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「続午前8時のメッセージ」草柳大蔵 静岡新聞社 2002年 ⑫ /「生きるということ」なかにし礼 毎日新聞出版 2015年 ①【再掲載 2016.8】 [読書記録 教育]

今回は、9月 5日に続いて、草柳大蔵さんの
「続午前8時のメッセージ」12回目の紹介です。


出版社の案内には、


「評論家・草柳大蔵が送る待望の第2弾。家庭、学校、社会、さまざまな角度から子ども
 の心を見つめ、輝く未来のために祈りを込めて語る珠玉の99話。」


とあります。


東京オリンピックの山下泰裕さんの姿を思い出しました。






もう一つ、再掲載となりますが、なかにし礼さんの
「生きるということ」①を載せます。
わたしは、なかにしさんのエッセイが好きで、よく読みました。




昨日の午後は、タマネギの種まきをしました。
親戚筋の方と一緒に作業を進め、2時間でまきおわりました。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「続午前8時のメッセージ」草柳大蔵 静岡新聞社 2002年 ⑫

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◇山下泰裕氏の開眼1

 今回は「相手の誠意に気付く」、あるいは「相手が気付いたことに気付く」ということ
が世の中にとって大切だということをお話したいと思います。


 そのきっかけは、柔道の山下泰裕選手です。


 山下選手の講演内容を読んで感心しましたので抜粋して紹介したいのですが、山下さん
というのは小学校6年生のときに、身長が170センチ、体重が75キロあったといいま
す。


 ですから、みんなを投げ飛ばしてしまうんですね。


 熊本に柔道の名門藤園中学校がありまして、その柔道部監督の白石礼介先生が試合を見
にきたときに、

「うちの学校に来て稽古をしないか?」

と誘うんです。


 ちょうどおじいさんが熊本にいるということで、山下さんはおじいさんの家から通うこ
とになりました。


 山下選手はこの藤園中学でも強いという評判を得るわけですが、白石先生は

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

とおっしゃって、強ければ強いほど、社会人として立派な人にならなければ駄目なんだ。


 本当に強い奴は威張らないんだよ、ということを繰り返し繰り返し教えるんです。


 それから、東海大学の松前重義先生に、東海大学付属相模高校へまたスカウトされるわ
けです。


 そこで今度は、佐藤宣践先生という良い先生に出会います。


 山下さんは、白石先生と佐藤先生が「今考えると私というものをつくってくれたんだ」
と思うんです。


 山下さんは、後に東海大学柔道部の監督として若い柔道選手を指導する立場になりまし
た。


 ところが当時、東海大柔道部に一人の問題児がいたんです。


 あまり柔道がうまくないから試合にも出してもらえない。


 それが気持ちの中でストレスになって稽古もサボってしまう。 


 そんなとき、岡山県に住む白血病の子が東海大の病院に入院しました。


 そのお母さんが、ふと「そういえば東海大というのは柔道が強いんだった」と思い出し
て、柔道部の選手に治療のための輸血をしてもらえるんじゃないか、と考えるんですね。


 それで山下さんのところに助けを求めてきたのです。


 そのうち、白血病の少年はお父さんの骨髄を移植されて立派に快方に向かいました。


 退院のときお母さんがお礼に来て、

「実は一人の柔道選手が、往復二時間かかるところを何度もお見舞いに来てくれた。どん
 なに息子の気持ちの支えになったか分からない。ありがとうございました」

と言うんですね。


 それが例の稽古が嫌いで道場に来ない問題児だったんです。


 それで、山下さんはその学生に、

「お前、いいことやったなあ」

と褒めたんです。


 そうしたら、山下さんに見てもらうということが嬉しくて、しょっちゅう稽古に出るよ
うになったというんですね。








☆「生きるということ」なかにし礼 毎日新聞出版 2015年 ①【再掲載 2016.8】

<出版社の案内>
ガンが再発したことを公表し現在闘病中の著者が、生きるということの根源を見つめる最
新エッセー集。2013年に陽子線治療でガンを克服したのち、著者は「サンデー毎日」を
舞台として社会的発言や平和に向けた提言を続け、大きな注目を集めてきた。いま再び自
らの命の危機と向き合うなかで、平和から遠ざかりつつある日本社会でいかに生きるべき
か、また、常識に縛られずに異端として生きる醍醐味とは何かを語り尽くす。

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◇生きるということ
 
 ガン

 
 堀田善衛
 「岐路における選択の片方は常に死である。如何なる場合も人は生を選び得なければな
  らないはずである」『広場の孤独』


 生きている内になすべき仕事は何か




◇平和に生きる権利

 ナンパで不良でエロスな反戦を!
   軍歌が幅を利かせる時代

   「なかにし礼と12人の女性たち」  平和ソング 「平和の申し子たちへ」  


 エロスなき平和はない
桑田佳祐の「ピースとハイライト」がたたかれる時代


 戦争への甘美な復讐 - わが人生を語る
戦争は個人を翻弄し犠牲にする

   絶望な時代の抵抗とは
     2014「天皇と日本国憲法」

流行語による戦争への復讐
     良き社会人として ×経済人 ×政治家

   「道化師の楽屋」        




◇憲法破壊 そして軍国主義の復権へ

 9条発案者は幣原喜重郎


 安倍首相

→ 吉田松陰を頂点とし、伊藤博文、山県有朋、乃木希典、桂五郎、寺内正毅、田中義一、
 井上馨、松岡洋治、岸信介、佐藤栄作と明治維新以来面々と続いていた長州出身軍国主
 義の歴史と伝統を守ることこそが自分の使命と考えているのではないか?

      ↓

 ※ だから田中義一の亡霊がちらちらする         

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