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「やきものの話」神崎宣武 さ・え・ら書房 1982年 ② / 調査報告『学力格差の実態』」志水宏吉 伊佐夏実 知念渡 芝野淳一 岩波ブックレット№900 2014年 ①【再掲載 2017.7】 [読書記録 一般]

今回は、10月18日に続いて、神崎宣武さんの
「やきものの話」の紹介 2回目です。


やきものについて、よくわかりました。
分かりやすく書かれている本です。



出版社の案内には、

「やきものは,食器など日常生活に多く使われています。縄文のむかしから,どのように
 して進歩したかを,わかりやすく解説。」


とあります。





今回紹介分で強く印象に残った言葉は…

・「日本のやきものの始まりは素焼きのなべ」


・「弥生時代  アワ・米 煮る調理法が盛んになった」


・「素焼き土器を上手に使う工夫は使い始めに肉を炊くこと。
          (隙間をふさぎざらつきを弱める) 」


・「1000~1600年前  1000℃以上の高温 土師器 須恵器」





もう一つ、再掲載となりますが、
志水宏吉さん、伊佐夏実さん、知念渡さん、 芝野淳一さんによる、
岩波ブックレット『学力格差の実態』①を載せます。
学力格差があるのかどうか、
度売れば格差を減少させられるのか、
24年間にわたり追跡調査した報告です。
大変勉強になりました。






<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「やきものの話」神崎宣武 さ・え・ら書房 1982年 ②

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◇日本のやきものの始まりは素焼きのなべ
   
□30~40年前まで 鉄の鋳物鍋(江戸時代から)



それ以前は素焼きの土器
   


□日本人

 ヒエ アワ 米 → 炊く(東南アジアのみ) 


 粘りけがありおいしい

煮炊きには鍋釜が必要


 縄文時代から煮る(炊く)料理法とその土器



弥生時代  アワ・米 煮る調理法が盛んになった



  蒸す料理法






◇素焼き土器を使う工夫

□素焼き土器 … 割れやすく水がしみ出る 表面ざらざら

 = 900℃では焼き固まりが不完全



 上手に使う工夫 = 使い始めに肉を炊く
          (隙間をふさぎざらつきを弱める) 


 焼く前の工夫
乾き始めのとき丸いつやのある石で磨く
 
   → ざらつきが少なく丈夫になる






◇陶器の始まりと窯の発達

□1000~1600年前  

 1000℃以上の高温
土師器 須恵器



火に強い粘土や石


 穴窯  半地下式

 登り窯 瀬戸、常滑、信楽、立杭(兵庫県)、備前
         (室町~江戸)
       


 本焼き陶器
   粘土の粒が溶けあいぴったりとくっつき土とは別のガラスに似た固い物質になる
                               (水を通さない)
    





◇ロクロのはなし

□日本のロクロ  木製(ケヤキ)

 手ロクロ と 蹴ロクロ


ロクロで器を作ること 「ひく」


















☆「調査報告『学力格差の実態』」志水宏吉 伊佐夏実 知念渡 芝野淳一 岩波ブックレット№900 ① 2014年【再掲載 2017.7】

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Ⅰ 学力格差の時代


※2013年11月 大阪府内公立小中学校 小5・中2学力調査のデータに基づいて
      
  2003年「ゆとり教育路線」 → 「確かな学力向上路線」   

 

1 調査の契機

◇「調査報告学力低下の実態」№578 2002年<岩波ブックレット№578 >


□小中学力の「ふたコブらくだ化」

①2001 学力調査

   → 1989年の調査と同じ対象校・学年を比較

      


②2001年と1989年を比較すると…              

・平均点は軒並みダウン → 学力格差の拡大
           
  ※ 一団だったマラソン集団が第1集団と第2集団に…   




③2013年 2001年の12年後 今日  

  3回の調査年はいずれもへび年




(1)1989年 メインテーマ「同和地区の低学力」
  
  中田睦夫(大教大)府内小学校25校・中学校14校の調査
池田寛(大阪大) 小学校5年生・中学校2年生

「国算数英+生活アンケート」

      

(2)2001年 メインテーマ「学力低下」
 
  苅谷剛彦(東大) 上記のうち小学校16校・中学校11校の調査
志水宏吉(東大) 小学校5年・中学校2年

「国算数と生活アンケート」



(3)2013年 メインテーマ「学力格差」

  志水宏吉(大阪大)第1回調査と同小学校25校・中学校14校
高田一宏(大阪大)小学校5年・中学校2年

「国算数と生活アンケート」


 




2 調査の社会的背景

□第1回 1989年 
    
 「ゆとり教育路線」が強化される直前

同和地区の子どもたちの学力問題が課題の一つ
   


□第2回 2001年 
  
 「ゆとり教育路線」下 学力低下の危機感が社会に
    
          |

  2003~ 文科省「確かな学力向上」       



□第3回 2013年 
 
  12年間 「確かな学力向上路線」期間

  2003~ 3年おき PISA調査

  2007~ 学習状況調査 学力テスト



 地域・家庭・学校一体となった学力向上運動

 





3 今回の調査の概

□対象校とサンプル特性

 中学校14校は同和教育推進校
 
 世帯収入      
  ~300万 300~600 600~900 900~  ~高校 専門・短大 大学~

対象校 23.5 46.1 22.9 7.5 49.5 40.2 10.3

全国 15.0 41.5 28.5 15.1 44.1 42.0 14.0

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