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「歴史の風景」木村尚三郎 山川出版社 2003年 ① /「教え力」齋藤孝 宝島社 2004年 ①【再掲載 2014.8】 [読書記録 一般]

今回は、木村尚三郎さんの
「歴史の風景」の紹介 1回目です。



出版社の紹介には


「『進歩と発展』から『調和と連帯』へ、『技術』より『いのち』へ、
 歴史への問いかけが、始まるとき-。創文社の月刊パンフレット
 『創文』の連載に、各年を回想するエッセイ、簡単な年表と著者の
 出来事を添えてまとめる。」

 
とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「『進歩発展の時代』から『調和と連帯の時代』へ
『機能性・効率性・経済性の時代』から『持続可能な開発の時代』へ」


・「上半身は人間、下半身は馬のケンタウロスは野蛮の象徴であり知と徳
の象徴」


・「『日の下には新しきものなし』(清書
掘り起こされた稽古本こそクラシック(古典)」


・「ムダな時間をムダと思わず、休日にじっとしていられるゆとりができ
たとき、日本からも大きな思想が生まれるのかもしれない」


もう一つ、再掲載になりますが、齋藤孝さんの
「教え力」①を載せます。


☆「歴史の風景」木村尚三郎 山川出版社 2003年 ①

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◇序
 「古い物が新しい」   
    価値の大転換

 「進歩発展の時代」
   →「調和と連帯」の時代

 「機能性・効率性・経済性」 
   → 「持続可能な開発」


◇ケンタウロス
  上半身は人間、下半身は馬  
   - 野蛮の象徴であり知と徳の象徴


◇花見
吉宗  
   江戸に一万本の桜 
   花見を勧める
    = 宗教そのもの


◇セカンド・ルネサンス
  「掘り起こし」
     聖書「日の下には新しきものなし」
掘り起こされた稽古本こそクラシック(古典)

◎ 現代はセカンド・ルネサンスの時代-名言の時代

  マキシム(金言・格言)
   - クラシックに通じる言葉


◇ゆとり
くつろぎ、ゆるみ
   = 私たちの理想、恐怖

  大言海
  「緩取(ゆるみとり) の意か。物事の間にくつろぎを置くこと。ゆるみ」

ムダな時間をムダと思わず、休日にじっとしていられるゆとり
   ができたとき、日本からも大きな思想が生まれるのかもしれない


◇プロセス
「前へ進む」ヨーロッパ ←→ 中途半端「日本」
サクラダ・ファミリア


◇鏡の文化
大陸には「鏡の文化」
① 自分の姿形を映し出す  
       自己点検
② 自分の背後が分かる
③ 鏡の間全体の有様を把握でき、自分を周囲の人々と摩擦なく
    美しく調和させ全体の中に生かす


◇僧侶と蜜蜂 
  ジェラール・キャロン氏(仏 カレ・ノワール社代表)
       
アフリカ  人物  人類最古の頭蓋骨
        動物  腹を空かせた痩せこけた動物

アメリカ 人物  一文無しで気むずかしい太った
        動物  孤独な熊
        ※ お人好し

欧州    人物  リラックスしたビジネスマン
        動物  イソップ物語のアリが働いて蓄えている間に
           歌うセミ

日本    人物  仏教の僧侶
        動物  冬に備えて密を集める蜜蜂








☆「教え力」齋藤孝 宝島社 2004年 ①【再掲載 2014.8】

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◇はじめに
  「だれかに教えることは学ぶことの近道」
  何をどう伝えれば相手が伸びるのか考えることにより自分の中で
    も整理ができる

◇相手に幸福感を与える教えるということ
  「教える」の目標は「相手を上達させること」
  上達が幸福感を生み出す
  上達のためには練習させろ    
  教えることの中心は練習メニューをやらせること
  教える方も「徹底的にたたき込む」「練習させる」強い姿勢がなく腰が引けている
楽しくても充実感が得られないならば意味がない
充実感 > 楽しさ
  教えるときの心構え 
  ・教える側の責任の大きさ意識する
    ・何としてもという強い覚悟を持つ
    ・「何としても上達してみせる」覚悟の自覚
・教える気力を体現する~教育愛
  学ぶ側の構えを作る 
  消極的受動態から積極的受動態へ
揺さぶりたいそうと呼吸法
  教える側に必要な五つの力
  「教える」の中心は練習メニューをやらせること
   ①「憧れる力」
       =「情熱」で練習メニューをやる気にさせる
    ② 相手に足りない力を見抜く「眼力」と「評価力」コメント力も
   ③ 優れた練習メニューは「テキスト力(素材力)」なしに成り立た
     ない
    ④ 高い「ライブ能力」で練習メニューを確実にこなせる
感知力 発問力 コメント力
⑤ 考えることの最終目的をかなえる「育てる力」

◇モチベーションをかきたてる憧れる力
  教える対象物に腹の底から強いあこがれを持つ
  自分の「のめりこみ」が相手の欲望をかき立てる
教育関係の根幹にある「憧れる力」
  教える側の人間は生徒の何倍もの速度で学び続けるべき
  実力がなくても憧れるベクトルは見せられる
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