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鷲田小彌太さんはこんなことを 38-「大学教授になる方法」PHP文庫 1995年 (3)最終 /「沼田池の怪物」浜松市南区新橋町 『新津の伝説』より【再掲載 2014.4】 [読書記録 一般]

今回は、4月25日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」38回目、
「大学教授になる方法」の紹介3回目 最終です。



出版社の案内には

「医者や弁護士と違い、大学教授になるのに資格はいらない。しかも『知的』
な活動を行ない、その地位が特権的に保証されており、社会的評価も極めて
 高い。そんな職業に誰もが就けるとしたら…。本書はそれを実現するための
最短のパスポート。偏差値50前後の人なら、方法さえ間違わなければ誰で
もなれることを様々な実例で紹介。いままで誰も書かなかった異色の就職・
転職ガイダンス。」

とあります。


いろいろな道があることが分かりました。




もう一つ、再掲載になりますが、新津地区の伝説、
「沼田池の怪物」を載せます。
沼田池があった場所は、のちに埋め立てられ、現在は体育館が建てられていま
す。
また、近くには、うなぎパイの「春華堂」SWEETS BANK (スイーツバンク)
あります。このごろは平日も賑わっています。



昨日4日は浜松まつり2日目でした。
朝から昼過ぎまでは、凧揚げ会場で自町の初凧を揚げました。
風が弱くあげるのは大変ですが、町の凧揚げ会が頑張りました。
夕方からは自町の練り。初凧をあげた初家、
寄付をいただいた事業所を回りました。
役割がある程度定まっている自治会役員ですが歩数計は16,000歩。
昨年度よりできることが増えた浜松まつり、今日が最終日、頑張ります。
IMG_1737.jpegIMG_1739.jpeg

松本潤さんが参加で話題の「浜松まつり家康公騎馬武者行列」も
本日午後の開催。
観覧抽選に当たった妻は、見学を楽しみにしているようです。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆鷲田小彌太さんはこんなことを 38-「大学教授になる方法」PHP文庫 1995年 (3)最終

1.gif

◇広き門より入れ
「大学格差」を問題にするな

  「未だに何者でもない」ことのつらさ

「専門」を問題にするな
  学問 
       ・サイエンス(諸科学)
・諸科学の塊毎に学部
・学部の集まりが総合大学

  勤務地にこだわるな
    担当科目も場所も選ぶな

  高専・短大の教員になる
高専は広き門にあらず
公立短大はかなり広き門である
私立短大は広き門である

  私立「無名」大学教員になる
大学教授になる資格は「高学歴化」傾向
大学院生活はモラトリアムそれ自体
無名大学の教員となる

  「辺境」大学の教員になる
国立「辺境」大学の教員になる
私立「辺境」大学の教員になる
  「辺境」短大の教員になる

 

◇コネで入る
公募で入る 
    「純正」公募
「混合」公募 
       - 影の候補者
「建前」公募 
       - 形だけ
「非」 公募

  コネで入る 
    近親者・縁者  
      滝川幸辰 1953年京大総長
ルール違反
「弟子」    
      大学院は徒弟制度
       - 教授の勢力
「友人」 
      学友・サークル仲間
「学閥」 
      東大・京大・早大・慶大
学閥人事 - 一人を出身大学部推薦
「特殊」で入る 
      金 = 犯罪 
      性 = ルール違反
「詐欺」
      国士舘 柴田梵夫総長
「?」
      どうして?理のわからない人

 

◇「業績」いろいろ
民主主義 
    自由・平等 外に厳しく身内に甘い

  客観主義 
    助手 - 専任講師 - 助教授 - 教授
基準は甘い

  年功序列と終身雇用

  昇格拒否 
    気軽さ か 論文が書けないか?

  「論文」を書く 
    「自力」
「他力」
       ゴーストライターの代筆
論文指導 代筆屋・指南役
「盗作」「剽窃」

  研究発表
    有力な「業績」生産方法
教育活動 学内行政 年齢

 

◇終わりに
  大学冬の時代 
   → エリート養成から大衆大学へ







☆「沼田池の怪物」浜松市南区新橋町 『新津の伝説』より【再掲載 2014.4】


 浜松市の南側、神田町と新橋町の間に、「沼田池」という、大きな池がある。


 池はあまり深くはないが、池の底は沼で埋まっていて、入ると仲々出られな
いという。


 周囲は葦が茂っていて、以前は沢蟹が、ざわざわ草をゆすぶっていたもので
ある。



 この池には昔、「あかんべい」という、怪物が住んでいた。


 あかんべいは、めったに姿を見せる事はなかったが、若し見た人があると、
その人は、直き死んでしまうというのである。


「あかんべいは恐ろしいな。あんなのを見ては大変な事だ」


と、村人はそう言っていた。


 このあかんべいという怪物は、頭がとても大きく、首の長さは1メートルも
あり、目はらんらんと輝き、真黒な顔で、


「そんな事は、あかんべい」


と言って、赤い目をむくのであると。


 こんなに恐ろしいあかんべいなので、村の人達は誰れでも、みんな、「あか
んべい様」と言って、様づけにするのである。


 そうしないと、顔を出されたり、舟を覆されたりするからだった。


 村人が斯うして恐れているのを見ると、村の大吉という若い男は、日頃か
ら力自慢だっただけに、


「なんだそんなもの、俺が退治してやろうか」


と言い出した。村の人達は、


「大吉さん、駄目ですよ。止めた方がいいな。もしやられると大変ですよ」


と言ったが、そう言われると大吉は、余計に強がって、


「大丈夫だい」


と腕をさすって見せるのだった。


 そして村の人達の止めるのも聞かず、大吉は沼田池に、一刀を腰に、一人
で舟を漕ぎ出して、



「やい、あかんべい、居るなら顔を出して見せろ」


と大声に怒鳴った。


 するとその声の終るか終らない中に、


「見たくは見せてやる。だが貴様の命はないぞ」


と声がして、恐ろしい怪物が顔を出し、物凄い目でにらめつけた。


 そしてひとたまりもなく舟はひっくり返って、大吉は他の中に引き込まれ
てしまった。


 翌朝、岸の葦の間に、大吉が気絶して倒れて居たので、村人が家に連れて
来ると、漸く正気が付いたが、


「恐い、恐い」


と言いながら、逐に息を引き取ってしまったと。

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