「発達障害の子どものための 体育の苦手を解決する本」西薗一也 草思社 2013年 ①(前半) /「教師のための66の語録」杉山正一 東洋館出版社 1995年 ①【再掲載 2014.9】 [読書記録 教育]
今回は、西園一也さんの
「発達障害の子どものための 体育の苦手を解決する本」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「かけっこ、縄跳び、鉄棒、水泳…体を通じて『できた!』のよろこびはかけがえのない
自信になる!のべ1500人の子の運動嫌いを救った著者が、運動の基本から上達のコツま
で徹底指導。柔軟体操、身体感覚を養う運動遊び、体育の実技練習、新体力テスト対策
まで網羅。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「発達障害の子に多い身体機能面の特徴
= 自分の体の使い方が実感できず、ボディイメージが大変弱い」
・「低緊張と過緊張の2つのタイプ = 力が入りっぱなしか力が抜けっぱなし」
・「効果あり?
ボールに視線を集中しながら片足立ち
ピッと笛が鳴ったら立ち上がるトレーニング
連帯感、ルール、約束、社会性の体験」
・「家庭の中で『これだけは守ろう』というルールを決めておこう」
もう一つ、再掲載となりますが、杉山正一さんの
「教師のための66の語録」①を載せます。
わたしが若い頃、教育書コーナーには杉山さんの本が並んでいました。
教師の話術の大切さを教えてくれる本です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「発達障害の子どものための 体育の苦手を解決する本」西薗一也 草思社 2013年 ①(前半)
◇「運動が苦手」には理由がある
みんな自信をなくしている
根っこに完璧主義がある子も
「できる」から出発する
うまくなることより楽しめることを大事に
◇心と体が大きく育つ運動の力
□発達障害の子に多い身体機能面の特徴
全身を動かす粗丈運動の部分が未発達
仁身体感覚が鈍い 「熊歩き」ができない
・筋肉や関節の動きを感知する感覚 →→ どかどかと踏みつけて歩く
・バランス感覚 ボールを遠くに投げられない
・肌で本能的に感じる触覚
∥
◎ 自分の体の使い方が実感できず、ボディイメージが大変弱い
苦手 なわとび、かけっこ、視点を動かす
一 ▲ 目だけで動かせない
「低緊張」と「過緊張」の2つのタイプ
○低緊張 体に力が入らずグニャグニャ
すぐに姿勢が崩れる
|
※ 関節部分をロックすることができない
○過緊張 筋肉ががちがちでリラックスできない
- 肩がいかったり、ロボットのような歩き方をしたり
→ 瞬発系の運動が非常に苦手
ボール運動のようなしなやかな動きが苦手
ピッチングマシン
◎ 力が入りっぱなし か 力が抜けっぱなし
□運動がもたらしてくれる身体・精神・生活面での効果
身体面 運動で基礎体力が付いてくる → まず外あそび
身体バランスが付いてくる
精神面 必要なときに集中できるようになっていく
◎片足立ち - ボールに視線を集中しながら
◎ピッと笛が鳴ったら立ち上がるトレーニング
精神面 自信が付く、自己肯定感がもてるようになる
自己肯定感
- 小さな成功体験を広く多く積んでいく
精神面 エネルギーもストレスもはっつんでき気持ちがスッキリする
生活面 体の感覚が付くことで学習面にもよい影響が出る。
睡眠の質が上がり、生活リズムが整ってくる。
友達との関わり、社会性が育まれる。
◎ 連帯感、ルール、約束、社会性の体験
□コラム:家庭の中で「これだけは守ろう」というルールを決めておこう
☆「教師のための66の語録」杉山正一 東洋館出版社 1995年 ①【再掲載 2014.9】
<出版社の案内>
あいさつや講話の話材や、論文などへの引用として、すぐに利用できる世界の名言集。教
育者であるあなたへ贈る、心に響く66のことば。
◇「話」で教師の真価が分かる
「話」で教師の真価が分かる
子どもの心をとらえる
「名もなく貧しく美しく」二重苦の夫婦
◎ 話も腹八分目が大切 相手をよく考えて
話材を集めよう
「話の種袋」を作ろう
子どもの作品をコピーして
「話のノート」ファイルを作ろう
<子どもを見る眼>
◇エマーソン 米国思想家(1803-1882)
「すべての人には、その個性の美しさがある」
シュプランカー(ドイツ)性格分け
理論人・審美人・経済人・社会人・権力人・宗教人
◇サンド・ブーヴ 仏文芸評論家(1804-18691)
「人間をよく理解する方法はたった1つしかない。それは彼等を判断するのに決して急が
ないことだ」
人間には4つのイドラ(偏見)
・偏見
・片見
・辺見
・先見
◇大学
「心ここに在らざれば視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味わいを知ら
ず」
◎ 教師の心のあり方にかかっている
◇ゴルドマン 仏社会学者(1913-1970)ルーマニア生まれ
「人間は目を二つ持つが舌は一つである。ということは、しゃべるよりも二倍も観察する
ためである」
◇スタンダール 仏文学者(1873-1842)
「子どもは涙で命令し、聞いてもらえないとわざと自分を傷つける」
欲求不満には様々な表れ方があり対応も難しい
「発達障害の子どものための 体育の苦手を解決する本」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「かけっこ、縄跳び、鉄棒、水泳…体を通じて『できた!』のよろこびはかけがえのない
自信になる!のべ1500人の子の運動嫌いを救った著者が、運動の基本から上達のコツま
で徹底指導。柔軟体操、身体感覚を養う運動遊び、体育の実技練習、新体力テスト対策
まで網羅。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「発達障害の子に多い身体機能面の特徴
= 自分の体の使い方が実感できず、ボディイメージが大変弱い」
・「低緊張と過緊張の2つのタイプ = 力が入りっぱなしか力が抜けっぱなし」
・「効果あり?
ボールに視線を集中しながら片足立ち
ピッと笛が鳴ったら立ち上がるトレーニング
連帯感、ルール、約束、社会性の体験」
・「家庭の中で『これだけは守ろう』というルールを決めておこう」
もう一つ、再掲載となりますが、杉山正一さんの
「教師のための66の語録」①を載せます。
わたしが若い頃、教育書コーナーには杉山さんの本が並んでいました。
教師の話術の大切さを教えてくれる本です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「発達障害の子どものための 体育の苦手を解決する本」西薗一也 草思社 2013年 ①(前半)
◇「運動が苦手」には理由がある
みんな自信をなくしている
根っこに完璧主義がある子も
「できる」から出発する
うまくなることより楽しめることを大事に
◇心と体が大きく育つ運動の力
□発達障害の子に多い身体機能面の特徴
全身を動かす粗丈運動の部分が未発達
仁身体感覚が鈍い 「熊歩き」ができない
・筋肉や関節の動きを感知する感覚 →→ どかどかと踏みつけて歩く
・バランス感覚 ボールを遠くに投げられない
・肌で本能的に感じる触覚
∥
◎ 自分の体の使い方が実感できず、ボディイメージが大変弱い
苦手 なわとび、かけっこ、視点を動かす
一 ▲ 目だけで動かせない
「低緊張」と「過緊張」の2つのタイプ
○低緊張 体に力が入らずグニャグニャ
すぐに姿勢が崩れる
|
※ 関節部分をロックすることができない
○過緊張 筋肉ががちがちでリラックスできない
- 肩がいかったり、ロボットのような歩き方をしたり
→ 瞬発系の運動が非常に苦手
ボール運動のようなしなやかな動きが苦手
ピッチングマシン
◎ 力が入りっぱなし か 力が抜けっぱなし
□運動がもたらしてくれる身体・精神・生活面での効果
身体面 運動で基礎体力が付いてくる → まず外あそび
身体バランスが付いてくる
精神面 必要なときに集中できるようになっていく
◎片足立ち - ボールに視線を集中しながら
◎ピッと笛が鳴ったら立ち上がるトレーニング
精神面 自信が付く、自己肯定感がもてるようになる
自己肯定感
- 小さな成功体験を広く多く積んでいく
精神面 エネルギーもストレスもはっつんでき気持ちがスッキリする
生活面 体の感覚が付くことで学習面にもよい影響が出る。
睡眠の質が上がり、生活リズムが整ってくる。
友達との関わり、社会性が育まれる。
◎ 連帯感、ルール、約束、社会性の体験
□コラム:家庭の中で「これだけは守ろう」というルールを決めておこう
☆「教師のための66の語録」杉山正一 東洋館出版社 1995年 ①【再掲載 2014.9】
<出版社の案内>
あいさつや講話の話材や、論文などへの引用として、すぐに利用できる世界の名言集。教
育者であるあなたへ贈る、心に響く66のことば。
◇「話」で教師の真価が分かる
「話」で教師の真価が分かる
子どもの心をとらえる
「名もなく貧しく美しく」二重苦の夫婦
◎ 話も腹八分目が大切 相手をよく考えて
話材を集めよう
「話の種袋」を作ろう
子どもの作品をコピーして
「話のノート」ファイルを作ろう
<子どもを見る眼>
◇エマーソン 米国思想家(1803-1882)
「すべての人には、その個性の美しさがある」
シュプランカー(ドイツ)性格分け
理論人・審美人・経済人・社会人・権力人・宗教人
◇サンド・ブーヴ 仏文芸評論家(1804-18691)
「人間をよく理解する方法はたった1つしかない。それは彼等を判断するのに決して急が
ないことだ」
人間には4つのイドラ(偏見)
・偏見
・片見
・辺見
・先見
◇大学
「心ここに在らざれば視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味わいを知ら
ず」
◎ 教師の心のあり方にかかっている
◇ゴルドマン 仏社会学者(1913-1970)ルーマニア生まれ
「人間は目を二つ持つが舌は一つである。ということは、しゃべるよりも二倍も観察する
ためである」
◇スタンダール 仏文学者(1873-1842)
「子どもは涙で命令し、聞いてもらえないとわざと自分を傷つける」
欲求不満には様々な表れ方があり対応も難しい
ゴルドマンはうまいことをいいますね。とすれば耳も2つ。目と耳でよく見てよく聞いて観察しろ...ということなのでしょうね(^_^)v 「心ここに在らざれば視れども見えず、聴けども聞こえず...」に通じることかと(*^_^*)
by yokomi (2021-09-16 08:43)
yokomiさん ありがとうございます。
わたしは、つい、しゃべりすぎてしまいます。「聴くこと、聴くこと」と自分に言い聞かせているのですが、家族相手になると‥。
by ハマコウ (2021-09-16 13:12)
ハマコウさん
こんにちわ~(^^
今日の記事の本のタイトルは身障者としては
読んでみたいです・・・・・
最近のスマホの画像への進歩は凄いみたいですが
胸ポケットにスッポリ入り切らないと持ち歩きが辛いので
ついついコンデジを重宝に利用してる私・・・
便利な機能をフル回転させて悪戯画像を撮ってます(笑)
by makkun (2021-09-16 13:13)
makkunさん ありがとうございます。
苦手だとしても楽しく感じることができる体育の授業ができるようになりたいと思っています。体育の授業をもつ可能性は大変低いのですが。
小さなデジカメ、便利でいいですね。わたしのものは古いもので画質はよくないのですが、愛用しています。
by ハマコウ (2021-09-16 13:22)
発達障害のお子さんの話ではないので比較にはならないかも知れません。
もう55年以上も前で、記憶もうろ覚えになってしまうが、私の記憶では例えば鉄棒の「逆上がり」などは、すぐに出来る子は案外少なくて、自分でどうしたら逆上がりがうまく出来るかを考えながらする子は、少しずつ上手くなって最後は上手く回れるようになるという感じでしたね。だから言われてただやってる子は最後まで出来ないという感じでした。
自分も初めから出来るというような、運動神経の良い方ではありませんでしたが、比較的早く出来るようになりました。具体的には自分が逆上がりが出来ないと分かった、その日の放課後に下校時間ギリギリまで逆上がりの練習を繰り返して最後は出来るようになって、翌日は完璧に出来るようになりました。
でも甘えん坊の子や、すぐ泣いてしまうような子は、最後まで出来なかったと記憶しています。
by U3 (2021-09-16 23:30)
U3さん ありがとうございます。
わたしも、小学校2年生の頃、はじめは逆上がりができなくて、友達と少し離れた鉄棒のある公園へ何日か通った覚えがあります。自分の力で克服できたことの喜びは大きいですね。
体育は「できないことができるようになる」喜びを、自分で感じることができる教科だと思います。子どもに合った適切な課題と手立てが大切になると思っています。
by ハマコウ (2021-09-17 04:35)