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◎◎◎明日28日まで「第11回 浜松ジオラマグランプリ」ザザシティ浜松で開催中◎◎◎  鷲田小彌太さんはこんなことを ⑫-「現代知識人の作法」青弓社(5)(最終) / 東井義雄さんの言葉 ⑫-「東井義雄著作集2」 学習のつまずきと学力 他 明治図書 (1) 1972年【再掲載 2012.11】 [読書記録 一般]

「第11回 浜松ジオラマグランプリ」が開催中です。
8月28日(日曜)まで、ザザシティ浜松(中区)西館2階特設会場
(浜松ジオラマファクトリーに隣接)で行われています。
閲覧は無料で、投票もできます。
お時間のある方はぜひご覧ください。
隣接する「浜松ジオラマファクトリ-」では、山田卓司さんの作品も見る
ことができます。(入館料 大人300円、中高生200円、小学生100円)




今回は、8月24日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」12回目、
「現代知識人の作法」5回目の紹介 最終です。




出版社の案内には

「知が社会と切り結ぶための有効な作法とは? アカデミズムとジャー
 ナリズムが異種交配する現代知の変容やその系譜を分析し、大衆知識
 社会と化した時代における新しい知識人の発現する可能態を、新教養
 主義=知的ゼネラリズムとして導き出す。」

とあります。




もう一つ、再掲載となりますが、東井義雄さんの言葉⑫
「著作集2 学習のつまずきと学力」(1)を載せます。
「生活の論理」と「教科の論理」、常に意識することが大切だと思います。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆鷲田小彌太さんはこんなことを ⑫-「現代知識人の作法」青弓社(5)(最終) 

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◇日本のインヴィジブル・カレッジ

□インヴィジブル・カレッジとは?

 旧来の定義 
   ある学問の新パラダイム 
   「見えない大学」
→ 研究を進める小集団
1660 ロンドン王立協会

 カレッジの目的と機能の変化

 インヴィジブル・カレッジの可能性


□対談・座談会
戦後学問意識の宣言-「新学問論」

 学問の主体性

 学問の生産性

 アカデミズムと大衆

 書斎と現場 
  - 長谷川・西部
  事実の力 懐疑の置き所

 戦後意識の総括
  - 鮎川信夫・吉本隆明
間違うことの重要さ 才能が集まらない









☆東井義雄さんの言葉 ⑫-「東井義雄著作集2」 学習のつまずきと学力 他 明治図書 (1) 1972年【再掲載 2012.11】

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◇学習のつまずき
 「子供はつまずきの天才である。思いも寄らぬつまずきを平気でやって
  のける。しかし,考えてみると,子供はわけもなくつまずいているの
  ではないようである。子供のつまずきの底に,子供をつまずかせる何
  かがあるようである」


◇算数学習のつまずきとその底にあるもの
□4トン積みのトラックに積めない弁当
○「見当の付け方」でのつまずき

◎ 教科の論理 = 教科それぞれの持つ系統の中を流れている筋道

  ◎ 生活の論理 = 生活様式の中を流れている論理

 
□夏になると角度が変わるという子供
角度と温度

下の階段をしっかり
   - 踏み外すことになる

 
□三桁の数のかけ算の仕方
 先生と生徒の交替
    わざと間違えて

◎ 抽象数を扱っている教科は最初から教科の論理を特に大事に扱っ
   ていかなければならない


□一平方キロメートルは千平方メートル
長さを測るには「長さの物差し」

面積を測るには「面積の物差し」
◎ 教科の論理を大切にしなくてはならない

 

◇国語学習のつまずきとその底にあるもの

□モリタミツと「つまずきの論理」
表意文字と表音文字
   → 言葉を音に分析する能力

◎ 子供は論理的につまずいている

 
□漢字の読み書きのつまずき
◎漢字の読みとり方
A 漢字の音に関係のある誤り方
(1)長音化傾向 
      にい,しい,ごお,目(めえ),手(てえ)

(2)ラ・ダ・ザ行発音不正
      六(どく)左(ひらり)枝(えざ)正(たら)しい
風(かで)

(3)言葉癖  
      人(しと)多い(おいい)下(ひた)小さい(ちさい)

(4)音訓誤用 
      東西(とうにし)動作(うごつく)

  (5)慣用無視 
      老人(ろうにん)木立(もくりつ)
切手(きりて)雨だれ(あめだれ)

  (6)類音的誤読
      海外(かいがん)青年(しょうねん) 前後(ごぜん)

  B 漢字の「意」に関係のある誤読
(1)類意的誤読 
      不足(ふじゆう)東西(きたみなみ)
西洋(なんよう)右(ひだり)

  (2)観念連合的誤読 
      月(ひかる)心(おもう)雪(ふゆ)

C 漢字の形に関係のある誤読
類型混同
      - 目(しろい)東(くるま)右(いし)材(むら)

D 仮名遣い表現のつまずきによる誤読
     正月(しょがつ)中学(ちゅがく)日光(にこ)切手(きて)           
  E 語法のつまずきによるもの
   書く(かくく)考える(かんえる)茶(おちゃ)

  F 生活語の狭さから来るもの
   農村(ひゃくしょう)土星(つちほし) 下水(したみず)

  G 類推的誤読 切手(りょて)苦しい(かなしい)電話(でんせん)


 ○ 漢字の書き誤り方
  A 漢字の「音」に関係のある誤り
(1)同音同訓誤用 
       多い(大い)日(火)作文(作分)

(2)類音誤用   
       走る(足る)小川(大川)台どころ(材どころ)

B 漢字の「意」に関係のある誤り
(1)類意的混同  
       多い(大い)夜(晩)東西(東北) 走る(歩る) 

  (2)観念連合的誤用
       早い(車い)冬(雪)生きる(息る)

(3)転倒的誤用  
       山野(野山)海外(外海)町長(長町)先生(生先)

(4)停滞誤字   
       海外(海海)水車(すい水)

(5)飛躍誤字   
       新聞(聞分)

  C 漢字の「形」に関係のある誤り
  ①点画脱落 ②点画過剰 ③点画混乱 ④類型的混同
⑤偏旁転位 ⑥筆法不正 ⑦類型混同 

D 語法のつまずきによるもの
語幹誤認 私(わたくし)心(心ろ)赤い花(赤夜)

E 生活語の狭さから来る誤り

糸口 「教科の論理」と「生活の論理」の筋道
  

□「忍耐はにがい。しかし,…」
  「忍耐は苦い。しかし,その実は甘い」

「猿も木から落ちる」
読みとりの仕方
「考え読み」
      ・さるは木から落ちる
・さるは木から落ちた
・さるも木から落ちた


□「稲むらの火」小泉八雲
生活の論理と誤解の論理


□「月光の曲」    
   誤読の原因
    ~ 「生活の論理」

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