「続午前8時のメッセージ」草柳大蔵 静岡新聞社 2002年 ③ /「悩むチカラ ほんとうのプラス思考」伊藤友宣 PHP新書 2005年 ① [読書記録 教育]
今回は、2つ紹介します。
昨日5年前に読んだ、教育ノート・伊藤友宣さんの本の要約を一太郎で打っていたとき、
そのころ、大変納得しながら読んだことを思い出し、近いうちにと思ったからです。
一つ目は、7月 6日に続いて、草柳大蔵さんの
「続午前8時のメッセージ」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「評論家・草柳大蔵が送る待望の第2弾。家庭、学校、社会、さまざまな角度から子ども
の心を見つめ、輝く未来のために祈りを込めて語る珠玉の99話。」
とあります。
もう一つは、伊藤友宣さんの
「悩むチカラ ほんとうのプラス思考」の紹介 1回目です。
伊藤友宣(いとう とものり)さんは教育カウンセラーさん。
神戸心療親子研究室を主宰されています。
不登校への対処、それは親子関係、家族関係につながるのですが大変考えさせられます。
出版社の案内には、
「クヨクヨ悩んで落ちこむ人がいる。それがイヤで悩みを放棄してしまう人もいる。多く
の人にとって心をかき乱す害悪でしかない『悩み』。でも、実はこれこそが真のプラス
思考を導く源なのだ。いちいち立ち止まって気にしていたら、置いてけぼりを喰ってし
まう。手間のかかる人づきあいなんてやってられない…そんな風潮が相次ぐ少年犯罪の
ような荒廃を招いたと著者は見る。今こそ見つめ直したい心のありよう。真剣に悩むこ
との愉しさ。街角から時代を見続けたカウンセラーが、世を憂う思いを胸にメッセージ
を送る。」
とあります。
今回強く印象に残った言葉は…
・「悩むことをしなくなった若い世代が気がかり」
・「子どもに問題があるのは当たり前」
・「平和は守るものではなく創造するもの」
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「続午前8時のメッセージ」草柳大蔵 静岡新聞社 2002年 ③
◇子どものゴールを考える
若林繁太さんという大変な教育家がいらっしゃいました。
高校の校長先生をお務めになった方ですが、1985年に『教育よ、よみがえれ』(講
談社)という本を出していらっしゃいます。その中に「子どもを非行にする十力条」とい
うのがあるんです。
この十カ条を読むと、そのころから日本の教育は一斉に崩壊を始めたということが分か
るんですね。
読んでみます。(前掲書より抜粋)
1 子どもに学習を強いること。
2 夫婦婦喧嘩は派手にすること。
3 不平はたゆみなく主張すること。
4 子どもを徹底して大切にすること。
5 夫婦は教育理念を違えること。
6 子どもの要求は何でも聞き入れること。
7 子どもの人格を常に評価すること。
8 子どもは勝手に行動させること。
9 常に子どもを他人と比較すること。
10 流行に遅れない子どもにすること。
どうしてこの十力条にあてはまるようなことを、父親母親、殊に母親が言うようになっ
たかというと、やはり、子どもをどういう人間に育てるか、という子どものゴールを親が
考えたことがないからなんですね。
子どものゴールを考える。
それが家庭教育の基本なのにね。
第1は職分です。
手に技を持つこと。「何か世の中に役に立つことをしたい」という子どもがいたら、そ
の夢を叶えてやればいいんですよ。
つまり、生きていくための技術なら何でもいいんです。
問題は大学を出ることではないんですね。
2番目は自己形成です。
自己形成というのは、自分の意見を自分の言葉でハッキリと言えるような人間にするこ
と。
3番目は、他人に対する思いやりです。この職分と自己形成と他人に対する思いやり、
この3つが家庭教育の基礎なんですね。
もっぱら学校教育の中で、進学体系の何番目に自分の子どもを当てはめるか、それがお
父さんやお母さん、殊にお母さんの価値観だったのではないですか。
ですから、大学に入ってしまうと、「もうゲームは終わった、競争は終わった」といっ
て、急に子どもから無関心になっていく。
子どもの方も「もう勉強しなくていいんだ。バンザイ!」というようなもので、ますま
す人格も能力も低下していく。
こんなことを言われて怒っている親の多いことを祈ります。
☆「悩むチカラ ほんとうのプラス思考」伊藤友宣 PHP新書 2005年 ①
◇はじめに
悩むことをしなくなった若い世代が気がかり
|
悩むことを常習にしているからこそかえって心も体も平衡を保っていられる?
◇ほんとうのプラス思考
□事を憎んで人を憎まず
事と人の峻別
□プラスイメージに心を遊ばせる
□「悩むチカラ」をもつ実業家
樹研工業社長 松浦元男さん 1935年生
□社員は社長を完全無視
真剣が楽しさの基本
□真剣に悩むから楽しい
トップにいるのが大事
□入社試験も定年制もない
先着順採用
□細心さと大胆さのバランス
□子どもに問題があるのは当たり前
子どもに問題があるからこそ学校給与が必要
学校の魅力のなさ
~ 学校側の不覚悟、不用意、怠慢
□マニュアル人生のつまらなさ
成人式の暴れ
←「心を込めて、若い人たちを祝福したでしょうか。そういうまじめさがないと若者は
感性がいいから」
世の中のいびつさ
□自発や自律を引き出す仕組み
出勤簿がない
~ ちゃんとそれに応える
□ナンセンスな差別感と平等感
訓示はいらない
穏やかなエールがいる
□教育のむなしさにけりを付ける
□平和は守るものではなく創造するもの
「どんなに小さなところでも、いちばん大事なのは業界のトップにいること」
昨日5年前に読んだ、教育ノート・伊藤友宣さんの本の要約を一太郎で打っていたとき、
そのころ、大変納得しながら読んだことを思い出し、近いうちにと思ったからです。
一つ目は、7月 6日に続いて、草柳大蔵さんの
「続午前8時のメッセージ」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「評論家・草柳大蔵が送る待望の第2弾。家庭、学校、社会、さまざまな角度から子ども
の心を見つめ、輝く未来のために祈りを込めて語る珠玉の99話。」
とあります。
もう一つは、伊藤友宣さんの
「悩むチカラ ほんとうのプラス思考」の紹介 1回目です。
伊藤友宣(いとう とものり)さんは教育カウンセラーさん。
神戸心療親子研究室を主宰されています。
不登校への対処、それは親子関係、家族関係につながるのですが大変考えさせられます。
出版社の案内には、
「クヨクヨ悩んで落ちこむ人がいる。それがイヤで悩みを放棄してしまう人もいる。多く
の人にとって心をかき乱す害悪でしかない『悩み』。でも、実はこれこそが真のプラス
思考を導く源なのだ。いちいち立ち止まって気にしていたら、置いてけぼりを喰ってし
まう。手間のかかる人づきあいなんてやってられない…そんな風潮が相次ぐ少年犯罪の
ような荒廃を招いたと著者は見る。今こそ見つめ直したい心のありよう。真剣に悩むこ
との愉しさ。街角から時代を見続けたカウンセラーが、世を憂う思いを胸にメッセージ
を送る。」
とあります。
今回強く印象に残った言葉は…
・「悩むことをしなくなった若い世代が気がかり」
・「子どもに問題があるのは当たり前」
・「平和は守るものではなく創造するもの」
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「続午前8時のメッセージ」草柳大蔵 静岡新聞社 2002年 ③
◇子どものゴールを考える
若林繁太さんという大変な教育家がいらっしゃいました。
高校の校長先生をお務めになった方ですが、1985年に『教育よ、よみがえれ』(講
談社)という本を出していらっしゃいます。その中に「子どもを非行にする十力条」とい
うのがあるんです。
この十カ条を読むと、そのころから日本の教育は一斉に崩壊を始めたということが分か
るんですね。
読んでみます。(前掲書より抜粋)
1 子どもに学習を強いること。
2 夫婦婦喧嘩は派手にすること。
3 不平はたゆみなく主張すること。
4 子どもを徹底して大切にすること。
5 夫婦は教育理念を違えること。
6 子どもの要求は何でも聞き入れること。
7 子どもの人格を常に評価すること。
8 子どもは勝手に行動させること。
9 常に子どもを他人と比較すること。
10 流行に遅れない子どもにすること。
どうしてこの十力条にあてはまるようなことを、父親母親、殊に母親が言うようになっ
たかというと、やはり、子どもをどういう人間に育てるか、という子どものゴールを親が
考えたことがないからなんですね。
子どものゴールを考える。
それが家庭教育の基本なのにね。
第1は職分です。
手に技を持つこと。「何か世の中に役に立つことをしたい」という子どもがいたら、そ
の夢を叶えてやればいいんですよ。
つまり、生きていくための技術なら何でもいいんです。
問題は大学を出ることではないんですね。
2番目は自己形成です。
自己形成というのは、自分の意見を自分の言葉でハッキリと言えるような人間にするこ
と。
3番目は、他人に対する思いやりです。この職分と自己形成と他人に対する思いやり、
この3つが家庭教育の基礎なんですね。
もっぱら学校教育の中で、進学体系の何番目に自分の子どもを当てはめるか、それがお
父さんやお母さん、殊にお母さんの価値観だったのではないですか。
ですから、大学に入ってしまうと、「もうゲームは終わった、競争は終わった」といっ
て、急に子どもから無関心になっていく。
子どもの方も「もう勉強しなくていいんだ。バンザイ!」というようなもので、ますま
す人格も能力も低下していく。
こんなことを言われて怒っている親の多いことを祈ります。
☆「悩むチカラ ほんとうのプラス思考」伊藤友宣 PHP新書 2005年 ①
◇はじめに
悩むことをしなくなった若い世代が気がかり
|
悩むことを常習にしているからこそかえって心も体も平衡を保っていられる?
◇ほんとうのプラス思考
□事を憎んで人を憎まず
事と人の峻別
□プラスイメージに心を遊ばせる
□「悩むチカラ」をもつ実業家
樹研工業社長 松浦元男さん 1935年生
□社員は社長を完全無視
真剣が楽しさの基本
□真剣に悩むから楽しい
トップにいるのが大事
□入社試験も定年制もない
先着順採用
□細心さと大胆さのバランス
□子どもに問題があるのは当たり前
子どもに問題があるからこそ学校給与が必要
学校の魅力のなさ
~ 学校側の不覚悟、不用意、怠慢
□マニュアル人生のつまらなさ
成人式の暴れ
←「心を込めて、若い人たちを祝福したでしょうか。そういうまじめさがないと若者は
感性がいいから」
世の中のいびつさ
□自発や自律を引き出す仕組み
出勤簿がない
~ ちゃんとそれに応える
□ナンセンスな差別感と平等感
訓示はいらない
穏やかなエールがいる
□教育のむなしさにけりを付ける
□平和は守るものではなく創造するもの
「どんなに小さなところでも、いちばん大事なのは業界のトップにいること」
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