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「異形の政権 菅義偉の正体」佐藤優・山口二郎 祥伝社 2021年 ② /「一斉授業の復権」久保齋 子どもの未来社 2005年 ⑥【再掲載 2014.8】 [読書記録 一般]

今回は、5月4日に続いて、佐藤優さん、山口二郎さんの
「異形の政権 菅義偉の正体」の紹介 2回目です。




出版社の紹介には

「『異形の政権』がもたらす危機
 2020年9月、菅義偉自由民主党総裁が首相に就任した。菅首相はこれまで
 の首相にない「異形の権力者」であり、その政体は「異形の政権」であると、
 著者2人は言う。具体的には無派閥・非世襲の政治家であり、総裁選直前ま
 で下馬評に上ることはなかったが、安倍晋三前首相が辞意を表明するや一気
 に上り詰め、政権発足後は権力を極度に自分へと集中させている。他方、菅
 首相がどのように権力を行使しているかは、ほとんど報道されない。なぜ、
 このような政権が誕生したのか、その実態とはいかなるものか。前著『長期
 政権のあと』で安倍政権の本質を見抜いた著者2人が読み解く。見えてきた
 のは、不気味な〝危機の足音〟だった。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「菅氏のキーワードは『猜疑心』側近にも心を許さず」


・「小渕氏  外面は良いが好悪激しく執念深い」


・「菅氏の言葉からは『国民への信頼』が伝わってこない」


・「菅政権最大の罪は社会的弱者への目配りがないこと。また、言葉を軽んじ、
対話を拒否すること。」



もう一つ、再掲載になりますが、久保齋さんの
「一斉授業の復権」⑥を載せます。
学ぼうという姿勢が著しく失われつつあるこのごろ、
一斉授業の復権は非常に難しい状況にあるようと感じます。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「異形の政権 菅義偉の正体」佐藤優・山口二郎 祥伝社 2021年 ②

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◇菅政権の権力構造

山口
長期政権か短期政権か
デジタル化の遅れ
ワクチン開発の遅れ


 佐藤
安倍政権と菅政権の違い
菅氏 キーワードは「猜疑心」 
        ※ 側近にも心を許さず


 佐藤
他人に厳しい人
誰とでも距離
小渕氏
         - 外面は良いが好悪激しく執念深い


 山口
新たな権力構図


 佐藤
菅権力党
人材が見当たらない


山口
菅氏が仕掛けている権力闘争
     菅氏の言葉からは「国民への信頼」が伝わってこない


佐藤
3度目の安倍政権の可能性


 佐藤
使用期限付き金券の配布


 山口
菅政権最大の罪
社会的弱者への目配りがない
言葉を軽んじる = 対話の拒否
常套句「その批判は当たらない」
          「仮定のことには…」 
「お答えは差し控える」
対話の拒否
        = 都合の悪いことへの追及を逃れる夢の政治手法
        = 国民を騙すことを躊躇しない  


 佐藤
自公の権力争い
創価学会は与党にい続けたい


佐藤
共産党の連合政権構想


 山口
野党は棘のあるウニ
     政権構想を!


 佐藤 
安倍氏封じ込めと検察









☆「一斉授業の復権」久保齋 子どもの未来社 2005年 ⑥【再掲載 2014.8】

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<学力の付け方>

◇一斉授業の実践的意義 - すべての学習能力を鍛える一斉授業

□一斉授業の実際
◎ 隣の子
     「できていない人のお隣の子は手を挙げてください。」

  ◎ 初めに指名された人が,その発問が終わるまで司会を取り仕切る。
  自分の発言が終わったら,「他の意見はありませんか」とみんなに聞く
        なければ「先生,○○という意見が出ましたが,いかがですか。」
  司会は上手な子から順に

  ◎ 注意 
     「理由は○○からです」を許さない
→ 論拠の持てない子を萎縮させてしまうから

  ◎ グループになり、なぜそうなのかみんなで理由を考えてみてください。 

 
□到達点を明らかにし,次のステップへ
  
 
□理想の授業
  「クラスの学習能力や<学習規律の到達度>を正確に把握し,その半歩前
   の課題を徹底して鍛え,現下の課題に取り組み,現在の学習規律の到達
   点を確固たるものにする授業。あるいは次のステップへの足がかりをつ
   くる授業。」



<ステップ1> 立ち歩きや私語なく授業が受けられる

① すべてのは教科の始めは音読する。
  連れ読みの徹底 → 全体読みに全力(全体を鍛える)
  声の大きさ + 明るさ

② 努力と成果が正比例する課題 - 一つに限定する
  百マス計算だけ 
      - 本人の伸びを素直に喜び合う

③「学習するようになる」が目標

④ 困難な子には目をかけてやるが特別扱いはしない。

⑤ 小言は言わず問題点だけを指摘する。



<ステップ2> 教師の発問に全員が反応し,素直に従い授業が受けられる。

□「板書」の視写とノート指導の徹底
  「先生の話をしっかり聞いて板書するとクラス全員同じノートになるはず
    だからね」

◎ ノート指導をすべての教科で確実に!
行,字の大きさ,空白などすべてを指示



<ステップ3> 
   教師の発問に一人一人が答えを用意し,友だちの意見に反応しながら授
  業が受けられる。

 □<凛々しい個別化> 
    - お客さん扱いしない
 

 □解決策 
 1 教師が発問し必ず板書すること

 2 子どもがその発問をノートに写し,自分の答えを書くこと


□第一発言者が司会をする
「○○さんの意見はどうですか」
「○○さんの意見について△△さんはどう思いますか」
「先生○○と△△と◇◇の意見が出ました」



<ステップ4>
   その場その場の学習課題を理解し教師の発問や友だちの意見と響き合っ
  た発言ができ,自分の活躍についての自己評価ができる。

□響き合い 
  ① 司会の腕を上げさせる指導

  ② 発言者に「ネタ取りの技」の指導
前言者の発言から少しネタを取って自分の発言を始める
自己評価 「きょう学んだこと」の質的向上を図る



<ステップ5> 
   学習課題を持って授業に参加し,教師,友だちとともに授業をつくるこ
  とができる。自分の意見,友だちの意見を大切に,課題を深める発言がで
  き,授業作りについての評価ができる。 
    
□ステップ5に至る力
① クラス全体に「語ること」「尋ねること」,教師に「語ること」
    「尋ねること」が自由にできる。

   ② 発言内容は今のままで十分ではないか。問題は発言態度だ。
  

□骨格を崩さずに中味を深化させる

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