に同じ ②を除く)
E ボール運動
①ソフトボールを加えて指導できるように改めた
F 表現運動 (第3・4学年に同じ)
G 保健
①「体の発育」を「体の発育」と「心の発達」
☆「シリーズ授業 7 体育」岩波書店 後半 1991年【再掲載 2012.2】
◇「マット運動-側転」の授業を批評する 高橋研一(角田市立角田小学校)
□側転と逆さ感覚
「倒立・手足の付け方・ゴム越え・全体」
倒立-逆さ感覚
子供たちが喜んで挑戦している
= ステップがはっきりしていてステップの課題ができた所で何とも喜びがある
側転 = 倒立系 倒立四分の一ひねり
□体の中の流動性
倒立よりも補助倒立を = 力ではない
□手で大地と話す
高ばいのたいせつさ
倒立補助 - 腰を支える
頭を上げずに
できない子は床と喧嘩している
「地面にこんにちは」
余韻がある授業
一時間が共有できる授業
◇マット運動・側転 高橋研一
①ロール系 (前転・後転)
②スプリング系 (側転、前方回転)
壁倒立の練習 = 壁を背に向けて、足から上がっていく
倒立から側転へ(P124)
片足ずつ上がり片足ずつ静かにおろす
◇新しい体育の授業 中森孜郎(宮城教育大学)
(1)からだ育ての体育
野口三千三 「野口体操」
(2)基本の運動とは何か
1977年~「基本の運動」基礎基本の問い直し
歩く・走る・跳ぶ・投げる・押す・引く
「新しい体操」(自然運動)
(3)「箱跳び」の授業について
斎藤喜博『展開の核』
(4)「側転」の指導について
(5)グループ学習の問題点
(6)言葉と身体
・日本の教育=競争原理と序列主義、効率主義と管理主義
・生活綴り方的教育方法
「言葉が生まれるような体育でなければならない」
◇からだとこころの自在をもとめて 竹内敏晴(南山短期大学・演劇人間関係学)
・鳥が飛ぶイメージ 「鶴が飛ぶ」と「鶴が飛び立つ」
・「走る」と「跳ぶ」
日本の子供 … 膝を曲げ足首を使ってぺたぺたと歩く
ヨーロッパの子供 … 一足ごとに高く弾んで大股に走っていく
・「からだとこころのレッスン」
・「虎の飛び込み」→「虎になれ!」
身体の動きに信頼して任せる
・全教科の基礎としての体育
1 他と統合されたものとしての体育
2 体育はスポーツ科ではなくもっと幅の広いもの
ことば(国語)
歌とリズム(音楽) それぞれの表現能力
走ること・踊ること(体育)
※ 体育は「からだ育て」
体育座りは× 1960~1970急増
理由「子供たちの心を縮めさせている」
◇体育と笛 河合隼雄
・笛を吹くことの意味
「絶対的」と言っていい笛の力
・管理と表現の関係
選手が自由な動きをもっと効果的にしっかり体験できるための「枠」の明示のため
に笛が吹かれる
・「み」の教育
「み」…みども、みうち、みにしみる
「離人神経症」み全体に行き渡る教育を!
誰のための笛か
「統制」や「秩序」のための笛
◇からだを動かすものは何か 佐伯胖(ゆたか)
イメージについて ことばとわざ ものにむかうからだ
運動が本当に苦手で体育が嫌いな私でしたがダンス系は好きでした。
運動会や発表会などでみんなで一緒に踊る、ダンス。
鉄棒、球技、ハードルなど道具を使った運動はおしなべて苦手でした^^;
運動そのものが苦手だったのはもちろんあるのですが、「みんなに見られている」という緊張も自分には苦手だったと思います。
今でも、お客様と喋っているところを他のスタッフに見られたり聞かれたりするのは苦手です。
(例えば、保護者懇談なんかで保護者と話しているのを聞かれたり…とか)
端的に言えば「自意識過剰」なのでしょうけどね…^^;
でも子供にもそういうのがあるっていうことを、大人にわかってほしいなと思うときはありました。
by ミケシマ (2020-07-06 00:10)
ミケシマさん ありがとうございます。
運動会が楽しいと思う子ばかりではありません。苦手で嫌だと思っている子もいると理解していなくてはなりませんね。
by ハマコウ (2020-07-06 04:12)