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「学校のあたりまえをやめた」工藤勇一 時事通信社 2018年 ③ / 読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」23 「信じる勇気が湧いてくる本」遠藤周作 祥伝社 2002年 ③【再掲載 2014.10】 [読書記録 教育]

今回は、3月13日に続いて、工藤勇一さんの
「学校のあたりまえをやめた」の紹介 3回目です。



出版社の案内には


「『みんな仲良く』と教室に掲げても、子どもたちは仲良くなりません。他者意識のない
 作文、目的意識のない行事すべて、やめませんか。宿題は必要ない。クラス担任は廃止。
 中間・期末テストも廃止。何も考えずに『当たり前』ばかりをやっている学校教育が、
 自分の頭で考えずに、何でも人のせいにする大人をつくる。」


とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「感情をコントロールする」
- わたしは、これが大きいと感じます。


・「生徒たちが手帳でスケジュール管理」
- 一日のスケジュールをつくることができれば、大きな力に結びつくのではないかと
 わたしは感じています。


・「自己開示を促す『ヤングアメリカンズ』」
- 教員が、大人が自分のかつての失敗を子どもに向けて話すことで、子どもたちは安心
 して、自分の失敗や不安を少しは口に出すことができるようになると信じます。


・「『麹中アフタースクール』PTAの協力による『麹中塾+部活動+サークル』」





もう一つ、再掲載となりますが、
読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」23を載せます。
遠藤周作さんのまじめさ、おもしろさ、よわさ、つよさを知ることができる文章です。
時折、拙ブログを検索して読み直しています。







<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆「学校のあたりまえをやめた」工藤勇一 時事通信社 2018年 ③

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◇新しい学校教育の創造

1.未来を生きる子供たちに必要な力
   
 2時間ゲームに没頭  

 実社会を見る




2.社会とシームレスな問題解決型カリキュラムづくり
   
□麹町中
    
 1 様々な面で言葉や技能を使いこなす
    
 2 信頼できる知識や情報を収集し有効に活用する
    
 3 感情をコントロールする
    
 4 見通しをもって計画的に活動する
    
 5 ルールを踏まえて建設的に主張する
    
 6 他者の立場で物事を考える
    
 7 目標を達成するために他者と協力する
    
 8 意見の対立や理解の相違を解決する
    

 ◎A 言語や情報を使いこなす能力   1,2
    
 ◎B 自分をコントロールする能力   3,4,5
    
 ◎C 多様な集団の中で共同できる能力 6,7,8
    



3.ノートの取り方(フレームワーク)で学びが変わる
 
 「ノート手帳ガイダンス」 ※本の図を参照




4.生徒たちが手帳でスケジュール管理
   
 フリーな時間




5.明確な目的を持った宿泊研修
  
 1年生 2泊3日「オリエンテーション合宿」 
     教員と生徒の信頼関係
  
 2年生 7日  「スキルアップ研修」




6.旅行会社とのタイアップによる企画型の取材旅行
   
 取材旅行 
   パンフレット制作(近ツー) JTB




7.答えのない課題に取り組む「ワンスト(?)エデュケーション」
   
 職場体験  → 各企業のミッション




8.法律の左右、意義を考える模擬裁判




9.自己開示を促す「ヤングアメリカンズ」
   
 失敗を恐れない




10ロールモデルと出会う「麹中アフタースクール」
  
 PTAに
   
   麹中塾 + 部活動 + サークル













☆読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」23 「信じる勇気が湧いてくる本」遠藤周作 祥伝社 2002年 ③【再掲載 2014.10】


<出版社の案内>
恋愛下手な人。夫を妻をうまく愛せない人。ユーモアを理解しない人。自称・落ちこぼれ
の人。「このままでいいんだろうか」と自問している人。人生を一面でしか見ようとしな
い人。ムツかしい老年の生き方を知らない人。病気に負けそうな人。最期の日が怖い人。
自分が嫌いな人…。それでも生きることが、きっとうれしくなる厳選された言葉たち。


苦しい時、辛い時、私は一寸だけ視点を変えてみる。すると、その苦しみが滑稽になった
り、薔薇色になったり、時には利益にさえなることがある。著者の多数のエッセーのなか
から、生きることがうれしくなる言葉を厳選。
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◇笑いの特効薬

・ 人にわらわれるというのは別にこちらの努力を要しない。しかし,人を笑わすにはか
 なりの努力と技巧のいるものなのである。      『春は馬車にのって』



・ 人を笑わせる。
  円生「間」 
    ノック「積み重ねの間」 
    井上ひさし「文体」
    『勇気ある言葉』




・ 笑いは憎しみや怒りとは全く反対に他者を拒絶するのではなく,他者と結びつこうと
 する意志の最初の表れだとも言えるのである。人間を憎しみや怒りで拒絶するのは馬鹿
 でもできるが,人間を受け入れることはやはり努力がいるからである。   
                            『春は馬車にのって』



・ 自分というものは本当はだれにも恥ずかしいものである。われわれが日常平気で生活
 できるのは自分の恥を直視しないですむためでもあろう。             
                             『現代の快人物』




・ 時間がないから,金力がないからというのは,自分が怠けるための口実だと言うこと
 です。生活をエンジョイすることに臆病な人間の言い逃れに過ぎません。      
                        『あなたの中の秘密のあなた』



・ 無邪気を装うぐらいは子供にとって朝飯前である。 
                      『春は馬車にのって』



・ 私は嘗て先生から「おまえは米食い虫みたいだ」と言われ,その先生に深い恨みを持
 った記憶がある。叱るのはよいが,少年の人格まで傷つけるような言葉は決してよくな
 い。    
                 『春は馬車にのって』



・ われわれは宗教を失い,つまり人間の価値を機能主義の尺度で測るようになってしま
 った。それでも今のところ,あの戦争中に比べればましだ。            
                            『生き上手死に上手』




・ 「何かを畏れる心」の大切さ

人間が人間について余り過信を持たぬ何かを持つことだ。

己の考えだけが正しく寸分間違いはないという優越感。 → 悪をはらむ

自分の弱さに対する劣等感に欠けている。

自分の脆さや自分以外の人間もまた人間であるという想像力に欠けている。=優等生
                 『生き上手死に上手』

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コメント 4

ミケシマ

←コメントへの返信、ありがとうございました。
トランプを使った足し算ゲーム、彼女が3年生のときにやっていたことがあります!遊びの方に重点が置かれるようになってきたので最近はやっていませんが…。勉強が楽しい!と思えれば一番なんですけどね。
あと数と計算が取り組みやすい、わたしもそう思います。
計算に重点をしぼって進めて行こうかなと思いました。
今日、彼女のお母さんとも話しました。
彼女の性格的に…優しくしても厳しくしてもなかなか難しいです^^;
「感情をコントロール」
先日こちらで「怒ってもいい」理論を読み、アンガーマネジメントについて改めて調べてみました。アンガーマネジメントとは怒りを我慢することではない。怒りの表し方をコントロールすることだ、って。すごく腑に落ちましたし大切なことだなと感じました。
「生徒たちが手帳でスケジュール管理」
これも、家庭教師でみている彼女にやってもらおうかと思っていたところでした。スケジュールまではいかなくとも、わたしの勉強の時間では「これとこれをやる」「ここからここまでやる」と本人に決めさせる。
似たようなことはしてきましたが…あまり実にならず…。
果たして今回は続くかどうか、です(;^ω^)
by ミケシマ (2021-03-16 17:53) 

ハマコウ

ミケシマさん ありがとうございます。

伸びてほしいという気持ちが伝わることを願っています。
「ちびむすドリル」「さんすうプリモン」「ぷりんときっず」などの
教材コンテンツサイトを利用して、合う教材を見つけるのもよいと思います。
by ハマコウ (2021-03-16 20:35) 

pigumon

>1 様々な面で言葉や技能を使いこなす
    
 2 信頼できる知識や情報を収集し有効に活用する
    
 3 感情をコントロールする
    
 4 見通しをもって計画的に活動する
    
 5 ルールを踏まえて建設的に主張する
    
 6 他者の立場で物事を考える
    
 7 目標を達成するために他者と協力する
    
 8 意見の対立や理解の相違を解決する

今現在 高校生をはじめとする
学生アルバイトの教育体制を
時勢に合わせて再構築するため
良きツールが無いか
日々あれこれ 模索しております
なるほど 上記8項目全て
キーワードだと 痛感しております
学生らの琴線に触れるような
良き教育ツール
考えれば考えるほど
難しい課題です(>_<)
by pigumon (2021-03-16 20:37) 

ハマコウ

pigumonさん ありがとうございます。

どんなに全体にとって正しいと思うことを子どもたちに指導しても、
受け入れる姿勢がなくては伝えることができません。
まず、コミュニケーションを図って、受け入れやすく伝える努力が必要になっているように感じます。
互いの感情のコントールが大切だと思っています。
by ハマコウ (2021-03-16 22:10) 

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