「すぐわかる日本の呪術の歴史」武光誠 東京美術 2001年 ⑪ / キーワード「作文」② 作文指導(野口芳宏)ほか【再掲載 2012.10】 [読書記録 歴史]
今回は、3月14日に続いて、武光誠さんの
「すぐわかる日本の呪術の歴史」10回目の紹介です。
出版社の案内には
「呪術がどのように日本の歴史を動かしてきたのかを時代順に1テーマ見開き2ページで
解説。原始的なアニミズムにたつ呪術から、現代の風水や各種占いの流行にいたるまで
呪術の流れがよくわかる。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「前世を償うための殺生禁止 - 1685年 綱吉の生類憐れみの令」
・「庚申待 - 年六回庚申の日 三しの虫」
- わたしが子どもの頃は、まだ、町の組で順番に庚申講の箱が回され、当番の家でまつ
られていましたが、いつの間にかなくなってしまいました。年配者に聞けば、そのわけ
が分かるのですが。
・「7の数字は呪術の効果を高める働き」
もう一つ、再掲載となりますが、
キーワード「作文」②を載せます。
作文指導をする際、頭の隅におきたいことです。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「すぐわかる日本の呪術の歴史」武光誠 東京美術 2001年 ⑪
◇江戸前期・生類哀れみの令
□前世を償うための殺生禁止
1685年 綱吉の生類憐れみの令
1683年男子徳松を失ってから男子に恵まれず
母・桂昌院
□エスカレートするも効果ゼロ
◇江戸時代・農村の陰陽道呪術
□無病息災の呪術・庚申待
庚申待
年六回庚申の日
三しの虫
平安時代貴族
室町時代より庶民も徹夜
→ 江戸時代に定着
7の数字
七色の菓子 申の七つ(午後4時 )~ 寅の七つ(午前4時)
陰陽道で七は「火」の数
呪術の効果を高める働き
□害虫を防ぐ人形呪術・虫送り
夏の土用(立秋の前の18日間)害虫予防
虫追い、虫祈祷、百万遍
藁人形 ~ サネモリ
斎藤実盛に由来?
稲の株に躓き転倒し討たれる → 稲を恨み害虫に
◇江戸時代の呪術占術
□「御利益」に弱い江戸っ子
家運 - 大黒天
金運 - 夷
七福神 - 18世紀半ば「御利益があればどんな神でもよい」
武士 - 立身出世の稲荷を屋敷内に
□長屋の占い師たち
1793年 占い師 土御門家配下に登録義務
◇江戸時代・富士講の流行
□富士山の霊力で病気を治す
仙元大日信仰の富士講の出現
開祖・長谷川角行 1541年備前生 人穴で修行
1620年より奇蹟
18世紀 食行身禄によって発展
各地にミニ富士が出現
たくさんの富士塚
◇江戸時代・天理教の中山みき 1838年天理教
□普通の主婦が突然教祖に
中山みき
「天理王命」
みき浄土教信者 → 天理教
□弾圧と抵抗の連続
貧しい人々に施し
→ 自分に病気治療や安産を助ける力
20年後「庄屋敷村の生き神様」
→ みきの最大の敵 明治政府の国家神道
☆キーワード「作文」② 作文指導(野口芳宏)ほか【再掲載 2012.10】
◇作文指導(野口芳宏)
1 詳しく読むな
□ 全文をパッと読む
◎か◎◎のみ
□ 赤ペンは一言だけ
例 がんばった・うまいぞ・おしかったね・おもしろい・よかったね
∥
◎ 標語を書くな + ひとこと(ほめ言葉を)
2 作文指導 文章をつづる体験をのみ重視 = 精選
「何を訴えたがっているのか」を受け止めるのが教師の役目
3 やたらに書かせる むやみに書かせる
◎ 丁寧さよりもスピードを要求する
4 どこでも書かせる = 作文の生活化
5 やたらほめまくる
「冷たいホント」よりも「温かいウソ」
◇作文コンプレックス
1 主題文を書く
2 作文の題名を書く
3 気楽に
「さあ,いよいよお待ちかねの作文を書く段階になった。書きたいように思いっきり書こ
う。ぐんぐん,どんどん,びゅんびゅん,一気に書く。ばりばり書く。」
◇作文 坂本光男
□こんな作文を
① いじめられたあのとき
② 先生に体罰を受けたあのとき
③ 親に殴られたあのとき
◇「清水義範の作文教室」清水義範 ハヤカワ文庫 1999年
□小学生の作文のつまらなさ
① 動機がない
②「いい作文を書かなきゃ」という思いこみ
↓
◎「何を書いても良い。ただし,読み手にちゃんと伝わるように書く。」
□アドバイス
・作文の中に違った人が出てくるように書こう。
・作文をほめる。
□読書感想文
「子どもに詩を書かせるな」(丸谷才一)
「子どもに読書感想文を書かせるな」(清水義範)
◇「作文嫌いはこうして生まれる」戸田唯巳 明治図書 1992年
□目次
1 子供の作文を読まない教師は,子供を作文嫌いにする
2 書かせることの少ない教師は,子供を作文嫌いにする。
3 作文の見方が悪いと,子供を作文嫌いにする。
4 急いではなるまい
「ハッとしたことを書け」
5 とやかく言うまい「題の付け方」
6 大まかでよい「はじめ・中・終わり」
7 「くわしく」というだけでは「くわしく」ならない
8 「思いや感じが書けない」と言う前に
9 「お話」づくりは深入りすまい
10 お説教より,まずは共感
(11 略)
12 読み返す癖を付ける
13 赤ペンでケチを付けるな
<14 15 略>
16 作ってみて分かる一枚文集の良さ
「すぐわかる日本の呪術の歴史」10回目の紹介です。
出版社の案内には
「呪術がどのように日本の歴史を動かしてきたのかを時代順に1テーマ見開き2ページで
解説。原始的なアニミズムにたつ呪術から、現代の風水や各種占いの流行にいたるまで
呪術の流れがよくわかる。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「前世を償うための殺生禁止 - 1685年 綱吉の生類憐れみの令」
・「庚申待 - 年六回庚申の日 三しの虫」
- わたしが子どもの頃は、まだ、町の組で順番に庚申講の箱が回され、当番の家でまつ
られていましたが、いつの間にかなくなってしまいました。年配者に聞けば、そのわけ
が分かるのですが。
・「7の数字は呪術の効果を高める働き」
もう一つ、再掲載となりますが、
キーワード「作文」②を載せます。
作文指導をする際、頭の隅におきたいことです。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「すぐわかる日本の呪術の歴史」武光誠 東京美術 2001年 ⑪
◇江戸前期・生類哀れみの令
□前世を償うための殺生禁止
1685年 綱吉の生類憐れみの令
1683年男子徳松を失ってから男子に恵まれず
母・桂昌院
□エスカレートするも効果ゼロ
◇江戸時代・農村の陰陽道呪術
□無病息災の呪術・庚申待
庚申待
年六回庚申の日
三しの虫
平安時代貴族
室町時代より庶民も徹夜
→ 江戸時代に定着
7の数字
七色の菓子 申の七つ(午後4時 )~ 寅の七つ(午前4時)
陰陽道で七は「火」の数
呪術の効果を高める働き
□害虫を防ぐ人形呪術・虫送り
夏の土用(立秋の前の18日間)害虫予防
虫追い、虫祈祷、百万遍
藁人形 ~ サネモリ
斎藤実盛に由来?
稲の株に躓き転倒し討たれる → 稲を恨み害虫に
◇江戸時代の呪術占術
□「御利益」に弱い江戸っ子
家運 - 大黒天
金運 - 夷
七福神 - 18世紀半ば「御利益があればどんな神でもよい」
武士 - 立身出世の稲荷を屋敷内に
□長屋の占い師たち
1793年 占い師 土御門家配下に登録義務
◇江戸時代・富士講の流行
□富士山の霊力で病気を治す
仙元大日信仰の富士講の出現
開祖・長谷川角行 1541年備前生 人穴で修行
1620年より奇蹟
18世紀 食行身禄によって発展
各地にミニ富士が出現
たくさんの富士塚
◇江戸時代・天理教の中山みき 1838年天理教
□普通の主婦が突然教祖に
中山みき
「天理王命」
みき浄土教信者 → 天理教
□弾圧と抵抗の連続
貧しい人々に施し
→ 自分に病気治療や安産を助ける力
20年後「庄屋敷村の生き神様」
→ みきの最大の敵 明治政府の国家神道
☆キーワード「作文」② 作文指導(野口芳宏)ほか【再掲載 2012.10】
◇作文指導(野口芳宏)
1 詳しく読むな
□ 全文をパッと読む
◎か◎◎のみ
□ 赤ペンは一言だけ
例 がんばった・うまいぞ・おしかったね・おもしろい・よかったね
∥
◎ 標語を書くな + ひとこと(ほめ言葉を)
2 作文指導 文章をつづる体験をのみ重視 = 精選
「何を訴えたがっているのか」を受け止めるのが教師の役目
3 やたらに書かせる むやみに書かせる
◎ 丁寧さよりもスピードを要求する
4 どこでも書かせる = 作文の生活化
5 やたらほめまくる
「冷たいホント」よりも「温かいウソ」
◇作文コンプレックス
1 主題文を書く
2 作文の題名を書く
3 気楽に
「さあ,いよいよお待ちかねの作文を書く段階になった。書きたいように思いっきり書こ
う。ぐんぐん,どんどん,びゅんびゅん,一気に書く。ばりばり書く。」
◇作文 坂本光男
□こんな作文を
① いじめられたあのとき
② 先生に体罰を受けたあのとき
③ 親に殴られたあのとき
◇「清水義範の作文教室」清水義範 ハヤカワ文庫 1999年
□小学生の作文のつまらなさ
① 動機がない
②「いい作文を書かなきゃ」という思いこみ
↓
◎「何を書いても良い。ただし,読み手にちゃんと伝わるように書く。」
□アドバイス
・作文の中に違った人が出てくるように書こう。
・作文をほめる。
□読書感想文
「子どもに詩を書かせるな」(丸谷才一)
「子どもに読書感想文を書かせるな」(清水義範)
◇「作文嫌いはこうして生まれる」戸田唯巳 明治図書 1992年
□目次
1 子供の作文を読まない教師は,子供を作文嫌いにする
2 書かせることの少ない教師は,子供を作文嫌いにする。
3 作文の見方が悪いと,子供を作文嫌いにする。
4 急いではなるまい
「ハッとしたことを書け」
5 とやかく言うまい「題の付け方」
6 大まかでよい「はじめ・中・終わり」
7 「くわしく」というだけでは「くわしく」ならない
8 「思いや感じが書けない」と言う前に
9 「お話」づくりは深入りすまい
10 お説教より,まずは共感
(11 略)
12 読み返す癖を付ける
13 赤ペンでケチを付けるな
<14 15 略>
16 作ってみて分かる一枚文集の良さ
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