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「いいかげんのすすめ」 ひろさちや PHP 2008年 ② /「発達障害の子を育てる58のヒント」小林みやび GAKKEN2014年 ②(後半)【再掲載 2015.2】 [読書記録 宗教]

今回は、1月28日に続いて、ひろさちやさんの
「いいかげんのすすめ」2回目の紹介です。。



ひろさんの本を読んでいると、自分が恥ずかしくなることが多々ありました。




出版社の案内には、


「仏教を中心に、宗教的なものの見方・考え方を紹介。戸惑い・不安を抱え、傷つ
 くことも多い現実社会を生きるための叡智をやさしく説く。」


とあります。




今回紹介分
「放棄 - 手に入れた生活の快適さに『しがみつく』のをやめる」
より強く印象に残った言葉は…

・「いったん手に入れた生活の快適さはなかなか放棄する気になれずに、それにし
  がみついている。」


・「文明とは、そういう無駄をつくるものなのであろう。」


・「わたしたちは苦労して手に入れた地位や財産をなかなか手放す気になれない。」


・「人生には「放棄」によってしか解決できない問題もあるのだということを、わ
  たしたちは知っておきたい。」




もう一つ、再掲載となりますが、小林みやびさんの
「発達障害の子を育てる58のヒント」②を載せます。
読んで学ぶことがたくさんあります。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「いいかげんのすすめ」 ひろさちや PHP 2008年 ②

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◇放棄 - 手に入れた生活の快適さに「しがみつく」のをやめる

 本当か嘘か知らないが、マレーの原往民たちは、おもしろい方法でメガネザル
を捕獲するそうだ。

 ヤシの実の殼に穴をおけ、その中に米粒を少し入れる。

 そのヤシの実に繩をつけて、繩をヤシの本につないでおく。

 メガネザルは片手を穴に突っ込み、中の米粒を握る。

 すると拳が穴につかえて手が抜けなくなる。

 こんな簡単な方法で、メガネザルは捕獲されるらしい。



 そういえば、笑い話があった。

 お客にコンペイトウのつぼを出した。

 お客はつぼに手を入れたが、どうしても抜けなくなった。

 しかたがないので、主人はつぼをこわしたが、見ると客は拳いっぱいにコンペ
イトウを握り込んでいた。



 しかしながら、わたしたちはメガネザルやそのお客を笑えない。

 いったん手に入れた生活の快適さはなかなか放棄する気になれずに、それにし
がみついている。

 冷房病の対策に、腰巻きや腹巻きをし、厚いセーターを着ている。

 クーラーをとめればいいのに、それができないのである。


 新幹線で目的地に行き、早く着きすぎたので映画館に入って時間をつぶしてい
る。

 それなら鈍行で行けばよいのに…と思うが、その鈍行の本数が少ないのでどう
にもならない。

 文明とは、そういう無駄をつくるものなのであろう。



 いや、わたしたちは苦労して手に入れた地位や財産をなかなか手放す気になれ
ない。

 はたから見ていると、なにもあんなに地位の保全にきゅうきゅうとしないでも
いいのに…と思うが、本人にすればそうは考えられないようだ。

 その地位を守るために犯罪をおかしたりする。


 仏教の開祖の釈迦は,釈迦国の太子であられた。

 しかし釈迦は、人生の問題、人間の問題を解決すべく、太子の地位を捨てて出
家された。

 人生には「放棄」によってしか解決できない問題もあるのだということを、わ
たしたちは知っておきたい。







☆「発達障害の子を育てる58のヒント」小林みやび GAKKEN2014年 ②(後半)【再掲載 2015.2】

<出版社の案内>
子育てで回り道や失敗を重ねているうちにわかってきた「子どもとの関係をスム
ーズにするコツ」園・学校・療育・家庭のそれぞれでのポイントを母親である著
者が大紹介!
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◇療育の効果を追求する 

 療育の効果が出るのはいつ?
 週に一度民間療育機関に


 療育には優先順位が必要
  話すのが苦手 

   偏食 

   気が散る 

   細かい作業が苦手 

   コミュニケーションが苦手 等々


「繰り返し言ってください」の効果は?
  ・音声による情報は理解しづらい

・耳より目に注意が行っている

  ・だめなことは分かってはいるけれど衝動を抑えきれていない
 
  ・注意されている行動内容に強いこだわりがある 

・注意されている行動内容が感覚刺激になっている

            |

◎ 本当に「繰り返し言う」が唯一なのか?
 

 療育の最大の障壁は家族?
 「うちの子は普通だ」と言って療育を願わない

   あきらめない


 親は先生になるべきではない…けれど   
  療育-多くて週に1回  自治体によっては月に1回

    → オススメ 保護者によるプチ療育
 
   ◎「否定形」を「肯定形」に
     (否定語)  (肯定語)  
   (例)「走らないで」 → 「手をつないで歩こう」


 民間の療育機関の選び方
  内容は? SST OT(作業療法) ビジョントレーニング 音楽療法

 理論は? ABA RDIプログラム TEACCHプログラムなど

 予算内か?


 療育を受けるコツ
 子どもの記録を持って毎回持参する + 記録を貰う

   療育は先生と子どもと保護者のキャッチボール  



◇発達障害の診断をどう考えるか
 
 楽になるなら診断は早めに
  「あなたのせいではないのですよ」


 わざわざ発達障害にしなくてもという声
   発達障害の専門医にかかる必要はあるか
   ネット「発達障害診療医師名簿」検索


 診断名と療育とはセットではない
  「発達障害」 ~ 夕暮れの空のようなもの = 線ひきが難しい

  どうする本人告知

  告知の前にしておくこと  

   ◎「こうなりたい」を一緒に探す



◇子どもへのかかわり方

 同じことで叱ったときに保護者がやること
 ◎トークン作戦(はんこ・シール) 3回ルール


「いつか治る」と思って叱ってもダメ
・環境調整を自分でできるようになるように

・苦手な部分をスキルで補う

・感情コントロールの方法を身に付けさせる

→ ◎ 治すのではなくその子なりの社会への適応方法を考える
   
   ◎「助けを求めるスキル」
       治すではなく身に付けさせる 


「そのままの君でいいよ」は正解なのか?


 感覚過敏に対処する


 遊び場は大人の目があるところに


 失敗に備える
   失敗したときのイメージトレーニング


 苦手のループに陥らせない


 子どもの「うつ」を見逃さない

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