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「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ④ /「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編) 銀林浩 日本評論社 2001年 ② 【再掲載 2013.6】 [読書記録 教育]

今回は、9月16日に続いて松井和さんの
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」4回目の紹介です。




出版社の案内には、

「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
 その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
 きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
 始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
 何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
 にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
 意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
 先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
 文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
 く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
 地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
 に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
 か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
 うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
 のメッセージです。」

とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「妊娠中のアルコール摂取
生まれてくる子供の知能や運動能力に悪い影響」


・「FASは脳障害」



もう一つ、再掲載になりますが、銀林浩さんの
「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編)②を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ④

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◇胎児性機能障害と学校崩壊 

□生まれる前から虐待される子供たち
 FAS(胎児性アルコール症)がアメリカで社会問題に
妊娠中のアルコール摂取
生まれてくる子供の知能や運動能力に悪い影響

   米国 レストランバー
警告
     「妊娠中にお酒を飲むと障害児が生まれる原因となります」
子供の行動に異常が出るFAS                          (Fetal Alchol Syndrome)


□養子をもらった親たちの悲劇
子育てに意欲を持たない母親の子供が、意欲を持っている別の大人に渡
 され育てられる
  → アメリカ各地で悲劇

原因 
   - 体内の十ヶ月間 アルコール漬け
アルコール依存症の可能性が高い
500人に一人のFASの子が集中


□アメリカインディアンとFAS
ネイティブアメリカンにFASが多い
ニューメキシコ州ギャロップ市 
     アルコール中毒率全米平均の6倍

 FASは脳障害
FASに治療法はない
妊娠中の自分の行動が我が子に取り返しのつかない傷

◎ FASは予防できる


□胎内で麻薬に冒される子供たち - クラック児
クラックによる機能障害
運動機能障害
   - 行動に一貫性がない,物忘れが激しい 集中力がない

 お酒は文化の一部
  ← スポンサーに遠慮
 










☆「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編) 銀林浩 日本評論社 2001年 ② 【再掲載 2013.6】

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◇正の数・負の数
マイナス 
   預金通帳とゴルフ 
   資本主義の発達とともにマイナスが普及

トランプ
   赤と黒のゲーム

◎正負の減法は引く数の反数を加える加法に直して計算する
5-3 5ひく3   (+5)-(+3)
5マイナス3 (+5)+(-3)
+ 省略 = 代数和  算術話


◇数を眺めてみよう
分数量(整数)と連続量(小数 分数)

分数 
  ①分割分数 もとを1と考える
  ②量分数  もとが決まった量

◎ 分割分数と量分数が区別できていないから分数が難しい

 数の広がり
小学校 - ゼロと負の世界 自然数・ゼロ
中学校 - 負の世界 自然数とゼロに負 → 整数

     実数

 なぜゼロで割ってはいけないのか
5÷0 不能 
    0÷0 不定


◇数と量の発展
量  
  ① 数える量 個数、人数、点数、金額、得点、得票、年齢、サイコロ
② 量る量  長さ、高さ、温度、湿度、深さ、面積、重さ、時間、角度、
         視力、照度、速さ、密度、濃度

◎「1あたり量、単位あたり量」

 ① 内包量
    「質」や「強さ」を表す量 割り方で「速度」「密度」
内包量は二つの外延量のわり算で導かれる量
      速度=距離÷時間
      密度=重さ÷体積  
② 外延量 
    「大きさ」「広がり」

 量の発展
   多次元量(ベクトル) 
複内包量


◇文字と式
文字 17世紀初~ ヴィエタ(仏)
「未知数」と「変数」と「一般定数」

 「数学語」

  文字
   ~ 具体的な数値の代入を


◇一次方程式
元と次数 
  「元」 …未知数
「次数」…文字を掛けた個数

連立方程式
   ポイント
   「どうやって未知数のない式をつくるか」

 日本語を数学語に!


◇二次方程式 
すべての項を左辺に移して!
ax・x+bx+c=0にする

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yokomi

親の役割りを教育機関や福祉がしようとする時、「既に」家庭崩壊が始まっているのかと。地方では長子でさえ暮らせる仕事は少なく、人口集中で3世代暮らす広い家は建てにくく、核家族化も一因かと。先生や友達に手を挙げるな、我が身を叩いて他人(ひと)の痛さを知れ....なんて教える家庭は希少でしょうね(>_<) 先ずは家庭教育の再構築から。
by yokomi (2022-09-19 10:28) 

ハマコウ

yokomiさん ありがとうございます。
わたしの住む地域でも3世代で過ごす世帯が減ってきています。
わたしが子どもの頃は3世代の世帯が多かったのですが…。
わたしが若い頃、地域で子どもがちょっとしたいたずらをすると地域の方が注意してくれることがよくありました。このごろは、その場では指導しないで、学校に任せる場合が多くなりました。「地域で育てる」雰囲気が少なくなってきたことを寂しく感じています。
by ハマコウ (2022-09-19 10:55) 

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