「あやしい求人広告応募したらこうなった」多田文明 文庫ぎんが堂 2015年 / 「歴史の常識を読む」歴史科学協議会 東京大学出版局 2015年 /「一斉授業の復権」久保齋 子どもの未来社 2005年 ①【再掲載 2014.7】 [読書記録 一般]
今回は、多田文明さんの
「あやしい求人広告応募したらこうなった」と、歴史科学協議会による
「歴史の常識を読む」の二冊の要約を紹介します。
共にさわりの部分だけの要約です。
出版社の案内には、それぞれ、
「誰にでもできる仕事で、比較的面接に受かりやすいと思われる求人募集に片っ端から応
募。―そこに待ち受けていたのは、『あまりにも理不尽な対応』『死ぬかと思うほどき
つい仕事』『ただでさえお金に困っている求職者から、なけなしの金をかすめ取ろうと
する悪徳業者』そんな恐ろしい現実だった。ハローワークや求人情報誌、ネット系の求
人募集には、想像を絶する“深い闇”が隠されている。」
「日々新しい成果が提示される歴史学.近年,一般に知られている歴史像とは異なる新し
い知見も数多く示されている.日本列島の原始・古代から現代までの歴史をめぐり,い
ま知っておくべき新たな研究成果を紹介する.歴史の「常識」とされている事象を,歴
史学研究の側から再点検し,学問の最先端としての最新の日本列島の歴史を提示する。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「時給の高い仕事の方が大変」
・「募集の多い業種には必ず裏がある - 待遇がよくない」
・「ファストフード店は店長のパーソナリティ次第。合わないと感じたらすぐにやめるべ
し。」
・「(戦国時代の)戦場は百姓たちの稼ぎ場 農閑期~秋冬のみ」
「戦場で殺された犠牲者の外に、その倍以上の人が敵の国元へと(連れて行かれた)。そ
の後、 日本国内で売買(された)。(一部は)中国・ポルトガルにも(売られた)。」
もう一つ、再掲載となりますが、久保齊さんの
「一斉授業の復権」①を載せます。
昨今大きな課題となっている、教員の多忙、教職採用試験倍率の低下の原因の一つは、
文科省が、予算も付けずに「個別化、個別化」とリードしたことにあるのではないか
と、わたしは思っています。その必要性は分かるのですが……。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「あやしい求人広告応募したらこうなった」多田文明 文庫ぎんが堂 2015年
◇軽作業員
軽作業の名に偽りあり
- 時給の高い仕事の方が大変
◇警備員
募集の多い業種には必ず裏がある
- 待遇がよくない
◇マンション清掃員
労働に全く見合わない職種
◇行政書士補助作業
笑顔で尻ぬぐいができる忍耐力が必要
◇チラシ配り
自分との戦い
あくどい業者も…
◇芸能エキストラ
オーディション詐欺
◇ファストフード店
店長のパーソナリティ次第
合わないと感じたらすぐにやめるべし
☆「歴史の常識を読む」歴史科学協議会 東京大学出版局 2015年
◇戦国百姓たちの戦場
戦国の戦争には季節があった 藤木久志
戦場は百姓たちの稼ぎ場
農閑期~秋冬のみ
戦場で殺された犠牲者の外に、その倍以上の人が敵の国元へと
→ 日本国内で売買 → 中国・ポルトガルにも
乱取り
◇近世の身分
江戸時代は厳しい時代か 深谷克己
身上がり願望 - 抜け上がる
→ 身分制批判にはならず
◇慶安触書はいつ流布したのか
百姓触書
- 百姓身持之覚書から慶安触書へ
☆「一斉授業の復権」久保齋 子どもの未来社 2005年 ①【再掲載 2014.7】
<出版社の案内>
学力低下・学級崩壊を救うのは一斉授業だ!学力を真に鍛え、子ども一人ひとりをいきい
きさせる、その驚くべき“教育力”を示す理論と実践の書。
◇はじめに
□日本が誇る二つの宝
① 読み・書き・算の技
均質で広範な学力
→ 江戸庶民文化
国民一人一人が小さな英雄(明治維新)
② 一斉授業の技
教師と子ども集団が対峙し,<凛々しい個別化>がなされ,個別化された一人一人
が<ゆたかな交流>をすることで実現されてきた。
◇教育の大差別時代を生きる
□1999年以降 ~ 一斉授業の技の崩壊
① 公教育の複線化
② 教育特区
③ 習熟度別クラス
□文科省
新しい学力観に基づいた個性尊重
= 新自由主義に彩られた強者のための規制緩和,教育の大差別時代の幕開け
= 教育特区新設,習熟度別クラス導入
→ 公教育の複線化既成事実化
□義務教育段階でのカリキュラムの格差は差別
◎ 行政が押しつける理不尽な課題を,無批判に受け入れていると教師自身の思想も変
質してしまう
◎ 現在の教育の混乱は教育基本法・憲法の精神からの逸脱によって生じたもの
◇「均質で広範な学力」をつける
□江戸時代の教育と学力
「読み・書き・計算」を生活と結びつける
□なぜドリル主義・訓練主義がはびこるのか
□「均質で広範な学力」の放棄
→ 序列化・差別化
=文科省の方向転換
→ ① 学びのないドリル主義
② 教育のない訓練主義
③ 子どもたちの実生活と無関係な基礎基本
× 小学校段階での複線化
親の財力(①),自分の子だけにはという利己的な親の思い(②)によって未来が決まっ
てしまうような教育システム
→ 特権を持つ少数者の多数者への差別という新形式で
※ これまでは,「がんばれ 君の努力が君の未来を決める」が少なくとも義務教育の
段階では保障されていた。
~ 教育の機会均等の喪失,機会不平等真社会であり子どもの未来に対する冒涜
「あやしい求人広告応募したらこうなった」と、歴史科学協議会による
「歴史の常識を読む」の二冊の要約を紹介します。
共にさわりの部分だけの要約です。
出版社の案内には、それぞれ、
「誰にでもできる仕事で、比較的面接に受かりやすいと思われる求人募集に片っ端から応
募。―そこに待ち受けていたのは、『あまりにも理不尽な対応』『死ぬかと思うほどき
つい仕事』『ただでさえお金に困っている求職者から、なけなしの金をかすめ取ろうと
する悪徳業者』そんな恐ろしい現実だった。ハローワークや求人情報誌、ネット系の求
人募集には、想像を絶する“深い闇”が隠されている。」
「日々新しい成果が提示される歴史学.近年,一般に知られている歴史像とは異なる新し
い知見も数多く示されている.日本列島の原始・古代から現代までの歴史をめぐり,い
ま知っておくべき新たな研究成果を紹介する.歴史の「常識」とされている事象を,歴
史学研究の側から再点検し,学問の最先端としての最新の日本列島の歴史を提示する。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「時給の高い仕事の方が大変」
・「募集の多い業種には必ず裏がある - 待遇がよくない」
・「ファストフード店は店長のパーソナリティ次第。合わないと感じたらすぐにやめるべ
し。」
・「(戦国時代の)戦場は百姓たちの稼ぎ場 農閑期~秋冬のみ」
「戦場で殺された犠牲者の外に、その倍以上の人が敵の国元へと(連れて行かれた)。そ
の後、 日本国内で売買(された)。(一部は)中国・ポルトガルにも(売られた)。」
もう一つ、再掲載となりますが、久保齊さんの
「一斉授業の復権」①を載せます。
昨今大きな課題となっている、教員の多忙、教職採用試験倍率の低下の原因の一つは、
文科省が、予算も付けずに「個別化、個別化」とリードしたことにあるのではないか
と、わたしは思っています。その必要性は分かるのですが……。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「あやしい求人広告応募したらこうなった」多田文明 文庫ぎんが堂 2015年
◇軽作業員
軽作業の名に偽りあり
- 時給の高い仕事の方が大変
◇警備員
募集の多い業種には必ず裏がある
- 待遇がよくない
◇マンション清掃員
労働に全く見合わない職種
◇行政書士補助作業
笑顔で尻ぬぐいができる忍耐力が必要
◇チラシ配り
自分との戦い
あくどい業者も…
◇芸能エキストラ
オーディション詐欺
◇ファストフード店
店長のパーソナリティ次第
合わないと感じたらすぐにやめるべし
☆「歴史の常識を読む」歴史科学協議会 東京大学出版局 2015年
◇戦国百姓たちの戦場
戦国の戦争には季節があった 藤木久志
戦場は百姓たちの稼ぎ場
農閑期~秋冬のみ
戦場で殺された犠牲者の外に、その倍以上の人が敵の国元へと
→ 日本国内で売買 → 中国・ポルトガルにも
乱取り
◇近世の身分
江戸時代は厳しい時代か 深谷克己
身上がり願望 - 抜け上がる
→ 身分制批判にはならず
◇慶安触書はいつ流布したのか
百姓触書
- 百姓身持之覚書から慶安触書へ
☆「一斉授業の復権」久保齋 子どもの未来社 2005年 ①【再掲載 2014.7】
<出版社の案内>
学力低下・学級崩壊を救うのは一斉授業だ!学力を真に鍛え、子ども一人ひとりをいきい
きさせる、その驚くべき“教育力”を示す理論と実践の書。
◇はじめに
□日本が誇る二つの宝
① 読み・書き・算の技
均質で広範な学力
→ 江戸庶民文化
国民一人一人が小さな英雄(明治維新)
② 一斉授業の技
教師と子ども集団が対峙し,<凛々しい個別化>がなされ,個別化された一人一人
が<ゆたかな交流>をすることで実現されてきた。
◇教育の大差別時代を生きる
□1999年以降 ~ 一斉授業の技の崩壊
① 公教育の複線化
② 教育特区
③ 習熟度別クラス
□文科省
新しい学力観に基づいた個性尊重
= 新自由主義に彩られた強者のための規制緩和,教育の大差別時代の幕開け
= 教育特区新設,習熟度別クラス導入
→ 公教育の複線化既成事実化
□義務教育段階でのカリキュラムの格差は差別
◎ 行政が押しつける理不尽な課題を,無批判に受け入れていると教師自身の思想も変
質してしまう
◎ 現在の教育の混乱は教育基本法・憲法の精神からの逸脱によって生じたもの
◇「均質で広範な学力」をつける
□江戸時代の教育と学力
「読み・書き・計算」を生活と結びつける
□なぜドリル主義・訓練主義がはびこるのか
□「均質で広範な学力」の放棄
→ 序列化・差別化
=文科省の方向転換
→ ① 学びのないドリル主義
② 教育のない訓練主義
③ 子どもたちの実生活と無関係な基礎基本
× 小学校段階での複線化
親の財力(①),自分の子だけにはという利己的な親の思い(②)によって未来が決まっ
てしまうような教育システム
→ 特権を持つ少数者の多数者への差別という新形式で
※ これまでは,「がんばれ 君の努力が君の未来を決める」が少なくとも義務教育の
段階では保障されていた。
~ 教育の機会均等の喪失,機会不平等真社会であり子どもの未来に対する冒涜
>・「募集の多い業種には必ず裏がある - 待遇がよくない」
コンビニ経営者ですから
よ〜く分かります(笑)
ただコロナ禍の影響なのか
万年人手不足だったコンビニ業界も
雇用環境は一変しております
当店は夕方学生らの応募が
何故か殺到しております
理由は定かではありませんが・・・
15時〜18時の時間帯
パートさんが収入調整のため
上がった後の時間帯が欲しいんですけど・・・
うまくマッチングできたら良いんですが・・・
>・「ファストフード店は店長のパーソナリティ次第。合わないと感じたらすぐにやめるべ
し。」
コンビニも同様のように感じます
待遇はお金だけじゃないようにも思えます
その点では 当店店長
課題盛り沢山(笑)
副店長がそれ補っています
コンビニ店長の社会的地位向上も
私の使命だと痛感しております(笑)
by pigumon (2021-04-20 16:20)
pigumonさん ありがとうございます。
教員、特に担任はそうですが、自分を客観視してみられるかどうかが
大切だと思います。熱心さはよいのですが、空回りしがちなので。
店長さんのパーソナリティ次第、分かるような気がします。
pigumonさん、学生アルバイトさんが殺到している状況から、待遇の良さが分かります。時給も大切ですが、それ以上に大切なものがありますね。
コンビニ店長の役割の重要性は年々高まってきていますね。
by ハマコウ (2021-04-20 16:38)
悪徳業者の求人広告や誘いの裏が素人には
見えないので困りますね。
by 旅爺さん (2021-04-20 17:23)
旅爺さんさん ありがとうございます。
チャレンジするのもおもしろいかなと思ってしまいますが、
実際に行ってみないと分からないというのが怖いことですね。
信頼できる人の口コミが頼みでしょうか。
by ハマコウ (2021-04-20 19:05)