「やきものの話」神崎宣武 さ・え・ら書房 1982年 ③ / 「英語化は愚民化」施光恒 集英社新書2015年 ①(前半)【再掲載 2016.3】 [読書記録 一般]
今回は、わたしの教育ノートから、10月23日に続いて、神崎宣武さんの
「やきものの話」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「やきものは,食器など日常生活に多く使われています。縄文のむかしから,どのように
して進歩したかを,わかりやすく解説。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「陶器 VS 漆器 陶器は値段が安く手に入りやすい(手間がかからない)」
・「自然釉 … 高温で焼けた表面に燃料のまきの燃えかすや灰がくっついて粘土の中の
長石と溶けあいガラス質に変化する」
・「秀吉の挑戦との戦争の目的は ①領地 ②やきもの技術」
・「陶器…土物 磁器…石物」
もう一つ、再掲載となりますが、施光恒さんの
「英語化は愚民化①(前半)を載せます。
小学校でも外国語が教科化されましたが、いろいろと考えます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「やきものの話」神崎宣武 さ・え・ら書房 1982年 ③
◇やきもの職人の登場
□素焼き土器 → 陶器
素人可
男性専門職
商品
粘土を掘る人、ロクロびきする人、窯焼きの人、売り歩く人
陶器 VS 漆器
陶器は値段が安く手に入りやすい(手間がかからない)
陶器
最初は つぼ 種籾保存用、ドブロク
かめ 飲料水の貯蔵
※ 大きなつぼとかめはロクロではなくひもづくり
◇うわぐすりのはなし
□上ぐすり
… 長石の粉を水で溶いたもの
高温で焼くと溶けてガラスのような膜を作る
自然釉
… 高温で焼けた表面に燃料のまきの燃えかすや灰がくっついて粘土の中の長石と溶け
あいガラス質に変化する
∥
自然釉がない部分より強く全く水がしみない
↓
器の表面をガラス質にかえる方法 = 上薬の開発
※ 自然釉は鎌倉時代初めから
◇やきもの戦争
□秀吉
文禄・慶長の役 → 朝鮮に30万人の兵 (やきもの戦争)
1592 1597
戦争の目的
① 領地
② やきもの技術
|
※大名 朝鮮のやきもの師を日本に連れてきた
萩(山口)上野(福岡)有田(佐賀)平戸(長崎)苗代川(鹿児島)
◇磁器とはどんなもの
□大名の目的 … 陶器よりも磁器
磁器
… 固くて薄くて白くつやつやし青や赤の細かな絵がかかれている。チーンとガラスに
似た高い音がする。原料は石(陶石)。
陶器
… 土物
磁器
… 石物
☆「英語化は愚民化」施光恒 集英社新書2015年 ①(前半)【再掲載 2016.3】
◇日本を覆う「英語化」政策
□英語化政策は愚民化政策
安倍政権 - 英語化
三木谷浩史
□加速する英語偏重教育政策
□「大学授業の5割を英語で」の衝撃
□スーパーグローバル大学という虚妄
□財界が要請する「グローバル人材」の育成
□高まる英語化への懸念
◇グローバル化・英語化は歴史の必然なのか
□日本語が「国語」の地位を失う危機
□グローバル化 = 英語化 = 進歩なのか?
□「グローバル化」という現代のドグマ
近代社会の基礎を揺るがすグローバル化
□ラテン語が庶民を知的世界から排除していた
宗教改革と「土着語」への聖書翻訳
「土着語」による者が革命を起こした
庶民の知的世界を広げた翻訳と土着化
「普遍語」(英語)の偏重は中間層を愚民化する
◇翻訳と土着化がつくった近代日本
□森有礼の「日本語廃止論」
← 外国人から上がった「英語公用化」反対論
□イエール大学
ホイットニー
□まず母国語を豊かにせよ!
□日本語による「文明開化」を信じた福沢諭吉
森有礼に反旗
□英語化の罠を見抜いていた馬場辰猪
◎ 英語を公用化すれば国の重要問題を論じることができるのが一握りの有閑階級に限
られてしまう
↓
◎ 英語の公用語化が社会を分断し格差を固定化する
◎ 国民の一体感が失われてしまう
□インド
学術用語翻訳の苦心惨憺
□大槻文彦の「言海」への想い
- 国語辞書は近代国家存立の基礎
□「邦語教育」こそ国民精神の独立の要
- 早稲田大学建学の理念
□明治近代化成功の鍵は日本語の発展にある
学生の英語力低下を社会の進歩と見た漱石
□外国人教師 → 日本人教師
英語による教育は「屈辱」
◇グローバル化・英語化は民主的なのか?
□EUで上がる疑問の声
民主主義の機能不全をもたらしたブリュッセル体制
□グローバル言語が損なう民主的正統性
「ネイション」に根ざした自由民主主義
□民主主義の前提条件としての連帯意識
日常の言葉で政治を論じることの大切さ
言語の分断が格差をもたらす
福祉政策にも連帯意識が必要
自由そのものも言語が基礎
グローバル化が自由民主主義を破壊する
「やきものの話」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「やきものは,食器など日常生活に多く使われています。縄文のむかしから,どのように
して進歩したかを,わかりやすく解説。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「陶器 VS 漆器 陶器は値段が安く手に入りやすい(手間がかからない)」
・「自然釉 … 高温で焼けた表面に燃料のまきの燃えかすや灰がくっついて粘土の中の
長石と溶けあいガラス質に変化する」
・「秀吉の挑戦との戦争の目的は ①領地 ②やきもの技術」
・「陶器…土物 磁器…石物」
もう一つ、再掲載となりますが、施光恒さんの
「英語化は愚民化①(前半)を載せます。
小学校でも外国語が教科化されましたが、いろいろと考えます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「やきものの話」神崎宣武 さ・え・ら書房 1982年 ③
◇やきもの職人の登場
□素焼き土器 → 陶器
素人可
男性専門職
商品
粘土を掘る人、ロクロびきする人、窯焼きの人、売り歩く人
陶器 VS 漆器
陶器は値段が安く手に入りやすい(手間がかからない)
陶器
最初は つぼ 種籾保存用、ドブロク
かめ 飲料水の貯蔵
※ 大きなつぼとかめはロクロではなくひもづくり
◇うわぐすりのはなし
□上ぐすり
… 長石の粉を水で溶いたもの
高温で焼くと溶けてガラスのような膜を作る
自然釉
… 高温で焼けた表面に燃料のまきの燃えかすや灰がくっついて粘土の中の長石と溶け
あいガラス質に変化する
∥
自然釉がない部分より強く全く水がしみない
↓
器の表面をガラス質にかえる方法 = 上薬の開発
※ 自然釉は鎌倉時代初めから
◇やきもの戦争
□秀吉
文禄・慶長の役 → 朝鮮に30万人の兵 (やきもの戦争)
1592 1597
戦争の目的
① 領地
② やきもの技術
|
※大名 朝鮮のやきもの師を日本に連れてきた
萩(山口)上野(福岡)有田(佐賀)平戸(長崎)苗代川(鹿児島)
◇磁器とはどんなもの
□大名の目的 … 陶器よりも磁器
磁器
… 固くて薄くて白くつやつやし青や赤の細かな絵がかかれている。チーンとガラスに
似た高い音がする。原料は石(陶石)。
陶器
… 土物
磁器
… 石物
☆「英語化は愚民化」施光恒 集英社新書2015年 ①(前半)【再掲載 2016.3】
◇日本を覆う「英語化」政策
□英語化政策は愚民化政策
安倍政権 - 英語化
三木谷浩史
□加速する英語偏重教育政策
□「大学授業の5割を英語で」の衝撃
□スーパーグローバル大学という虚妄
□財界が要請する「グローバル人材」の育成
□高まる英語化への懸念
◇グローバル化・英語化は歴史の必然なのか
□日本語が「国語」の地位を失う危機
□グローバル化 = 英語化 = 進歩なのか?
□「グローバル化」という現代のドグマ
近代社会の基礎を揺るがすグローバル化
□ラテン語が庶民を知的世界から排除していた
宗教改革と「土着語」への聖書翻訳
「土着語」による者が革命を起こした
庶民の知的世界を広げた翻訳と土着化
「普遍語」(英語)の偏重は中間層を愚民化する
◇翻訳と土着化がつくった近代日本
□森有礼の「日本語廃止論」
← 外国人から上がった「英語公用化」反対論
□イエール大学
ホイットニー
□まず母国語を豊かにせよ!
□日本語による「文明開化」を信じた福沢諭吉
森有礼に反旗
□英語化の罠を見抜いていた馬場辰猪
◎ 英語を公用化すれば国の重要問題を論じることができるのが一握りの有閑階級に限
られてしまう
↓
◎ 英語の公用語化が社会を分断し格差を固定化する
◎ 国民の一体感が失われてしまう
□インド
学術用語翻訳の苦心惨憺
□大槻文彦の「言海」への想い
- 国語辞書は近代国家存立の基礎
□「邦語教育」こそ国民精神の独立の要
- 早稲田大学建学の理念
□明治近代化成功の鍵は日本語の発展にある
学生の英語力低下を社会の進歩と見た漱石
□外国人教師 → 日本人教師
英語による教育は「屈辱」
◇グローバル化・英語化は民主的なのか?
□EUで上がる疑問の声
民主主義の機能不全をもたらしたブリュッセル体制
□グローバル言語が損なう民主的正統性
「ネイション」に根ざした自由民主主義
□民主主義の前提条件としての連帯意識
日常の言葉で政治を論じることの大切さ
言語の分断が格差をもたらす
福祉政策にも連帯意識が必要
自由そのものも言語が基礎
グローバル化が自由民主主義を破壊する
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