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野口芳宏さんはこんなことを ④ /「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ①【再掲載 2014.11】 [読書記録 教育]

今回は10月25日に続いて、わたしの要約ノートより 
「野口芳宏さんはこんなことを」の紹介4回目です。



野口芳宏さん、多くの本を出しています。
教職に就こうとしている学生さん、教職に就いて間もない人には特にお薦めです。




- 教師七訓 

いつも頭に置いているつもりですが、いつの間にかぼんやりとしてしまいます。
こうして、時々、見直すことが大切ですね。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「指導案は10も20もつくれ - ただし授業になったら一切を忘れよ」


・「自分の言葉を自分の耳で聞きながら話せるようになれば一人前です」


・「聴衆の反応に応じて話し方を変えよ」


・「結論をまず最初にズバリと」


・「3分間音読 1ページを1分間で読めるかな」
- 1分間「新幹線読み」音読を国語の時間、毎回取り組んでいました。
  どこまで読めるか、はっきり聞き取ることができるかを意識するようにと声を掛けて。



 
もう一つ、再掲載となりますが、会田雄次さんの
「たどり来し道」①を載せます。
会田雄次さんを知っているの世代も少なくなってきたのではないかと思います。
出版当時から25年経ってますます…?





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆野口芳宏さんはこんなことを ④

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◇挙手

  わからない人

  → 分かる人 (残りの子が全員あげているか)




◇教師七訓
  
 1 やっぱり教材研究の不足です


 2 成果を一言で言えないようではいけない


 3 技術は百発百中


 4 指導案は10も20もつくれ  
     ただし授業になったら一切を忘れよ


 5 自分の言葉を自分の耳で聞きながら話せるようになれば一人前です


 6 子供の心の中に清々しい疑問を育てるのが本物の教育ではないか


 7 経験は意図的に積み重ね,それに整理を加えなければ力にならない




◇話し言葉指導の条件

 1 教師の話し言葉の基本

   ① 子供に向ける言葉を自らの耳で聞け

  ② 聴衆の反応に応じて話し方を変えよ

  ③ 受語


 2 子供の話し方の基本

① 自然さと 親しみ    「です ます」 

② 礼を失してはならない   センスの形成

③「問い」と「反論」を歓迎する


3 子供同士

① どの子にも聞こえる声で

② 一文一文を区切って完結させる
         言い直しをさせる

③「反対」を歓迎する

④ 発言の独占をさせない




◇話し言葉の訓練

 ① 間を取らせる  

     10秒待つ 
 
     発表します・問題ですという  

     これを見てほしい
 
     新しい息で返事をする


 ② 結論をまず最初にズバリと


 ③ 大きな口を開けさせる  

     頬骨が動くように話してごらん


 ④ 3分間音読

    1ページを1分間で読めるかな




◇心の教育の復権

 戦後   快の原理と利の原理に

       → 律 と 秩序の復権を




◇発言力を育てる

 ① ノートに発言させる  

     ノート発言・全員が発言


 ②「書かない人はいるか」と問う。  

     全員が書く さっさと書かせる


 ③ 分布を知るため挙手させる  

     自分の内面の顕在化


 ④ 対立を確認する   

     自分の考えを他との差異が明瞭になるように書かせる



     多様な反応があることを理解させる


 ⑤ 対立をめぐって話し合わせる

     知的正義感  

     選択 - 自分の考えは持てる
立場をはっきりさせる


 ⑥ 発言の仕方を教える












☆「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ①【再掲載 2014.11】

<出版社の案内には>
志を消失し、金権万能の信者になった政治家。醜悪な馬脚を現した経済界。呆然自失の国
民。もはや、日本は国家ではなくなったのか…。この衰亡を食いとめることは出来るのか。
今こそ歴史家の言葉に耳傾ける時が来た。
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◇西田幾多郎 

「自分の生涯と言えば,人生の前半は黒板を前にして座り,後半は黒板を背にして立った。
 それだけのことだ。」
 



◇平等     

 日本ほど平等・同質の国は珍しい


 同じものを食べ,使う言葉も万人同じ


 地方と中央の差別もなく,着物も人の顔さえ大差ない



豪華な喫茶店に労働者も職人も気にせずに入れる


 逆に高額所得者が平気で場末の酒場の暖簾をくぐる



□会田幼少時
極端な貧困と驕奢  
 
   極端な新奇と固随

  極端な舶来と国産  
 
   極端な上等品と安物

  極端な片仮名と草書


□日本人の特質

◎権力,金力,地位など背景を持つ人間には卑屈なほど従順



 ◎それを失い危害を加えても報復の心配のない相手にはこの上なく残忍・酷薄となる


□日本軍  

  初年兵は、いたぶりと使役の対象


□昭和43年 「文化会議」


□昭和54年 
   京都大学定年退官

若者や学生に絶望

「苦労知らずの若い人と話すのが嫌になった」

→ 著作専念


□日本はこのままでは崩壊・衰退する

 ◎ 少し貧乏でも良い,独立自尊の国民による自主自立の国家としてまじめに矜持を抱
  きつつ,こつこつ生きていける存在にすべく国民が目覚めてくれないものか!
                            1994年8月

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