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「天災から日本史を読みなおす」磯田道史 中公新書 2014年 ③(最終) /「小学校発一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー2」菊池省三 日本標準 2013年 ①【再掲載 2016.5】 [読書記録 一般]

今回は、9月26日に続いて、磯田道史さんの
「天災から日本史を読みなおす」の紹介 3回目です。


出版社の案内には、


「豊臣政権を揺るがした二度の大地震、1707年の宝永地震が招いた富士山噴火、佐賀藩
 を『軍事大国』に変えた台風、森繁久彌が遭遇した大津波―。史料に残された『災い』
 の記録をひもとくと、『もう一つの日本史』が見えてくる。富士山の火山灰はどれほど
 降るのか、土砂崩れを知らせる『臭い』、そして津波から助かるための鉄則とは。東日
 本大震災後に津波常襲地に移住した著者が伝える、災害から命を守る先人の知恵。」


とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「神社はなぜ流されなかったのか  津波に弱い松林」


・「この前幼い子が言うんです。津波で杉は枯れたのにツバキだけが残っている。なぜかって。
  ツバキは地下に根を深く張るそうですね。表面上見えない所に大切なものがある。人間も同じ
かもしれません」


・「磐田市の元島遺跡  7世後半~15世紀後半  800年間に4回(の津波跡)」
- 平成6年~24年度、3次にわたって静岡県教育委員会が発掘調査を行っています。


・「大船渡小に学ぶ」




もう一つ、再掲載となりますが、菊池省三さんの
「小学校発一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー2」①を載せます。
褒められること、認められることがやる気に結びつく場合が多いですね。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆「天災から日本史を読みなおす」磯田道史 中公新書 2014年 ③(最終)

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◇東日本大地震の教訓

1.南三陸町を歩いて分かったこと
  
 神社はなぜ流されなかったのか
  

 ◎ 津波に弱い松林
  

 浜松 ― 大規模防潮堤の計画 
      木も植えられる
  

 南三陸町の人
  「この前幼い子が言うんです。津波で杉は枯れたのにツバキだけが残っている。なぜかって。
   ツバキは地下に根を深く張るそうですね。表面上見えない所に大切なものがある。人間も
   同じかもしれません」
  

 津波の砂泥に学ぼう
   津波肺炎  黒い砂泥が胸に入ると
      
   低体温症
      
   仙台平野 500年周期で内陸4kmまで浸水
        津波の砂に学ぶ 津波堆積物
      

 磐田市の元島遺跡   
   7世後半~15世紀後半  800年間に4回分  
   15㎝以上の砂
 

 「遠地津波」は何が危険か
    日本に平均20年ごと





2.大船渡小に学ぶ
  
チリ地震を知る校長の決断
   2014.1.31積志小に講演 大船渡小前校長
  

 危険の直感こそが生存への道標
  全員を校庭に 避難
  

 「自分の命は自分で守る」




3.村を救ったある村長の記録


◇あとがき

 個人の経験・叡智を生かそう


 最初の大学を一年で退学
  歴史学・水元邦彦先生の授業『日本の近世社会』
 「歴史学というのは何も政治史だけの狭いものではない。動物の歴史だってあるし、トイレの歴
  史だってある。自然の歴史もある。地震や噴火などの災害の歴史は現代にもつながる生きた
歴史である。」

  ↓

古文書をもとにしたリアルな歴史災害の話
   浅間山の噴火で犠牲になった農民たちの古文書コピー

   ↓
  
「歴史学は生きている。我々の命をも守りうる現代に必要な学問である。」
  

 これから備えるべき自然の危機は3つある
  1地震・津波などの地学的危機
  
  2 地球温暖化に伴って台風や集中豪雨が激化することによる風水害・高潮・土砂崩れなど
   の気象学的危機

  3 抗生物質耐性菌・インフルエンザ・出血熱などの感染症学的危機

     |  「リスクコントロールの歴史学」 2014.9

 ◎朝日新聞be連載「磯田道史の備える歴史学」 2013.4.6~2014.9.27








☆「小学校発一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー2」菊池省三 日本標準 2013年 ①【再掲載 2016.5】

<出版社の案内>
進化し、深化する「ほめ言葉のシャワー」。北は北海道稚内、南は沖縄県石垣島。そして、
海外の日本人学校からも。広がる「ほめ言葉のシャワー」の実践が大集結!
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◇はじめに

 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」平成24年7月16日



◇「ほめ言葉」が子どもと教室を変える

1 ほめられた経験のない子どもたち


2 自信のない子ども 
    安心のない学級 

    心が荒んでいる


3 ほめる力を身につけた子どもたち


4 ほめ合うサイクルを教室の中に 
    スタートは「教師がほめる」
    
   「自信」+「安心」 → 「自分らしさ」 


5 成長し続ける子どもたち


6 子ども・教室を変える「ほめ言葉」の力




◇「ほめ言葉のシャワー」成立までのステップ

1 教師がほめ続ける  
   教師が率先して

  「ミニライフヒストリー」
    質問を全員がする
→ 答える

→ 本人スピーチ

→ 菊池コメント


 ほめるポイント 
  ① 「小さな事実をほめよう」と決めてほめる

  ② 過去と比べてプラスの変化をほめる

  ③ 「なぜいいのか」の説明を加えてほめる

  ④ 拍手とセットにしてほめる

  ⑤ クラスのみんなにも伝えてほめる



2 子どもたちに「ほめ合う楽しさ」を体験させる
│ 名前│
│ │
│ │
│ │

   四つ折りの紙を  ランダムに配布
4人 + 自分の感想



3「ほめ言葉」は自分らしさであることに気付かせる 

子ども  何でもすぐ人と比べてしまい「自分はダメだ」

~ ほめ言葉 - 正解はなく自分の言葉で伝えればよい

 

4 みんなの成長を自覚させる

 

5 一巡目は「心の動き」を大切にする

 

6 子どもの「よさ」を広げる指導を繰り返す

マイナスを正そうと焦らない

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