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「大人のための修学旅行 奈良の歴史」武光誠 河出書房新社 2002年 ② /「三日でわかる古典文学」 大橋敦夫・西山秀人 ダイヤモンド社 ④【再掲載 2015.4】 [読書記録 一般]

今回は、5月9日に続いて武光誠さんの
「大人のための修学旅行 奈良の歴史」の紹介 2回目です。




出版社の紹介には

「学生時代に奈良を訪れたが、日本史の流れをしっかりふまえて旅することが
 できたら……大和朝廷から天平文化まで、この国の成り立ちが名所旧跡を通
 して理解できる『読む修学旅行』の本。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「大和朝廷は? 
① 王家・倭氏 + 物部・都祗(つけ)氏の豪族連合か?
② 王家(倭氏が従) + 物部氏(都祗(つけ)氏が従)」


・「3世紀末、大和朝廷が多くの地方豪族に銅鏡を与えたことにより、分布が
日本各地に及ぶ。大和朝廷は、また、地方との交流を重んじた」


・「亡くなった首長が神になり、自分たちの生活を守ると考えていた。副葬品
の銅剣や刀剣は古墳の主の呪力を増す呪具と考えられていた」


・「大和朝廷は交易国家」



もう一つ、再掲載になりますが、大橋敦夫さん、西山秀人さんの
「三日でわかる古典文学」④を載せます。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。



☆「大人のための修学旅行 奈良の歴史」武光誠 河出書房新社 2002年 ②

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◇日本の原点大和朝廷はいかにして生まれたか(2)

□だれのものか分からない古墳群 [大和古墳群]
自然と一体化した古墳群をめぐる

  初期の古墳とその出土品
大和古墳群  
      古墳時代初期 3世紀末~4世紀初め

  古墳と王家  100m超古墳
王家の墓 
       ① 東田古墳群
       ② 箸中古墳群
       ③ 柳本古墳群・大和古墳群
嫡系?   傍系?
王家?   倭氏?

  大和神社
    穀物神  
    本来は倭氏の住む土地の神
    
  大和朝廷は? 
① 王家・倭氏 + 物部・都祗(つけ)氏の豪族連合か?
② 王家(倭氏が従) + 物部氏(都祗(つけ)氏が従)

 

□邪馬台国の謎に迫る
中世に城にった古墳
黒塚古墳
      三三面の三角縁神獣鏡
山辺の道西方300m JR柳本駅近く
  中世に柳本城

  銅鏡と邪馬台国の関係
3世紀後半 大和に鉄器・青銅器
三角縁
      … 数十年作り続けられ幾度かに分けて日本に入ってきた

  銅鏡の広まりと日本の統一
3世紀末 
      大和朝廷が多くの地方豪族に銅鏡を与えた
        → 分布日本各地
大和朝廷
     ~ 地方との交流を重んじた
         早くから日本の統一を目指していた
   
 「首長霊信仰」
    亡くなった首長が神になり、自分たちの生活を守ると考えていた。副
   葬品の銅剣や刀剣は古墳の主の呪力を増す呪具と考えられていた

 「自分たちの生活を向上させるためには、多くの副葬品を供えて、守り神の
  力を強める必要がある」


  山辺の道
   = 古墳の多さ
古代人は古墳と同数の神(古墳の主となった死者)を祀っていた

◎ 大和朝廷の時代から日本が八百万の神の国
大王が地方の首長に「古墳を造って神になる」ことを勧めた

  櫛山古墳
    4世紀後半 
    150m 双方中円墳

 

□日本最古の古代都市 [纏向遺跡]
日本で最古の王城の地
纏向遺跡
       巻向川の扇状地
3世紀初めに王家
         ~4世紀末 王家を支える都市としての機能    

  土器と木器が多く出土する理由
極めて多様な土器が日本各地から (関東、東北、中国地方)
= 全国の特産物を大和に送るための容器か?
    精密なスキ、クワなどの木製品
      = 高度な木工技術  

  交易国家としての大和朝廷
運河跡
     - 矢板 = 土留め ~  高度な土木技術

◎ 大和朝廷は交易国家

  箸墓古墳 278m
崇神天皇の大叔母・有力巫女倭迹々日百襲姫(やまととひもそひめ)








☆「三日でわかる古典文学」 大橋敦夫・西山秀人 ダイヤモンド社 ④【再掲載 2015.4】

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◇古今和歌集
和歌は男と女が愛を伝えるラブレター
日本の宮廷詩は和歌
       → パブリックな和歌集
和歌は女を口説くためのラブレター
指示 醍醐天皇 延喜年間 905?908?~913?


   「四季の部」と「恋の部」が大きな柱


   全20巻 万葉集と同じ
仮名序・真名序の編集前記・後記  紀貫之

   
   平安時代から日本人は春と秋が好き?
カレンダーなしでは詩が詠めない
梅から桜へ歌われる花も変化
月・白菊・紅葉を謡った秋のベスト3
夏はホトトギスと藤の花,冬は雪

   
   微妙な言葉遣いが相手のハートをしっかり掴む
恋の始まりから終わりまでが見える
「会者定離」の仏教思想
「道」になりアカデミズムになった和歌
歌道・歌学
「歌合い」ゲーム

 

◇新古今和歌6帖
平安貴族に重宝された和歌のハウツー本
トレンド・メーカーたちに続け
「万葉集」~「後撰和歌集」
         各テーマに類別して六帖に収めた
4500首 500テーマ 960年頃母体


   第一帖  春 夏 秋 冬 天

   第二帖  山 田 野 都 田舎 家 人 仏事 

   第三帖  水 海

   第四帖  恋 祝 別

   第五帖  雑思 服飾 色 錦綾

   第六帖  草 虫 木 鳥



◇伊勢物語
歌物語の祖 
     プレイボーイ一代記

   書き出しはすべて「昔おとこありけり」
全125段

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