SSブログ

「孤独のすすめ」ひろさちや SB新書 2016年 ④(最終) /「教師のための66の語録」杉山正一 東洋館出版社 1995年 ②【再掲載 2014.9】 [読書記録 宗教]

今回は、12月27日に続いてひろさちやさんの
「孤独のすすめ」4回目の紹介 最終です。



出版社の案内には、


「そもそも孤独を癒そうとするのが大間違い!現代日本がつくり出した、本当は誰しも感
 じている『孤独』な状況-。昔の共同体のような『閉じた社会』での密な関係はなくな
 り、今はネットで不特定多数とも広く繋がれる希薄な人間関係の中に生きています。い
 つでも人と繋がれる時代に生きていながらも、昔に増して孤立感・疎外感を抱いている
 人は多いようです。そして厳しい世間の荒波にもまれ、人間関係をこじらせ、ときに一
 個人としての孤立や無力さを感じたり、孤独に苛まれることがよくあります。そもそも
 今の世の中は狂っているともいえます。人は世間の物差し(常識)を押しつけられて生
 きており、かえって疎外感や生きづらさ、孤立感を感じることにつながっているのです。
 そう、そんな狂った世の中で、現代人が寂しくなく「孤独を生きる」には、実はほんの
 ちょっとコツが入るのです。本書は、『孤独』というものの本質に立ち返り、般若をは
 じめ古今東西の偉人賢人の考えも参照しつつ、ついつい癒(解消)しがちな『孤独』を
 恥や悩みとせず、むしろおかしな世の中で自分の状況をしっかりと肯定し、孤独と上手
 に向き合うことで、楽しく生きていく術を書き下ろすものです。」


とあります。


昨日おしらせしたように、しばらくの間、記事をアップするのみにします。
残念ですが、皆さんのブログ訪問できないことを御承知願います。
がまんがまんの年末年始となりそうです。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「我々が悩むのは『孤独』の状態ではなしに、『孤独感』である。」



・「絆・束縛を断ち去れ!浮世のしがらみを断ち切って自由になって独りで進め!(釈迦)」


・「馬鹿な蛙と阿呆な狐」
- どちらがいいでしょうか。



ひろさちやさんの本を読むと、くよくよしなくていいと慰められます。
新しい視点を与えてくれるひろさんの本、おすすめです。




もう一つ、再掲載となりますが、杉山正一さんの
「教師のための66の語録」②を載せます。
なるほどと気付かせてくれることがあります。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「孤独のすすめ」ひろさちや SB新書 2016年 ④(最終)

1.jpg

◇Ⅲ 絶対の孤独

14 愛を超えたもの

   三浦綾子(1922-1999) 
     朝鮮戦争 米国青年 両足切断 ピストル自殺

     『藍色の便せん』小学館




15 「孤独」と「孤独感」

   「老いて子なくを独といい、幼にして父亡きを孤という」
                          孟子


    我々が悩むのは「孤独」の状態ではなしに、「孤独感」である。
      
     → 仏教 「愛するな」
    
 ◎ 絆は「連帯」ではなく「束縛」の意味、「浮世のしがらみ」ひろさちや  

   釈迦 
    絆・束縛を断ち去れ!

= 浮世のしがらみを断ち切って自由になって独りで進め!


  ※ 本当の出家とはホームレスになること




16 世間を馬鹿にする

   世間を馬鹿にすればよい
    

   聖徳太子(574-622)
     世間虚仮、唯仏是真(せけんこけ、ゆいぶつぜしん) 


   カント 
    「自分は流行を追う馬鹿」




17 人生の孤独と生活の孤独

   「無量寿経」 
     独生独死、独去独来


   人生の孤独(絶対的な孤独) - 生老病死


   ドイツのヤスパース(1883-1969)
     「限界状況」 - 努力しても絶対に変えることのできない状況






◇Ⅳ 阿呆の孤独

18 馬鹿な蛙と阿呆な狐

  ◎馬鹿
   … 問題状況を打開し、解決しようとあれこれ努力して、結局はそれに失敗する人。
    失敗せずに成功した人は、賢い人。


  ◎阿呆 
   … 問題状況を打開し、解決することは自分には不可能だと思って、問題があるま
    ま、そのまま楽しく過ごす
     『イソップ物語』の狐「負け惜しみ」




19 思うがままにならないこと




20 愛する妻との別れ








☆「教師のための66の語録」杉山正一 東洋館出版社 1995年 ②【再掲載 2014.9】

1.jpg

<教師を問い直す眼>

◇カント 独近代哲学(1742-1804)

「人は人によってのみ人となり得べし 人から教育の結果を取り除けば全く無とならん」


「アベロンの野生児」「オオカミに育てられた少女」
- 人間を人間たらしめるのは教育の仕事




◇吉田松陰

「師導を興さんならば妄(みだ)りに人の師となるべからず 真に学ぶべきことありて師と
 すべし」

  - 教師としての専門技術と教師としての人格




◇セネカ ローマ・ストア派哲人(54DC-65AC)

「人間は教えている間に学ぶ」
    
  - 教える立場にある教師は自らも学ぶ教師でなければならない



◎ 教材研究すればするほど教材への理解が深まってくる


「教えることは学ぶことの半(なかば)」


「教師も学生なり」


 ジューベル
   「教えることは二度学ぶことである」



◎ 教師よ、教師は勉強しなければならない




◇スタール夫人 仏文学者(1766-1817)

「子どもと戯れることのできる人だけが教育者となる権利がある」

  - 子どもをよく知り、よく理解し、子どもの心をよくとらえている教師




◇バーナード・ショウ イギリス劇作家(1856-1950)ノーベル文学賞受賞者

「できる者は行う できない者が教える」

- 口先だけで教えている学習指導では子どもが離れてしまう



◎ 本当の学習指導 = 子どもが喜んで取り組む学習こそ大事




◇アインシュタイン(1879-1955)

「独創的な表現と知識の悦びを喚起させることが教師の最高の術である」

- 学ぶ喜び、学習の楽しさ  = 終わりのベルを恨むような


共通テーマ:学校