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「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ② /「宮本常一さん 教育について」 ①【再掲載 2017.5】 [読書記録 一般]

今回は10月14日に続いて、杉山正明さんの
「京都御所西一松町物語」2回目の紹介です。


御苑近くに度々訪れていた3年前までを懐かしく思い出しました。



出版社の案内には、

「京都御所の西にある小さな街区「一松町」から定点観測すれば、京都1200
 年の出来事が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ロー
 カル&グローバルな視点で語る、まったく新しい京都歴史読本。」

とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「廬山寺と紫式部  壮大な相国寺」


・「御所南 ~ 女神・海の神 ~ 白雲神社・宗像神社・厳島神社」


・「新町通西に霊光殿天満宮-弘安の役にちなむ(家康)『天下無敵必勝利運』」
- 立派な額に驚きました。


・「室町通と一条通が交差する辻がかつては京都の中心(~江戸中期)
  - 一松町」
「かつて京の街の中心は室町一条のその周辺 - 本田味噌の周辺」




もう一つ、再掲載になりますが
「宮本常一さん 教育について」①を載せます。
宮本常一さんについての本をたくさん書かれていた佐野眞一さんが、
先月亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ②

1.jpg

Ⅱ 御所町とその四周

1.ぶらぶら歩きの楽しさ

今出川通  
    ハイセンス 
    同志社大学 
    同志社女子大学

木立の中の梨木神社

廬山寺と紫式部

壮大な相国寺
    今は物静かな空間
1392年 南北朝合一時に完成



2.京都御苑の中の文化遺産

「桂の御所」和宮

旧近衛邸跡
    桂の御所の西側一帯
近衛池

焦点は中心京都御所
1855年再建
    東西294m 南北448m 33万坪

  九条池と九条邸のすばらしさ 
    そして厳島神社
御所南
      女神・海の神
白雲神社・宗像神社・厳島神社



3.御苑の内と外

御苑の西南
    宗像神社

  西園寺家と共に生きた白雲神社
西園寺家の妙音堂
     → 白雲神社
西園寺公望 私塾「立命館」
     → 名を受け継ぐ
御所東に広小路学舎

  まことにつつましやかな菅原院天満宮
菅原邸址  
      静か
       ~ 北野天満宮との隔たり

  意外なほどに話題の多い霊光殿天満宮
新町通西に霊光殿天満宮
村社 
       -弘安の役にちなむ(家康)「天下無敵必勝利運」
若江家




Ⅲ 上京御所西・一松町-暮らしの中の街角

これから始まるいくらかの前置きとして
一松町というところ

 虎屋角を西に折れると一条通
室町通りと交錯

 「花の御所」-足利義満
今出川通を越えたところ
西に向かって室町通りに門を開いた
     ∥
   室町幕府         

  ◎ 室町通と一条通が交差する辻がかつては京都の中心(~江戸中期)
    - 一松町 

1.京の中心はどこだったのか

「一松町新聞」のささやかな連載

かつて京の街の中心は室町一条のその周辺 
    - 本田味噌の周辺
   
   一条札辻とは
     室町一条~立て札     
京の中心(~1740)



2.一松町という立て筋の通り

一条通
   ~ 今よりもっと太い大通り  
     平安京のはし



3.「図子」がつくる小世界



4.四百年前の面影
 
  一条坊図子の北側
   -「む志やの小路」
 武者小路通

  <武者小路通と武者小路千家>
茶室「官休庵」
     四代 一翁宗家









☆「宮本常一さん 教育について」 ①【再掲載 2017.5】

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◇村における教育
 
□村における教育 = 生活技術の伝承
  生活技術 
   ① 社会的な存在としての性格
   ② 個人個人が生きていくための方法・手段


□教育 
  人間を社会が必要とするようなタイプに育て上げること


□社会 
  人間の持っている経験や知識を集積し,保存し継承し,ここの生命は滅
 びても無限に累積発展させていく場。

 ・ 人間しか知識や経験の累積はない
・ 一つの動物のもつ個性的な意志が意識的に次の世代の社会に受け継が
  れることもない。

 「言葉」「文字」


□村の道徳律 
  ① 公生活(社会生活)の教育
  ② 私生活の教育


□シツケ 
 「義理と恥」  
   村の中で健全に生きるためには不義理をしないことであり,村人とし
  て一応完成するということは、恥をかかない人になることだった。

 ◎「二十歳過ぎての子の意見,彼岸過ぎての麦の肥」


□一人前 
  ① 作業能力
  +
 ② 社会生活上  
    
  = 調和のとれた人間

   親は子を社会人として一人前にするためにできるだけ子の教育を世人
  に任せようとした。

 → 「子供組」「若者組」

 ◎若者条項 
   ・ 親に孝行すること
 ・ 神仏を敬うこと
 ・ ばくち打ちや大酒飲みをしないこと
・ けんかをしないこと
・ 仲間内でわがままをしないこと
   → 「家事・盗人の取り締まりをすること」
  = 中心は年齢階級・家柄は認められない

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