「適応障害のことがよく分かる本」貝谷久宣 講談社 2018年 ⑤ /「教えない教え」 権藤博 集英社新書 2010年 【過去に掲載多数 2011年7月】 [読書記録 一般]
今日は5月27日、月曜日です。
今回は、5月24日に続いて貝谷久宣さんの
「適応障害のことがよくわかる本」の紹介 5回目です。
出版社の案内には、
「適応障害はストレスに適応できずに起こる、こころの病気のひとつ。環
境の変化に適応できず、心身にさまざまな症状が現れます。抑うつと不
安が主症状で、原因となるストレスが除かれれば、症状がなくなります。
また、うつ病や不安症などの精神疾患というほどではない状態につけら
れる病名という側面も。本書は、症例も多く紹介しながら原因、診断、
治療法を徹底解説。誤解されやすい、こころの病の理解を深めるために
役立つ一冊です」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「適応障害に合併しやすい順 1番目は境界性パーソナリティ障害
2番目は統合失調症パーソナリティ障害 3番目は自己愛性型
パーソナリティ障害 4番目は反社会性パーソナリティ障害」
・「精神療法、薬物療法、生活療法の3通りの対応」
もう一つ、何度目かの掲載になりますが、
権藤博さんの「教えない教え」を載せます。
横浜のリーグ制覇から四半世紀も経つのですね。
☆「適応障害のことがよく分かる本」貝谷久宣 講談社 2018年 ⑤
◇正しい診断が適切な治療につながる
□診断
他の精神疾患を検討しながら
□診断
適応障害と鬱病、PTSDとの比較
2点から検討
① よく似ていても鬱病、不安障害、PTSD之診断基準を満た
すことはほとんどない
② いわゆる心因反応、団三者から見ても明らかな苦悩を引き起
こすできごとがあり、それに心身が反応した状態であること
類似 - PTSD、非定型鬱病、鬱病
□診断
パーソナリティ障害との合併がある
適応障害に合併しやすい順番
1 境界性パーソナリティ障害
感情乱高下、不安定
2 統合失調症パーソナリティ障害
風変わり、非現実的
3 自己愛性型パーソナリティ障害
嫉妬、見捨てられる畏れ
4 反社会性パーソナリティ障害
自己中心
□治療方針
まず原因のストレスを突き止める
3通り対応
① 精神療法
② 薬物療法
③ 生活療法
□薬物療法
こころの症状を楽にするために
向精神薬 - 抗不安薬 抗うつ薬 気分安定薬 睡眠薬
薬物療法
不安 抑鬱
気分を安定させる薬
☆「教えない教え」 権藤博 集英社新書 2010年 【過去に掲載多数 2011.7】
[出版社の案内]
無理せず、急がず、はみださず」に己の直感を信じ、プロ野球において
監督、コーチとして、多くの才能を引き出した権藤博。現役時代は「権
藤、権藤、雨、権藤……」と謳われるほど連投を重ね、二年連続で最多
勝投手に輝いた。だがその結果、体を壊した権藤の選手生命は長いもの
ではなかった。後年、権藤は自身の苦難の経験を生かし名コーチとして
復活。1998年に監督就任した横浜を日本一に導くことで、その名を知ら
れることになる。野球界のご意見番として活躍する権藤氏が、ジャンル
を超えて通用する人材を開花させる「教えない教え」をここに記す。
◇人の心のつかみ方
□「厳しく接する」のでなく「厳しさを教える」
「焦らずじっくり、丁寧に教えないといけない」
優しい指導 ≠ 甘い指導
できないことをできるまで辛抱強く見守るのが優しさ
甘さ
-「また今度」
「次にやればいい」
厳しさ
-「この世界で生きていくにはこういう練習をして耐えてい
かなければなりません」と教えること
□教えすぎるな Don't over teach
「教えられた技術はすぐに忘れてしまう」
→ 我慢強く見守る
□「監督と呼ぶな、権藤さんと呼べ」
1 名前で呼ぶ
2 監督室に呼びつけない
※ 人を育てることが大切
□仰木監督は最高の反面教師だった
人の話を聴かない
- ぶつかり合い
→ 「べからず集」を増やす
仰木さん
・勝つときにどん欲
・自分の直感を何より信じる
□「教える」ことより「鏡」になれ
1998(平成10)年 ベイスターズで初監督
「コーチは添え木になりなさい。黒子役に徹しなさい」
全体ミーティングは意味がない
ミーティングは少人数で密に
□部下をやる気にさせる怒り方
怒るときは怒り、叱るべき時に叱る
プロセスに積極的にかかわったかどうか
~ 攻めの姿勢を忘れた選手には烈火の如く怒った
闘う姿勢の大切さ
□結果を求めすぎない
叱責した後にはフォローを入れる
□放任主義でなく奔放主義で行け
□部下を火の粉から守る覚悟を持て
□地獄の経験をした指導者は強い
優れた指導者は人の痛みを理解できる
◇勝つ力を育むコツ
□己を知らない人は成長しない
ライバルはつくるものではなく見つけるもの
「素直さ」
□情報は捨てることで引っかかる
得ることより「捨てる力」を磨く
□「80%の金力主義」で行け
常に余裕をもって
□プレッシャーは克服してはいけない
どんどん行け
~ 攻めの気持ち
□答えは現場に落ちている
□「やらされている」うちはものにならない
□「土壇場の燃え上がり方」で勝敗は決まる
□身体の見極めが運命を分ける
◇伸びしろをぐんぐん長くする方法
□真似こそ伸びる
□専門外のことをやるといい気も違えられる
柔軟性が生まれる
柔軟性を高める人事異動
- 柔軟さが大切だ
□迷ったときは「直感」を大事にする
□進歩的な「朝令暮改」はどんどんしろ
□身の丈に合ったプライドと反骨心をもて
□IDと感性の融合が勝利を導く
□おもしろさで仕事を味付けする
「上に行って何をすべきか」の教育こそ大切
□答えが見つからなければ攻撃的な選択をしろ
◇壁を破る力
□勝負の流れは「一本の線」で変わる
仕事以外の1日16時間をどう使うかで決まる
スランプ克服の鍵を握るのは自己管理
攻めの姿勢を失ったらジ・エンド
◇やってはいけないコーチング
□「やる気をそぐ」ことしかしないのが、やる気になる
□「休む勇気」が伸びる糧になる 休む勇気をもて
今回は、5月24日に続いて貝谷久宣さんの
「適応障害のことがよくわかる本」の紹介 5回目です。
出版社の案内には、
「適応障害はストレスに適応できずに起こる、こころの病気のひとつ。環
境の変化に適応できず、心身にさまざまな症状が現れます。抑うつと不
安が主症状で、原因となるストレスが除かれれば、症状がなくなります。
また、うつ病や不安症などの精神疾患というほどではない状態につけら
れる病名という側面も。本書は、症例も多く紹介しながら原因、診断、
治療法を徹底解説。誤解されやすい、こころの病の理解を深めるために
役立つ一冊です」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「適応障害に合併しやすい順 1番目は境界性パーソナリティ障害
2番目は統合失調症パーソナリティ障害 3番目は自己愛性型
パーソナリティ障害 4番目は反社会性パーソナリティ障害」
・「精神療法、薬物療法、生活療法の3通りの対応」
もう一つ、何度目かの掲載になりますが、
権藤博さんの「教えない教え」を載せます。
横浜のリーグ制覇から四半世紀も経つのですね。
☆「適応障害のことがよく分かる本」貝谷久宣 講談社 2018年 ⑤
◇正しい診断が適切な治療につながる
□診断
他の精神疾患を検討しながら
□診断
適応障害と鬱病、PTSDとの比較
2点から検討
① よく似ていても鬱病、不安障害、PTSD之診断基準を満た
すことはほとんどない
② いわゆる心因反応、団三者から見ても明らかな苦悩を引き起
こすできごとがあり、それに心身が反応した状態であること
類似 - PTSD、非定型鬱病、鬱病
□診断
パーソナリティ障害との合併がある
適応障害に合併しやすい順番
1 境界性パーソナリティ障害
感情乱高下、不安定
2 統合失調症パーソナリティ障害
風変わり、非現実的
3 自己愛性型パーソナリティ障害
嫉妬、見捨てられる畏れ
4 反社会性パーソナリティ障害
自己中心
□治療方針
まず原因のストレスを突き止める
3通り対応
① 精神療法
② 薬物療法
③ 生活療法
□薬物療法
こころの症状を楽にするために
向精神薬 - 抗不安薬 抗うつ薬 気分安定薬 睡眠薬
薬物療法
不安 抑鬱
気分を安定させる薬
☆「教えない教え」 権藤博 集英社新書 2010年 【過去に掲載多数 2011.7】
[出版社の案内]
無理せず、急がず、はみださず」に己の直感を信じ、プロ野球において
監督、コーチとして、多くの才能を引き出した権藤博。現役時代は「権
藤、権藤、雨、権藤……」と謳われるほど連投を重ね、二年連続で最多
勝投手に輝いた。だがその結果、体を壊した権藤の選手生命は長いもの
ではなかった。後年、権藤は自身の苦難の経験を生かし名コーチとして
復活。1998年に監督就任した横浜を日本一に導くことで、その名を知ら
れることになる。野球界のご意見番として活躍する権藤氏が、ジャンル
を超えて通用する人材を開花させる「教えない教え」をここに記す。
◇人の心のつかみ方
□「厳しく接する」のでなく「厳しさを教える」
「焦らずじっくり、丁寧に教えないといけない」
優しい指導 ≠ 甘い指導
できないことをできるまで辛抱強く見守るのが優しさ
甘さ
-「また今度」
「次にやればいい」
厳しさ
-「この世界で生きていくにはこういう練習をして耐えてい
かなければなりません」と教えること
□教えすぎるな Don't over teach
「教えられた技術はすぐに忘れてしまう」
→ 我慢強く見守る
□「監督と呼ぶな、権藤さんと呼べ」
1 名前で呼ぶ
2 監督室に呼びつけない
※ 人を育てることが大切
□仰木監督は最高の反面教師だった
人の話を聴かない
- ぶつかり合い
→ 「べからず集」を増やす
仰木さん
・勝つときにどん欲
・自分の直感を何より信じる
□「教える」ことより「鏡」になれ
1998(平成10)年 ベイスターズで初監督
「コーチは添え木になりなさい。黒子役に徹しなさい」
全体ミーティングは意味がない
ミーティングは少人数で密に
□部下をやる気にさせる怒り方
怒るときは怒り、叱るべき時に叱る
プロセスに積極的にかかわったかどうか
~ 攻めの姿勢を忘れた選手には烈火の如く怒った
闘う姿勢の大切さ
□結果を求めすぎない
叱責した後にはフォローを入れる
□放任主義でなく奔放主義で行け
□部下を火の粉から守る覚悟を持て
□地獄の経験をした指導者は強い
優れた指導者は人の痛みを理解できる
◇勝つ力を育むコツ
□己を知らない人は成長しない
ライバルはつくるものではなく見つけるもの
「素直さ」
□情報は捨てることで引っかかる
得ることより「捨てる力」を磨く
□「80%の金力主義」で行け
常に余裕をもって
□プレッシャーは克服してはいけない
どんどん行け
~ 攻めの気持ち
□答えは現場に落ちている
□「やらされている」うちはものにならない
□「土壇場の燃え上がり方」で勝敗は決まる
□身体の見極めが運命を分ける
◇伸びしろをぐんぐん長くする方法
□真似こそ伸びる
□専門外のことをやるといい気も違えられる
柔軟性が生まれる
柔軟性を高める人事異動
- 柔軟さが大切だ
□迷ったときは「直感」を大事にする
□進歩的な「朝令暮改」はどんどんしろ
□身の丈に合ったプライドと反骨心をもて
□IDと感性の融合が勝利を導く
□おもしろさで仕事を味付けする
「上に行って何をすべきか」の教育こそ大切
□答えが見つからなければ攻撃的な選択をしろ
◇壁を破る力
□勝負の流れは「一本の線」で変わる
仕事以外の1日16時間をどう使うかで決まる
スランプ克服の鍵を握るのは自己管理
攻めの姿勢を失ったらジ・エンド
◇やってはいけないコーチング
□「やる気をそぐ」ことしかしないのが、やる気になる
□「休む勇気」が伸びる糧になる 休む勇気をもて
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