「その指導学級崩壊の原因です!かくれたカリキュラム発見改善ガイド」横藤正人・武藤久慶 明治図書 2014年 ②(後半) /「地方文化を育てる」(宮本常一『見聞巷談』八坂書房 2013年より④)【再掲載 2014.2】 [読書記録 教育]
今回は、1月31日に続いて、横藤雅人さん、武藤久慶さんの
「その指導、学級崩壊の原因です!『かくれたカリキュラム』発見・改善ガイ
ド」の紹介 2回目(後半)です。
出版社の紹介には
「若手だけでなく、ベテラン教師にも起こりうる学級崩壊。その原因は、教師
が意図せず行っている指導=『かくれたカリキュラム』にあった! 本書で
は、よくある指導にかくれたカリキュラムを発見・改善し、日々の実践に潜
む学級崩壊の種を取り除く改善策を伝授!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「ある指導が子どものこういう反応につながる」
・「原則として『挙手-指名』方式は採用しない方がよい」
・「勝手に発言する子への指導 → 授業のルールに載せる」
・「ディースターヴェーク『進みつつある教師のみ人を教える権利がある』」
もう一つ、再掲載になりますが、宮本常一さんの
「地方文化を育てる」を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「その指導学級崩壊の原因です!かくれたカリキュラム発見改善ガイド」横藤正人・武藤久慶 明治図書 2014年 ②(後半)
◇第一章 学級経営の「かくれたカリキュラム」
◎ ある指導 が 子どものこういう反応につながる
① 散らかった教室
② 教師の身なりや振る舞い
TPO 名刺
③ 全校集会での教師の立ち位置
④ だらだらした朝の会
野中信行「3 7 30の法則」
はじめの3日間だけでなく、そのあとの7日間、30日間
でも果たすべきポイントがある
⑤ 長くなりそうな帰りの会
⑥ 子どもがあだ名で呼び合う関係
⑦ 発達障害児の別室指導
⑧ 当事者のどちらかだけの指導
⑨ 長い説教
⑩ 何度話しても聞かない子への指導
⑪ 保護者のマナー
苦言を呈する
◇第二章 授業場面の「かくれたカリキュラム」
①「分かった人?」
→ 分からない人
→ まだできていない人
② 挙手-指名方式
→ 列指名の後挙手
→ 机間巡視の後に指名
③ 指名の仕方の揺れ
原則として挙手-指名方式は採用しない方がよい
→ 平等
④ 発問の問い直し
→ 同じことを
⑤ 指名に答えない子への指導
→ 必ず言わせる
⑥ 勝手に発言する子への指導 → 授業のルールに載せる
⑦ 忘れものをした子への指導
⑧ いい加減な時間予告
→ 一旦止めてから
⑨ 未習漢字の扱い
→ 未習もどんどん ルビで
⑩ シャープペンシル禁止の指導
⑪ 改善されない雑な字
→ じゃんけんで一画一画
◎ 一画一秒がめあて
◎ ピッタリを褒める
◇第三章 「かくれたカリキュラム」を「きくかけた」で改善・強化
◎ きりとる
◎ くらべる
◎ かく
◎ けいかくする
◎ こうていする
①「き」 きりとる
→ ビデオで 録音で → 一人研究授業(野中信行)
→ 音声のみの切り取り→ 一人研究授業(野中信行)
②「く」 比べる
→ 板書の写真 「授業の腕を上げる法則」シリーズ
→ 研修への参加 → 自分の実践と比べる
→ 質問
「わたしは普段こうしているのですが…」
③「か」 書く
→ 学年・学級通信 - 授業記録
◎HP「共に育つ」
実践の記録 「論理作文」
①発~発意(動き、契機、意図)
②材~適材(紹介、要約、引用)
③析~分析(批判、反論、賛同)
④束~収束(まとめ、強調、確認)
④「け」 計画化する
①〆切
②数値(日付、点数、枚数、冊数)
③固有名詞(ターゲットにする子どもの名前)
④実現する場や必要なもの
⑤自分が発する言葉
⑤「こ」 肯定する
ドイツの思想家ディースターヴェーク
◎「進みつつある教師のみ人を教える権利がある」
◇第四章 より強く「かくれたカリキュラム」の改善と強化を!
① 教育の目的から考える「かくれたカリキュラム」
② 時代の変化から考える「かくれたカリキュラム」
教師の多忙
→ 教師間のコミュニケーションが少なくなった
③ 子どもの心理と「かくれたカリキュラム」
~ 途中まで
☆「地方文化を育てる」(宮本常一『見聞巷談』八坂書房 2013年より④)【再掲載 2014.2】
明治以来、日本の政治や教育はひたすら地方の文化を消して中央の文化に統
一しようとしてきた。
ことば一つにしても方言はわるいことば、標準語はよいことばとして教えら
れたし、また学校で民謡などうたってはならないものとされ、村の休み日に学
校を休むと、なまけ者として先生にしかられたものであった。
私たちはそういう教育をうけて成長し、そういう眼で物を見るようになり、
田舎にある文化や伝統的ものはすべて古くさくてわるいものだと思いこんでし
まった。
しかしある地方に方言やいろいろの習俗が生れ、持ちつたえられて来たのに
はそれぞれ理由のあったことであり、そこには人問の知恵がにじみ出ているも
のも多い。
そういうものについて学ぶことはその地方に生き、その地方を開発していく
上にまたいろいろ教えられるであろう。
気候や風土がちがえば、そこにおのずからその土地に適した文化も生れて来
るものであって、大切なことは卑屈にならないで、胸をはって、地方に往むこ
とに生甲斐を感ずるような文化、それぞれの土地にふさわしい文化をそだてて
いくことだと思う。
(「NHK青年学級だより」、昭和39年11月1日放送)
「その指導、学級崩壊の原因です!『かくれたカリキュラム』発見・改善ガイ
ド」の紹介 2回目(後半)です。
出版社の紹介には
「若手だけでなく、ベテラン教師にも起こりうる学級崩壊。その原因は、教師
が意図せず行っている指導=『かくれたカリキュラム』にあった! 本書で
は、よくある指導にかくれたカリキュラムを発見・改善し、日々の実践に潜
む学級崩壊の種を取り除く改善策を伝授!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「ある指導が子どものこういう反応につながる」
・「原則として『挙手-指名』方式は採用しない方がよい」
・「勝手に発言する子への指導 → 授業のルールに載せる」
・「ディースターヴェーク『進みつつある教師のみ人を教える権利がある』」
もう一つ、再掲載になりますが、宮本常一さんの
「地方文化を育てる」を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「その指導学級崩壊の原因です!かくれたカリキュラム発見改善ガイド」横藤正人・武藤久慶 明治図書 2014年 ②(後半)
◇第一章 学級経営の「かくれたカリキュラム」
◎ ある指導 が 子どものこういう反応につながる
① 散らかった教室
② 教師の身なりや振る舞い
TPO 名刺
③ 全校集会での教師の立ち位置
④ だらだらした朝の会
野中信行「3 7 30の法則」
はじめの3日間だけでなく、そのあとの7日間、30日間
でも果たすべきポイントがある
⑤ 長くなりそうな帰りの会
⑥ 子どもがあだ名で呼び合う関係
⑦ 発達障害児の別室指導
⑧ 当事者のどちらかだけの指導
⑨ 長い説教
⑩ 何度話しても聞かない子への指導
⑪ 保護者のマナー
苦言を呈する
◇第二章 授業場面の「かくれたカリキュラム」
①「分かった人?」
→ 分からない人
→ まだできていない人
② 挙手-指名方式
→ 列指名の後挙手
→ 机間巡視の後に指名
③ 指名の仕方の揺れ
原則として挙手-指名方式は採用しない方がよい
→ 平等
④ 発問の問い直し
→ 同じことを
⑤ 指名に答えない子への指導
→ 必ず言わせる
⑥ 勝手に発言する子への指導 → 授業のルールに載せる
⑦ 忘れものをした子への指導
⑧ いい加減な時間予告
→ 一旦止めてから
⑨ 未習漢字の扱い
→ 未習もどんどん ルビで
⑩ シャープペンシル禁止の指導
⑪ 改善されない雑な字
→ じゃんけんで一画一画
◎ 一画一秒がめあて
◎ ピッタリを褒める
◇第三章 「かくれたカリキュラム」を「きくかけた」で改善・強化
◎ きりとる
◎ くらべる
◎ かく
◎ けいかくする
◎ こうていする
①「き」 きりとる
→ ビデオで 録音で → 一人研究授業(野中信行)
→ 音声のみの切り取り→ 一人研究授業(野中信行)
②「く」 比べる
→ 板書の写真 「授業の腕を上げる法則」シリーズ
→ 研修への参加 → 自分の実践と比べる
→ 質問
「わたしは普段こうしているのですが…」
③「か」 書く
→ 学年・学級通信 - 授業記録
◎HP「共に育つ」
実践の記録 「論理作文」
①発~発意(動き、契機、意図)
②材~適材(紹介、要約、引用)
③析~分析(批判、反論、賛同)
④束~収束(まとめ、強調、確認)
④「け」 計画化する
①〆切
②数値(日付、点数、枚数、冊数)
③固有名詞(ターゲットにする子どもの名前)
④実現する場や必要なもの
⑤自分が発する言葉
⑤「こ」 肯定する
ドイツの思想家ディースターヴェーク
◎「進みつつある教師のみ人を教える権利がある」
◇第四章 より強く「かくれたカリキュラム」の改善と強化を!
① 教育の目的から考える「かくれたカリキュラム」
② 時代の変化から考える「かくれたカリキュラム」
教師の多忙
→ 教師間のコミュニケーションが少なくなった
③ 子どもの心理と「かくれたカリキュラム」
~ 途中まで
☆「地方文化を育てる」(宮本常一『見聞巷談』八坂書房 2013年より④)【再掲載 2014.2】
明治以来、日本の政治や教育はひたすら地方の文化を消して中央の文化に統
一しようとしてきた。
ことば一つにしても方言はわるいことば、標準語はよいことばとして教えら
れたし、また学校で民謡などうたってはならないものとされ、村の休み日に学
校を休むと、なまけ者として先生にしかられたものであった。
私たちはそういう教育をうけて成長し、そういう眼で物を見るようになり、
田舎にある文化や伝統的ものはすべて古くさくてわるいものだと思いこんでし
まった。
しかしある地方に方言やいろいろの習俗が生れ、持ちつたえられて来たのに
はそれぞれ理由のあったことであり、そこには人問の知恵がにじみ出ているも
のも多い。
そういうものについて学ぶことはその地方に生き、その地方を開発していく
上にまたいろいろ教えられるであろう。
気候や風土がちがえば、そこにおのずからその土地に適した文化も生れて来
るものであって、大切なことは卑屈にならないで、胸をはって、地方に往むこ
とに生甲斐を感ずるような文化、それぞれの土地にふさわしい文化をそだてて
いくことだと思う。
(「NHK青年学級だより」、昭和39年11月1日放送)
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