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鷲田小彌太さんはこんなことを ③-「『本』はこう買え!こう読め!こう使え!」大和書房 1996年(3) /「教師のすごい仕事術」森川正樹 東洋館出版社 2013年 ①【再掲載 2015.9】 [読書記録 一般]

今回は、7月10日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」3回目、
「本はこう買えこう読めこう使え」の紹介 3回目です。




出版社の案内には

「道具として役に立つ読書。元気が出る読書。普段着の読書。この三つ
 のテーマのもとに、情報化社会の現代のための実践的『本』の活用法
 を説く。明るく、迅速かつ積極的に生きるための読書術。」

とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「国の仕事は外交・軍事・基本的政策・教育に!」


・「小さい政府 - 地方分権だが徹底した保守」


・「民主主義とは何か?
  デモクラシー = 技術
相互がスムーズに運営されていくための現実的方法手段」





もう一つ、再掲載となりますが、森川正樹さんの
「教師のすごい仕事術」①を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆鷲田小彌太さんはこんなことを ③-「『本』はこう買え!こう読め!こう使え!」大和書房 1996年(3) 

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◇社会が分かる本
 
□社会の基本は経済だ
イギリス  
     金持ち 
     企業の株や商品に投機

  経済原論を読む
     小室直樹『国民のための経済原論』光文社
バブル大復活論 アメリカ併合

  経済分析は現代史だ
    長谷川慶太郎『○×年長谷川慶太郎の世界はこう変わる』徳間書店

  超資本主義の時代 
    吉本隆明『超資本主義』徳間書店


□政治家の本を読む

  田中角栄『日本列島改造論』1972 
    地域維新 ~ 地域民主主義

  小沢一郎の普通の国家論
『日本改造計画』講談社
国家最小限
     → 権限を地域に分化・地域住民の手に政治を
① 自分のことは自分でやれる社会
処理できなければ地域の行政に
それでも処理できねば国政に
国の仕事は外交・軍事・基本的政策・教育

      ② 普通の国に
根本的に変えていかないとはぶけに


  現在の保守政治の「理想」とは?
武村正義『小さくともキラリと光る国・日本』光文社
小さい政府
     - 地方分権だが徹底した保守


□デモクラシーは理想ではなく技術である
民主主義とは何か?
    デモクラシー = 技術
相互がスムーズに運営されていくための現実的方法手段

  橋本大三郎『民主主義は最高の政治制度である』現代書館
数が正義 = 法
民主主義で決めたら「いじめ」も正当化
      ~ 数の暴力
17世紀オランダのスピノザ
大衆民主主義
     ~ 欠点を含めて最高の政治制度

  衆愚政治に陥る危険
大衆 ~ 「無知」「無教養」「野蛮」
 ◎ 一人一人は何もできないのに数が集まれば付和雷同して
       暴走してしまう

  西部邁『大衆への反逆』文春文庫
民主主義の衆愚政治的本質を批判
スペインのオルテガ『大衆の反逆』白水社
      ◎ 大衆の名前で大衆が無意識に欲求していることに追随
       して自分たちのやりたい放題やる
(知識人・マスメディア・政治家・経済人)
北海道積丹半島トンネル事故
マスコミによって家族までカットしてしまった
→ 被害者意識の拡大
西部 
      自分自身も大衆の一人として規定
マスコミや知識人に扇動され冷静さを失った大衆政治
       = デモクラシーを,その場しのぎの劣情で働く,数の暴力に
        よる衆愚政治の典型と見なす

      民主主義における負の側面をいつも視野においていないと取り返
     しの付かない方向へと社会が滑り込んでしまう

  官僚主義の構図
民主主義 = 国民大衆が主人公
◎ 国民一人一人が自分たち自身でことをきちんと決めてそれ
       を実現するよう行動する必要がある
↑↓
ところが…  
      言うだけは言うがやることは代議士任せ
代議士も選挙民の意向にきょろきょろしている

◎官僚が政治の意志決定に強い力
    = 実際の行政担当者として政治を自在に動かすという構図
                         (官僚主義)
   谷沢永一・渡部昇一『だれが国賊か』クレスト社
大前研一『平成官僚論』小学館










☆「教師のすごい仕事術」森川正樹 東洋館出版社 2013年 ①【再掲載 2015.9】

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◇はじめに
  仕事には「あと一歩前に進めば劇的に世界が変わる境界線がある」
  「気づきのスイッチ」 


[心構え]編
◇一日を始めるその前に

□クラス全員の子供と一日に一度は目を合わせる
気を付けたいのは真ん中にいる子
   ◎ 教室に入ったら笑顔で全員を見渡す
   授業が始まる前に全員と目を合わせる


□動くために必要なのは「準備」よりも「やる気」     
 「しようと思っていてしていないこと」 → 動く
   動くから始められる
   まず動こう


□たった一つだけ子どもたちに何か伝えるとしたら 
「マイナスの言葉を使わない」(例)
自分が選んだことを信念を持って一生懸命に伝える
    - それが重要


□「褒める」も「叱る」もその目的は同じ
褒めたり叱ったりすることなくそれ自体が目的でもなく子供を
  やる気にさせることが目的

  叱る  
    本人に  
     ① 直すべきところを話す
② 本人のプライドも守る 「やる気は分かる」
③ 周りのみんなのことを話す
「がんばれよと思って黙って聞いてくれているんだぞ。
         いい仲間じゃないか」

   周りの子に
    ① クラスのあり方を示す
  「今黙って聞いてくれていることは立派だ。がんばれと思
         って聞いてくれているんだな。それが仲間だ」
② 叱られている子に対してヤジを飛ばすことは許さない
「叱るのは先生の仕事。みんなは励ますのが仕事だ」

◎「叱るときは冷静に 褒めるときは感情的に」
叱るのはあくまで子供を動かすため



□子供に「書きたい」「話したい」が生まれる瞬間
「これぞ」という仕掛けをいつ出すかが肝心
書きたい!  面白いかどうか
話したい! アイコンカード まちがい 違和感


□トラブルが起こったとき
 → 「エネルギーの向き先」を変えるだけで
(例)・これまでに書いたことのないテーマで作文
・見たことのない図工作品の鑑賞
・歴史上の人物に成りきって討論
・自分たちだけで話し合い
・クラス全員で縄跳び新記録に挑戦
・給食を校庭で食べる
  ・自分たちで企画運営して学習発表会
・音読の声が全員そろう

負のスパイラル(力で統率しようとすると…)

何かトラブルがあったとき支えるべきは教師自身
    授業を変える
    教室の空気を変える
       |

   「知性が満たされるエネルギーのだしどころ」をつくることができ
   るのは教師


□一番手の掛かる子供が先生の伸びしろをつくる
人間は負荷の掛かるときに一番成長する
  「先生はあなたをあきらめない。どんなに嫌われても先生はあなたに話
   し続けるよ」どんなときにも語り続ける               

 「自分は怒られる存在(だから)怒られるようなことをする」
→「俺は認められる存在だから認められることをする」


□「子供が好き」の先から教師の仕事は始まる
大村はま『教えるということ』
    - 技術家に徹したく職業意識に徹したい
  何か一つのことをやらせようとするとき専門職として恥じ
     ない工夫を持って子供の前に出たい
   ◎子供が好き。だからこそその子供のために何ができるのか

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masakazoo

『日本改造計画』のゴーストライターをしたのが竹中平蔵氏ですね。私もこの本持っています。
by masakazoo (2022-07-13 23:25) 

ハマコウ

masakazooさん ありがとうございます。
そうだったのですね。初めて知りました。
by ハマコウ (2022-07-14 03:54) 

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