「はじめて講師を頼まれたら読む本」大谷由里子 KADOKAWA 2009年 ① /「本当の学力は作文で伸びる」芦永奈雄 大和出版 2004年 ②【再掲載 2017.3】 [読書記録 一般]
今日は5月31日、金曜日です。
今回は、大谷由里子さんの
「はじめて講師を頼まれたら読む本」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「20年の講師経験に裏打ちされたノウハウと斬新なアイディア、SNS
時代の顧客との関わり方など、時代に合わせた『愛にあふれた』一冊
となっています。初めて講師を引き受けた際に、やるべきことがこの
一冊ですべてわかります。
◎『60分話す』のではなく、『5分ネタを12本話す』と考え、5分ネ
タを磨きあげる
◎成功体験は、『誰にでもできるスキル』に落とし込んで話すと、自
慢話にならない
◎最初の3分は勝負ドコロ。『ツカミ』のネタは、必ず台本にしてブ
ラッシュアップする
◎講演にメリハリをつけたいときは、『クイズ形式』にして、聞き手
に質問する
◎思いとスキルはワンセットにして伝える
◎余韻が残る講演は、シメの話がうまいもの。3分くらいのシメ
トークを必ず用意する」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「自分の棚卸し」
・「時間泥棒になってはいけない」
・「参加者に『きっかけ』を与える人になる」
・「『伝える』から『伝わる』へ」
もう一つ、再掲載になりますが、芦永奈雄さんの
「本当の学力は作文で伸びる」②を載せます。
最初は書くことを嫌がる子どもでも、
頑張りを認めて、練習を続け、自分の伸びを感じられるようになると、
書くことを嫌がらなくなるようです。
☆「はじめて講師を頼まれたら読む本」大谷由里子 KADOKAWA 2009年 ①

◇講師に必要な心構えは「志」
(1)講師とは何か
○自分の人生を時系列にして30個の見出しを考えてみる
どんな環境で育ったか どんな子供だったのか
どんな考え方をしていたか
事件、事象、感動、失敗談
↓
○話やすくて伝えやすい項目を18~20個選ぶ
1つずつ5分間の内容に
→ 90分の内容
↓
○一つひとつの話に経験から自分が気づいたこと、体験から学んだ
こと
◎「自分の棚卸し」
寝かさない講師になろう
時間泥棒になってはいけない
マイクとマインドがあれば世の中は変えられる
参加者に「きっかけ」を与える人になる
・目の前の人にどうなってほしいのか
・目の前の人にどうやったら伝わるのか
「講師」の語源はお寺の説教
目的 ① 知らないことを知ってもらう
② 行動するきっかけを提供する
③ たくさんの「気付き」を促す
「掛けてもらいたい言葉」という目標をもつ
(2)目的を明確にする
○まずは「何のため」に話すのかを考える
講演のゴールを決める
心を元気にする、動いてみようと思うようにする等
◎メッセージはとことん追求しよう
- 役目は社会への恩返し
(3)「志」をもつ
何を伝えるために呼ばれたのか
箇条書き
→ 膨らませる
熱い「志」が「伝わる」工夫を生む
「伝える」から「伝わる」へ
☆「本当の学力は作文で伸びる」芦永奈雄 大和出版 2004年 ②【再掲載 2017.3】

◇ずば抜けた結果を出すための高等テクニック
□ストーリー作文で学力を確実なものにする方法
親子での取り組み
伸びている子が学校でダメな作文を書くようになった例
×学校作文のうそ
「~してよかったと思います。」
「~できてとってもためになりました。」
= 求められる「模範的文章」を書く
□実践
周りの追随を許さないプロの圧倒的テクニック
= 作文に息を吹き込む方法
「描写のテクニック」
=「状態」や「様子」を詳しく書く
(例) × とても悲しかった
◎ 涙が止まらなかった。拳を握りしめ歯を食いしばり壁に
何度も頭をぶつけて泣いた
= 読み手に臨場感を与える表現
×「楽しかったです」
×「うれしかったです」
×「よかったです」
□たった一行で変わる! 格調高い文章の書き方
(例)
× いったい何をしに来たんだ。さんざんな一日だった。
↓
○ いったい何をしに来たんだ。さんざんな一日だった。私は
一人寂しく家に帰るのであった。
× 是非ともまた来たい。
↓
○ 是非ともまた来たい。最後にもう一度振り返って僕は自転
車にまたがった。
□これさえすれば伝えたいことを伝えられる
「気持ちや感想を伝えれたければ,気持ちや感想を書いてはならない」
→ ◎その気持ちの時にどんな行動をとったか書く!
(一行描写例)
・安心したとき
ずっとこらえていた涙があふれ出てきた。
・腹が立ったとき
思いっきりドアを閉めた。
拳でドアを何度も叩いた。
・怖いとき
トイレにも行けなくなり歯も磨かずに布団に潜り込んだ。
・うれしいとき
隣にいた友達と手を取り合って喜んだ。
・哀しいとき
勝手に涙があふれ出てきた。
◎作品にするためのプロのテクニック。
□「風景なり人物の様子なりの印象的なシーンを盛り込むこと」
必要なのは考えること!
□この訓練で「考える力」が飛躍的に高まる
小学生から学べる!プロの描写力を身に付ける秘訣
描写はかなり頭を使う
→ 鍛えられる
= 描写は相当頭を鍛える
□もっとイメージ豊かな文章を書けるようになるには
「視線の動きに合わせて描写していく」
・中心から外に ・外から中心に
・上から下に ・下から上に
・焦点からぼかして・ぼかして焦点に
(例)
「東海の小島の磯の白砂にわれ泣き濡れて蟹とたはむる」
= 視覚的移動
◎ 続けていると知らないうちに読解力が付いてくる
今回は、大谷由里子さんの
「はじめて講師を頼まれたら読む本」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「20年の講師経験に裏打ちされたノウハウと斬新なアイディア、SNS
時代の顧客との関わり方など、時代に合わせた『愛にあふれた』一冊
となっています。初めて講師を引き受けた際に、やるべきことがこの
一冊ですべてわかります。
◎『60分話す』のではなく、『5分ネタを12本話す』と考え、5分ネ
タを磨きあげる
◎成功体験は、『誰にでもできるスキル』に落とし込んで話すと、自
慢話にならない
◎最初の3分は勝負ドコロ。『ツカミ』のネタは、必ず台本にしてブ
ラッシュアップする
◎講演にメリハリをつけたいときは、『クイズ形式』にして、聞き手
に質問する
◎思いとスキルはワンセットにして伝える
◎余韻が残る講演は、シメの話がうまいもの。3分くらいのシメ
トークを必ず用意する」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「自分の棚卸し」
・「時間泥棒になってはいけない」
・「参加者に『きっかけ』を与える人になる」
・「『伝える』から『伝わる』へ」
もう一つ、再掲載になりますが、芦永奈雄さんの
「本当の学力は作文で伸びる」②を載せます。
最初は書くことを嫌がる子どもでも、
頑張りを認めて、練習を続け、自分の伸びを感じられるようになると、
書くことを嫌がらなくなるようです。
☆「はじめて講師を頼まれたら読む本」大谷由里子 KADOKAWA 2009年 ①

◇講師に必要な心構えは「志」
(1)講師とは何か
○自分の人生を時系列にして30個の見出しを考えてみる
どんな環境で育ったか どんな子供だったのか
どんな考え方をしていたか
事件、事象、感動、失敗談
↓
○話やすくて伝えやすい項目を18~20個選ぶ
1つずつ5分間の内容に
→ 90分の内容
↓
○一つひとつの話に経験から自分が気づいたこと、体験から学んだ
こと
◎「自分の棚卸し」
寝かさない講師になろう
時間泥棒になってはいけない
マイクとマインドがあれば世の中は変えられる
参加者に「きっかけ」を与える人になる
・目の前の人にどうなってほしいのか
・目の前の人にどうやったら伝わるのか
「講師」の語源はお寺の説教
目的 ① 知らないことを知ってもらう
② 行動するきっかけを提供する
③ たくさんの「気付き」を促す
「掛けてもらいたい言葉」という目標をもつ
(2)目的を明確にする
○まずは「何のため」に話すのかを考える
講演のゴールを決める
心を元気にする、動いてみようと思うようにする等
◎メッセージはとことん追求しよう
- 役目は社会への恩返し
(3)「志」をもつ
何を伝えるために呼ばれたのか
箇条書き
→ 膨らませる
熱い「志」が「伝わる」工夫を生む
「伝える」から「伝わる」へ
☆「本当の学力は作文で伸びる」芦永奈雄 大和出版 2004年 ②【再掲載 2017.3】
◇ずば抜けた結果を出すための高等テクニック
□ストーリー作文で学力を確実なものにする方法
親子での取り組み
伸びている子が学校でダメな作文を書くようになった例
×学校作文のうそ
「~してよかったと思います。」
「~できてとってもためになりました。」
= 求められる「模範的文章」を書く
□実践
周りの追随を許さないプロの圧倒的テクニック
= 作文に息を吹き込む方法
「描写のテクニック」
=「状態」や「様子」を詳しく書く
(例) × とても悲しかった
◎ 涙が止まらなかった。拳を握りしめ歯を食いしばり壁に
何度も頭をぶつけて泣いた
= 読み手に臨場感を与える表現
×「楽しかったです」
×「うれしかったです」
×「よかったです」
□たった一行で変わる! 格調高い文章の書き方
(例)
× いったい何をしに来たんだ。さんざんな一日だった。
↓
○ いったい何をしに来たんだ。さんざんな一日だった。私は
一人寂しく家に帰るのであった。
× 是非ともまた来たい。
↓
○ 是非ともまた来たい。最後にもう一度振り返って僕は自転
車にまたがった。
□これさえすれば伝えたいことを伝えられる
「気持ちや感想を伝えれたければ,気持ちや感想を書いてはならない」
→ ◎その気持ちの時にどんな行動をとったか書く!
(一行描写例)
・安心したとき
ずっとこらえていた涙があふれ出てきた。
・腹が立ったとき
思いっきりドアを閉めた。
拳でドアを何度も叩いた。
・怖いとき
トイレにも行けなくなり歯も磨かずに布団に潜り込んだ。
・うれしいとき
隣にいた友達と手を取り合って喜んだ。
・哀しいとき
勝手に涙があふれ出てきた。
◎作品にするためのプロのテクニック。
□「風景なり人物の様子なりの印象的なシーンを盛り込むこと」
必要なのは考えること!
□この訓練で「考える力」が飛躍的に高まる
小学生から学べる!プロの描写力を身に付ける秘訣
描写はかなり頭を使う
→ 鍛えられる
= 描写は相当頭を鍛える
□もっとイメージ豊かな文章を書けるようになるには
「視線の動きに合わせて描写していく」
・中心から外に ・外から中心に
・上から下に ・下から上に
・焦点からぼかして・ぼかして焦点に
(例)
「東海の小島の磯の白砂にわれ泣き濡れて蟹とたはむる」
= 視覚的移動
◎ 続けていると知らないうちに読解力が付いてくる
『60分話す』のではなく、『5分ネタを12本話す』
素晴らしい一言で頭に入れて活用したく思います。
ありがとうございます。
by 岩崎ナギ (2024-05-31 09:02)
岩崎ナギさん ありがとうございます。
一度に60分の原稿を作るとなると気が重くなりますが、
5分と小さく区切ることで気が軽くなります。
だらだらとならず、聞く側に立ってもよいことかと私も感じました。
by ハマコウ (2024-05-31 10:54)