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「図説 日本のうつわ」神崎宣武 河出書房新社 1998年 ① /「学問のすゝめ」福沢諭吉 檜谷昭彦 三笠書房  2001年 ②【再掲載済み 2022.11】 [読書記録 一般]

今回は、神崎宣武さんの
「図説 日本のうつわ」の紹介 1回目です。




出版社の案内には、

「わん、はち、さら、ぜん。日本は、多種多様の食器をつくりだしてきた。
 食器の豊かなかたちと色彩を紹介し、縄文から現代までの食器の歴史をた
 どり、日本人の食器文化を探る。」
とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「日本での食器の原型は坏 
  ワンと皿に分化して発達」


・「折敷(おじき)は板、掻敷(かいしき)は紙。高坏も膳(盆)であると同時に
食器でもあった。手づかみの食事形態表している」


・「箱膳の箱の中に飯ワン,汁ワン,小皿,箸がしまわれる。蓋を逆にして
  箱の上におくと膳になる」


・「平椀とは蓋付きの平たいワン。主に煮物盛り合わせに使われる。オヒラ、
ヒラとも呼ばれる。現在は宴席専用」





もう一つ、檜谷昭彦さんによる現代語訳の福沢諭吉さんの
「学問のすゝめ」②を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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☆「図説・日本のうつわ」神崎宣武 河出書房新社 1998年 ①

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◇「うつわ」様々
□世界の食器を大別すると 
  ① ワン(椀・碗)  
      ボウル

  ② サラ
      プレート

 しかし,日本には鉢(ハチ)
  皿鉢(さわち)
      浅鉢 - 皿の傍系であり鉢の傍系

 日本での食器の原型は坏 
  → ワンと皿に分化して発達

□日本 
  膳の発達
  折敷(おじき)  -板
掻敷(かいしき) -紙

  高坏も膳(盆)であると同時に食器であった

手づかみの食事形態



◇膳
□一枚の紙から卓袱台まで
掻敷(かいしき) - 紙
  折敷(おじき)  - 板

  平膳・両足膳・四足膳・箱膳  他に盆
武士 … 四足膳
庶民 … 両足膳

  箱膳
   - 農山村中心に発達



◇膳と食器
□膳組み - 塗りもの膳と器が基本
本膳
    … 飯椀,汁椀,平椀,坪椀,皿

  庶民
    … 一汁一菜(二ワン一皿)


□箱膳  
  箱の中に飯ワン,汁ワン,小皿,箸
蓋を逆にして箱の上におくと膳になる


□飯台  
  明治以降 
  膳から卓袱台,飯台




◇漆器の技法
□木地轆轤 
 = 立面上の回転  
  → 高台が必要



◇わん
□飯ワンと汁ワン
飯ワン
   口径15㎝以上はドンブリ
標準 
    口径11.8~12.5㎝ 高さ4.5~5㎝ 中サイズ
口径13.2㎝ 高さ5.5㎝    大サイズ 
 平型と丸型
主流は磁器
薄手でなめらかな器が望まれる
     → 陶器より磁器

  汁ワン 
   現在も主流は漆器
= 熱の伝導性  
       漆器 < 陶器 < 磁器 

  宴席
   漆器の飯椀例伝わる
    ~ 仏事
  

□平椀 
  蓋付き平たいワン
主に煮物盛り合わせ  オヒラ・ヒラ
現在は宴席専用


□四ツ椀 
  東北地方のいれこ式椀組
野外 重箱からの取り分け
  壺椀 
   小鉢状  中央 和え物・酢の物








☆「学問のすゝめ」福沢諭吉 檜谷昭彦 三笠書房  2001年 ②【再掲載済み 2022.11】

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◇二編 - 勉強しない人ほど損な人はいない

□ただの「知識の問屋」ではいい飯は食えない
 学問の目的
   … 知識・見聞を広め,ものの道理を理解し,人間としての責任を自
    覚することである 

  文字を知ること 
   ~ 道具

「知識の問屋」 
  ◎ 飯を食う字引であり,国のためには無用の長物・国家経済にとって
   は有害な穀潰し


□なぜこの「平等」を大いに活用しないのか


□他人の迷惑にならない「欲望」はすべて善である
  権利の平等
   = 生命を尊重し財産を守り,人格と名誉を大切にすることである


□自分の職務を尽くすことの意味 「責任と義務」
国民
   … 税を払い固く国法を守る
  政府
   … 税を正しく運用し,人民を保護する


□「無知」ほど怖いものはない
人民の義務 
   = 細かく注意を払い慎み深く法を守らねばならぬ

  ◎一国の圧政の原因はひとりの暴君のせいではなく人民の無知が自ら招く
 


◇三編 - 独立の「気風」をいかに育て守るか

□努力は「天命」さえ変える
権利通義
   ~ 権義「ライト」


□日頃より精神(気力)を鍛えておくことがいかに大事か
第一条
    独立の精神がない国民は,国を愛する心も浅くいいかげんである


□自由・独立の「気風」をいかに育て,守るか
第二条 
    自分自身に独立の自覚がない者は,外国人と交わっても自己の権利
   を主張できない

  第三条
    独立の気力なき者は,他人の権力に頼って悪に走ることがある

全人民がともに独立して国を守らねばならない
                           明治6年12月



◇四編 - 「人の上に立つ人」の責任とは何か

□どうすれば日本は「真に」「独立」できるのか


□政治力と民力のバランスが大事


□権力だけでは文明も文化も進歩しない
気風(役人根性・事なかれ主義)に押される


□人民はいても「国民」はいない情けなさ
  「役に立たないもの」には必ず害がある
民間 
    ~ 私立のほうがよい


□やってもみないで事の成否を疑うな


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