SSブログ

樋口清之さんはこんなことを⑫-「神道からみたこの国の心」樋口清之 井沢元彦 徳間書店 1995年 (1) /「子どもの学力は読解力で決まる」齋藤孝 朝日新聞出版社 2012年【再掲載 2017.4】 [読書記録 歴史]

今日は6月2日、日曜日です。


今回は、5月26日に続いて「樋口清之さんはこんなことを」12回目、
「神道からみたこの国の心」の紹介 1回目です。


わたしは大変おもしろく読みました。


出版社の案内には、


「日本人はひとり残らず神道の信徒である。世界一宗教心の篤い国民の
 『内なる原理』とは何か」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「神道系の大学 國學院大學・皇學館大學・桃山学院大学」


・「火の神が灯の神様,炊事の神様と小さく機能を分断していく。職能
  により自分の神様として祀る。信仰にどんな意味があるかより,信
  じていること自体が大切」


・「祟り神は紙一重といえ、人間が主体で,人間の対応如何で良い神様
にも悪い神様にもなる。善悪で割り切れないところがあるのが、西
欧合理主義とは違う。最初は悪い神でも,やがて良い神になってい
くことがある。日本では祟り神を封じ込めないでなだめて御機嫌をと
る」


・「神道の神様 ①優れた人を神様として祀る ②祟りそうだから祀る」




もう一つ、再掲載になりますが、齋藤孝さんの
「子どもの学力は読解力で決まる」を載せます。
わたしには大変学びになった本です。




☆樋口清之さんはこんなことを⑫-「神道からみたこの国の心」樋口清之 井沢元彦 徳間書店 1995年 (1)

1.jpg

◇日本人にとって神道とは何か
戦前の国家神道
   ~ 神道及び天皇の一つの利用法(不敬な利用法)


  神道は教義なき宗教 
    神道系の大学 
     - 國學院大學・皇學館大學・桃山学院大学
「言挙せず」


  日常生活の中の神々 
    20年に一度の遷宮
清浄感 
      禊ぎの思想・お祓い
神道的な抽象的形式的行為 
      → 生産


  神道と仏教は闘ったか
   「罪」と「穢れ」が結びつく


  日本人の行動規範  
    祓詞,祝詞,祭式
神道ダイジェスト版
平田篤胤「古道大意」「霊能真柱」
八百万の神  
      どの神を信じても良い
善悪・明暗・表裏を説明


  アジア的な考えとは何か
神道の特徴として伝道をしない
多神教的な風土
     ~ 神様に分業的機能


  日本では女神が強い 
    自分たちの神には性がある 
     = 人間的
日本人の信仰が生活的


  日本人の信仰は世界一強い
火の神
     ~ 灯の神様,炊事の神様と小さく機能を分断
→ 職能により自分の神様として祀る
信仰
      ~ 自分が満足すればよい
◎ 信仰にどんな意味があるかより,信じていること自
        体が大切
 


◇日本人が特殊だと言われる理由
  神々を創り出すこころ 
    日本人の性格には神道の影響
おおらかさ
     - いいかげんさ,大雑把にもつながる
◎「納得しなければ決して許さない」「とことん追求する」
       という人たちはいじめられやすい
   

  神々を創り出す    
    東郷平八郎・乃木希典・二宮尊徳 
『霊魂不滅』
      神道では霊魂は不滅で不変,人間であったときの性格を変
     わらず持ち続ける。しかも再生する。


  神道の神様 
    ① 優れた人を神様として祀る
② 祟りそうだから祀る
   

  縁結びの神様の正体は?
菅原道真
     - 天神様 芸術学問の神様? 雷?
◎祟り神は紙一重 
       人間が主体で,人間の対応如何で良い神様にも悪い神様
      にもなる。
       = 善悪で割り切れない
◎西欧合理主義とは違う
最初は悪い神でも,やがて良い神になっていく(神道)
- 日本では祟り神を封じ込めない
         → 宥めて御機嫌を取る


  神様の位置      
    正面を向いていない神 
     = 拝んでもらっては困る
でも祀らなければならない
   

  自然と共有する意識  
    御輿振り・暴れ御輿-鈴振り
◎玉(魂)振りすると,神様の心も自分の気持ちも活気づく。
芸能
     = 神様に見てもらうもの 
        - 人間は二の次
    神がかり 
      狼 → 狐 
犬神信仰 コウモリ信仰 蛇
◎超自然的な部分に対する恐れ 尊敬
   
  日本人はなぜよく働くのか
    山本七平
     「日本人にとっての労働は仏行だ」 
古代の労働
     = 神様への奉仕 
     = 奉納物(日本の税の基本)
日本人の郷土意識
自分の労働のお礼を神様に対してすることで自分の生活が
     保証される
      = 労働が信仰の手段
↑↓
外国は労働が苦役 
          ワークとレイバー
稲作農耕
     … 水田監視  
        - 朝晩 水確保
稲を毎日眺め神に感謝
→ 遊ぶのが下手になる 
         飛鳥坐(あすかにます)神社
           御田植祭り 
             接触行為模倣
(明治までは実際の接触)
◎折口信夫の父がでた家


  日本人の性意識はおおらかだった
稲の生育が新しいものを生み出す
     = 人間の性的行為も新しいものを生み出す元
    歌垣
     = フリーセックスパーティ(常陸国風土記)
→ 江戸時代儒教教育でおさえられた
    ◎ 農耕生産と人間の生産が同じ意識
雑婚はない 
     ~ 本人の意思が主体
   

  日本人の頭は昔から柔軟だった
日本の農村ほど雑多な種類の植物を輸入して生産品に変えてき
   たところなど他にない
     ~ 珍(うず)
常世への憧れ
常世
       = 未知の世界 
      永遠不変の世界
       - この世も常世となりうる


  日本人の理想郷  
    混血 
     ~ 人間移動の激しさ

 
◇神道のルーツ
東アジア的シャーマニズム  
    神道  
     - 禊ぎと祓い
       再生思想
禊ぎと祓い  
      水のきれいさ・空のきれいさ・気候風土のきれいさ

  柏手を打つ本当の理由
拍手喝采の思想
      打った音響が空気にバイブレーション
  空気の中に見えない聖霊 
    今では2回
伊勢出雲は4回
拍手柏手
     = 神を招く方法
       音がでればよい・言挙げ(言葉を発すること)でもよい

  日本は言霊の国
    言霊「ごめんなさい」
「おめでとうございます」「こんにちは」
→ 「不況になるから」と言って不況になった
「負ける」と言ったから負けた
 

  日本は水に流す国
    ←→ 韓国は「恨」の国
あっさりしていない
火にくべてしまえでは大変


  「和」のルーツを求めて 
    日本人は差別意識が強い


  「建前」と「本音」の使い分けは昔から







☆「子どもの学力は読解力で決まる」齋藤孝 朝日新聞出版社 2012年【再掲載 2017.4】

1.JPG

◇はじめに

□PISA型学力 → 「新しい学力」
新しい学力
   = 知識や技能そのものだけでなく、それを実生活でどのくらい
    活用できるかという総合力、実践力なんです。
  キーワード
    ◎「読解力」


◇「学力」を伸ばすには「読解力」が欠かせない
□読解力は人生を生き抜く力である
共感力 
  要約力 
  伝達力 
  コミュニケーション力
 ◎コメンテーターの力 
     → 人を傷つけないコメントをし続ける能力

□読解力は仕事力にも欠かせない

□小学生から書き言葉を大量に仕入れる必要がある
  = 読む

□母国語の読解力さえあれば受験も乗り切れる

□小学生時代は親からの声掛けが欠かせない
大学生に週5冊の読書体験

□名作を読むことで鍛えられる
  「絶対これだけ名作教室」   

□読解力は客観的要約力と主観的コメント力の両輪からできている


◇読解力を伸ばすコツ
□早口で声に出して読んでみる
低学年  
    齋藤隆介「花咲き山」 
    芥川龍之介「くもの糸」
   宮澤賢治「やまなし」
  中学年  
    太宰治「走れメロス」 
    小川未明「赤いロウソクと人魚」
    宮澤賢治「よだかの星」
  高学年  
    太宰治「駆け込み訴え」 
    芥川龍之介「羅生門」
    シェイクスピア作品      
→ ◎ 名作を繰り返し音読する

□粗筋を話させてみる  
「一分で」
  「15秒で要約してみよう」 

□自らマークを選んで本を読み解く
  「AB読書法」 
  AB  二つのものについて比較

□感想やコメントを言ってみる

□とにかく繰り返す
  = 量を質に変える
  読書力を付けるには 
    ① 名作を音読し   
    ② 粗筋を言ってみて
    ③ 本に直接書き込んで読み解いていき
  ④ 感想を言ってみること


◇読解力は家庭との対話で
□親子で共通のテキストを持とう

□絵本で読解力を刺激する

□テレビや漫画はみんなで見る
「今の話でこの人が言いたかったことは何?」

□新聞をもっと活用しよう
実用日本語  
   = 新聞記事
     - 「結」から始まる
◎「1分でどこまで読めるかやってみよう」
nice!(89)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

nice! 89

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。