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「自問活動のすすめ」竹内隆夫 第一法規 1991年 ④(最終) /「この世の悩みがゼロになる」小林正観 大和書房 2006年 ①(前半)【再掲載 2014.1】 [読書記録 教育]

今回は、2月27日に続いて竹内隆夫さんの
「自問活動のすすめ」4回目の紹介 最終です。


読んでいて「信州の教育」という言葉を思い出しました。


出版社の案内には、


「道徳教育を自発的なおこないの中で、行動力と生きがいをとりもどそうとし
 て行った具体例を紹介する。自らの生き方を問い、徳性の向上をはかろうと
 した『自問活動の教育』 の実践例。」


とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「自問清掃
  ~ 子どもたちの自発性を信じる
    教師からの指示・命令・誘導を一切やめる」


・「教育における信頼とは、待つことに耐える悲しいかけなのかもしれない。」


・「正直に生きるさわやかさを!」


思っていることを素直にいう友人から、
「自問清掃は忖度を強いる教育ではないか。」
と聞かれました。
それとは違うと思いますが、そう感じられる面もあるのかと思いました。




もう一つ、再掲載となりますが、小林正観さんの
「この世の悩みがゼロになる」①を載せます。
どんなジャンルの本かと聞かれると困る本ですが、
気軽に読むのに良い本だと思いました。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「自問活動のすすめ」竹内隆夫 第一法規 1991年 ④(最終)

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◇清掃活動を生かした自問活動の展開

 孔子  「日に三度我が身を省みる」


◇「自問清掃」「自問活動」

 <導入>

   信頼をかけぬく

   教師に必要なのは信頼の哲学

   自問清掃
   ~ 子どもたちの自発性を信じる
  
     教師からの指示・命令・誘導を一切やめる



  ○ なぜ我々教員は勇気をもって子どもたちに積極性能動性を養うことが
    できないのだろうか


  導入前に…

  「だれしも誇るべき自発性を備えた人間であること、首に縄を掛けられて
    人から指示され誘導されながら働く馬や牛のようでは人間として恥ずか
    しい。先生もみんなをそんな動物のように扱いたくはない。みんなが誰
    からも指示されることなく、自発的に掃除をやり終えることができたと
    き、君たちは人間になったのだ。それゆえ、先生方は一切世話をするこ
    とをやめ、皆さんが自発的にできるようになるまで、待つことにする。
みんなができるまで何日でも待ちましょう。」


  教師
   × 監視人・評価者 
   ◎ 作業者



  「教育における信頼とは、待つことに耐える悲しいかけなのかもしれない。」


1 耐性と自由 → 「自制心」と「集中力」 

   おしゃべり 
  
   → 「肩をたたく」 

   → ベランダに腰を下ろしじゃましないで我慢できるか



2 心をくみ取る気働き 「協調性」

   叱ることの価値



3 作業の発見と存在感 「創造力」

   余った時間

   → 棚の配置 = 未完成でも打ち切ってよい

  「見つけ清掃」
   


4 感謝の心で

   ○ 親への感謝は教師が、教師への尊敬心は親がするというように別の大
    人がするのでなければならない



5 裏表をなくす

   中谷宇吉郎博士 子ども米小学校・校長
「裏表のない正直な子どもにするつもりです」

   道徳教育の基本 
    「心に正直な人間になること」

     正直に生きるさわやかさを!



◇竹内隆夫

 昭和11年長野県師範学校卒 
   城山小、信大長野附中、上四北小、篠ノ井西中校長   
   野岸小校長、中野市高社中校長 昭和51年退職









☆「この世の悩みがゼロになる」小林正観 大和書房 2006年 ①(前半)【再掲載 2014.1】

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◇思い通りにならない人生に疲れたら
  
 「光」になる まず自分が幸せになる 


 相手を丸ごと認める
   悩み苦しみ苦悩は相手を思い通りにしようとする時
   
   目の前のこと・人・ものを大切に
  

 負ける訓練



◇仕事がつらくなって辞めようと思ったら  

ナースコール


この世に雑用という仕事はない 
   渡辺和子さん


 130%の投げ掛け  
   「金銭」 + 「パワー」


 投げ掛けたものが現在を作る


 人生に成功も失敗もない 
   登別温泉の滝本館


 五戒を言わない  
   ① 不平不満 
   ② 愚痴 
   ③ 泣き言 
   ④ 悪口 
   ⑤ 文句


 時計を振り子
   ~ いかに五戒を言わずに笑顔で生きるか



◇今幸せでないことが悲しかったら

99%の人、1%の人
  

 つかんでいるその手を放す 
  「ほとけ」 - ほどけるが語源 


 執着の本質 
  「こうでなきゃイヤだ」
  「どうしてもこうなってほしい」
   やだ,0か

  ◎「~だとうれしい」に!


 人間の喜び三つ 
   あ 当たり前 雨が当たり前と思うこと

   か 感謝

   し 神秘性
  

 「幸」と「不幸」はオセロゲーム 


 「中立」の世界に色をつけるのが「私」
    色 - 目に見えるもの,形あるもの,物体,肉体

     空 - ない
  

 わたしだって<無罪の七施> 
① 優しい眼差し(目) 

   ② 思いやりに満ちた言葉(口) 

   ③ 暖かな笑顔(顔)

④ 他人の悲しさを分かる心(胸) 

   ⑤ 荷物などをもってあげる(手足)

⑥ 席を譲ってあげる(尻) 

   ⑦ 寝る場所を提供する


 「ありがとう」の心


 5つの解決方法
   3次元 ①戦う 

       ②逃げ出す 

       ③忍耐 

       ④気にしない

       ⑤気にならない



◇人間関係に行き詰まったら

1000人の嫌な人
   天国も幸せの青い鳥も山のあなたの空遠く存在するわけではなく,わたし
  の心の中に存在している。 


 イライラする人させる人
  

 人間関係解決二つの方法 
   ①人を人格者にする
   
   ②自分が人格者になる
  

 裁く者の心は砂漠,許す者の心はラクダ
   98点の所に陥穽 - 正義感・使命感の発生  


 もてる人になる方法教えます
  ① 色は少なければ少ないほどいい  
 2色まで-どうしてもと言うなら3色まで

 色をとにかく少なくすること

   ② 革製品を全部同じ色でまとめる 



◇お金で辛くなったら

お金が無限に入ってくる方法 お金をながす


トイレ掃除とお金
   眉間にしわを寄せず 口角3本分の所を刺激する
 
   トイレを綺麗にしてふたをする      


 全部実話の不思議な話
  宇野タオル(波動タオル)
トイレのふたを閉めてトイレ掃除を熱心に。不平不満愚痴泣き言悪
    口や文句を言わない。避難攻撃中傷をしていない。いつもニコニコし
    ていて自分が…


 貧乏神と福の神は同じ神さま
   自分のためにだけお金を使う ~ 貧乏神
 
   人のためにお金を使う ~ 福の神        

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コメント 4

そら

>思っていることを素直にいう友人から、
「自問清掃は忖度を強いる教育ではないか。」
と聞かれました

ハマコウ先生は素晴らしいご友人様をお持ちでいらっしゃいますね。
でもハマコウ先生にたがらこそ、伝えるという側面もあるのではないでしょうか。
ハマコウ先生なら、忖度教育にはなりえません。ですが、現実には裸の王様のような教育者がいるのも確かです。
子供達が平等に教育を受けることは難しいですよね。
大変な中での毎日だと思います。どうぞお体にはお気をつけてください。
いつも尊敬しております。
by そら (2022-03-08 08:06) 

pigumon

>
○ なぜ我々教員は勇気をもって子どもたちに積極性能動性を養うことが
    できないのだろうか

従業員教育をしていく中、本当その難しさを痛感しております。
今年こそはより多くのスタッフに自ら考えて仕事の出来る様に
サポートしていきたいと思っております。
その為にはそうした職場風土が育まれないと
いけないんでしょうが・・・
永遠のテーマのような気もしております。


by pigumon (2022-03-08 08:32) 

ハマコウ

そらさん ありがとうございます。
「もう少し気楽に自発的になれるものを」
と友人は考えたのだと思います。
子どもたちに指示する言葉一つでも、自分を問われることだと感じます。

by ハマコウ (2022-03-08 17:46) 

ハマコウ

pigumonさん ありがとうございます。
積極性、能動性を育てることは難しいことだと常に感じています。わたしも、自分が常に能動的かと問われると、困る面をもっていますから。
本年度、授業中なかなか真剣に取り組めない子に、何回かお手伝いを依頼してきました。そのたびに感謝の言葉を言ってきたところ、掲示物を示しているときなど、声を掛けなくてもさっと出て手助けしてくれる姿が増えてきました。うまくいくことばかりではありませんが、認められたい子どもの思いを知ることができました。
by ハマコウ (2022-03-08 17:57) 

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