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「ユートピアを求めて」安岡正篤 DSC 2002年 ②(後半) /「ストレスから子どもを守る本」富田富士也 PHP 2000年 ① 前半【再掲載 2015.12】 [読書記録 一般]

今回は、4月29日に続いて、安岡正篤さんの
「ユートピアを求めて」2回目(後半)を紹介します。
途中までしか読んでいないのですが。



出版社の案内には、


「本書は、名著『老荘思想』を著した安岡正篤師が『老子』
 を講じた筆録です。老荘思想の神髄をついた講話は、俗世
 の汚濁と頽廃を救う妙薬として、読む者を神秘的なユート
 ピアに誘い、現代文明に毒された我々の心を沈静・慰藉し、
 やがて解脱へと導いてくれることでしょう。」


とあります。



今回紹介分より強く印象に残った自分自身への戒めの言葉は‥

・「中国では『老』『黄』は敬語」


・「理論は根本・本質において極めて具体的でなければならない」


・「善人は朋友、友をつくる 
  いい友達をつくる。けれども党を組まない」


・「技術文明に走るというと人間は自然を失う」


・「善がとんでもない悪である場合もあるし、悪が一転する
  と大変な善というものになる」



安岡さんが日本の政治の黒幕と呼ばれるのが分かる気がしました。



もう一つ、再掲載となりますが、富田富士也さんの
「ストレスから子どもを守る本」①を載せます。
冨田さんの言葉掛けから、
少し頑張ってみようかなと、わたしは思いました。


今日は勤務日です。
通勤路が空いていることでしょう。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「ユートピアを求めて」安岡正篤 DSC 2002年 ②(後半)

1.jpg

◇老子を読む(上)

□老子の背景
 中国では「老」「黄」は敬語
老先生 老大人 老酒
↑↓
「生」


□老子伝から老子研究へ
老子の姓は李、名は耳、字は□  
耳が立派な人だったはず = 博覧強記


□信言は美ならず


□本当の理論知識とは
ソ連と中共との理論闘争

理論は根本・本質において極めて具体的でなければならない
 
 仁と佞の意味するもの

信  人が言う = まこと、伸びる
仁  人を寝かした形 ~ 人と人とを結ぶもの
ものを包容しそだてゆく力、徳

女性が多い 
         子どもをはらむ「佞」
もともとよい言葉が悪くなった


□善人と悪党
善人は孤立する 
   悪人は結束力・攻撃力を持っている

 善人は朋友、友をつくる 
    いい友達をつくる。けれども党を組まない。
~ 正しい意味の交わりは朋

◎善人は強くなければならない
「上善は水の若し」
   「知る者は博からず」
   「聖人は積まず」


□小国寡民には
人間はどこまでも自然を失ってはならない


□公害論と文明の没落
あまりにも知識文明 
   技術文明に走るというと人間は自然を失う

 ローマ・クラブ
   1968 イタリア アウレリオ・ベッチェイの呼び掛け
レイチェル・カーソン(1907-1964)
米海洋生物学者「サイレントスプリング」

 先憂後楽
  シュペングラー(1880-1936)独 「西洋の没落」
トインピー(1889-1975)伊 「歴史の研究」

◎易学
     易の陰陽相対性理論
オルテガ(1883-1955)スペイン


□機を見る
 - シンギュラー・ポイント

急激な変化の始まる接点境界線 = シンギュラーポイント

シンギュラーポイント後半
    「ハーフ・ライト」 半減期

◎ 人間社会もシンギュラーポイントの理論
マッド・メイジャーのおそろしさ


□常に根本に帰る
人間はとにかく枝葉末節に走ってはいけない
    
 常に根本に帰る
  - 永遠、自然、造化  

 文部省の利口馬鹿

 老子「帰根」


□木の五衰-植物栽培の哲学
幸田露伴「木の五衰」
  「学者馬鹿に似たり」
大臣
     -「相」=「果」木の上に登って先を見通す

    大臣 = 見て助けるという字
      先が見えて助け合わなければ大臣ではない  



◇「老子」を読む(下)
 
 干支から見る日本の時局


 老子が誤解される
  一 (例) 等しく経世済民の学問

 雅号の真の意味
  - 進むも退くも大事

 昼と夜 
   活動と停止 
   出ると処る


 大道廃れて仁義有り


 学を断てば憂い無し 
  「善と悪と、相去ること何若」
◎ 善がとんでもない悪である場合もあるし、悪が一転する
   と大変な善というものになる


 営魄(えいはく) 
 魂 - 陽性

 魄 - 陰性


 人を知るは智、自ら知るは明  
   明知 = 自分を知ること


 大国を治めるには
   「大国を治むるは…」
結語 
  ◎ 老子・荘子・列子を愛読すべし

学ぶことが一番



◇「史記」老子伝を読む

 「史記」に見る老子
道元禅師(1200-1253) 「論語を読め」

孔老の会談


 ~ 途中まで











☆「ストレスから子どもを守る本」富田富士也 PHP 2000年 ① 前半【再掲載 2015.12】

1.gif

◇問題はストレスにあった

□完全主義が子どもを抑圧する
不安 
  → ストレス
  → 歪み
  → 問題行動


□心の健康は大人のかかわり方で変化するもの
親も子も弱音を吐き出しながら、ストレスをぶつけ合いなが
 ら、不満や悩みを分け合っていきましょう


□自己肯定感をもたせることが大切


□弱音を吐くことは恥ずかしいことではない
◎ 教師は子どもに弱音を吐く
     ~ 不満を弱音に置き換えて


□いい親である必要はない


□子どもを甘えさせることがストレス解消のコツ



◇リスニング

 つぶやきを聞き、気持ちをくみ取った返事



◇ストレスの意味

□ストレスは成長の糧にもなるし、歪みの原因にもなる
ストレスの正しい意味を理解しよう

 ストレス症状

 良いストレスと悪いストレス
   問題はストレスの過剰



◇子どもからのサインを見逃すな

□ストレスサインに気がついていますか
目を向けてほしいと願っている子どもたち
   → ストレスサインに敏感に!

 サイン受診を声掛けで伝えよう
   → 親からのソーシャルサポート
     声掛け ヘルプライト 


□親の焦りは禁物
  子どもが自力で困難に対処する能力が身に付かなくては、根
 本的な解決にはならない

  ~ 安らぎの場


□励ましの言葉が子どもを傷つけている


□家庭は学校で言えない弱音を吐ける場所


□子どもの立場を感じてみる
    

□ポイント
 ① 最初は聞くだけ 
     助言・意見は× 

 ② 感情表現を多く
     「楽しそう」
     「腹が立つね」
     「悔しそうだね」
     「心配そうだね」

 ③ 子どもの視線で考える
まずは本音(弱音)が出せるように聞こうではないか


□子どもの思いを引き出す会話の仕方
理解を伝える言葉を
     
 ◎ 閉ざされた質問と開かれた質問


□本音が分かったら支持してあげよう
「眼聴耳視」河井寛次郎 
    ◎ 努力したことを認めた丸ごと評価


□スキンシップ 
   笑顔、目を合わせる、握手、頭、足、手

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コメント 4

とし@黒猫

学生の頃に、老荘の思想に興味を持ち、
特に「無」とは何かの考察に
ずいぶん感化されました。
by とし@黒猫 (2022-05-02 09:59) 

ハマコウ

とし@黒猫さん ありがとうございます。
ちょうどそのジャンルの本を読みたくなる時があるものですね。
わたしも本から影響を受けます。

by ハマコウ (2022-05-02 21:03) 

cheese999

老子と言えば、「上善如水」かな。。水の様に。。
by cheese999 (2022-05-02 22:44) 

ハマコウ

cheese999さん ありがとうございます。
老荘思想と聞くと少し腰が引けてしまうわたしです。
それだけに勉強になります。
by ハマコウ (2022-05-03 00:34) 

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