SSブログ

「中学教師 絶対知っておきたい叱り方の教科書」福地孝宏 学陽書房 2015年 ④(最終) /「感じの良い人と言われる人言われない人」斎藤茂太 新講社 1998年 ③【再掲載 2017.2】 [読書記録 教育]

今日は6月10日、月曜日です。



今回は、6月7日に続いて、福地孝宏さんの
「中学教師 絶対知って叱り方の教科書」の紹介4回目 最終です。


出版社の案内には、

「中学生をどう叱るといいのか? 
『絶対にここは叱らねばならない!』というポイントと、叱り方がわか
 る!」
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「いじめではなく犯罪です」


・「事件の確認、被害者B君に調査してよいかの確認し、事件と授業の
軽重を迅速かつ適切に判断する」


・「少しずつ反省を促し一歩ずつ学習させる」




もう一つ、再掲載になりますが、斎藤茂太さんの
「感じの良い人と言われる人言われない人」③を載せます。




☆「中学教師 絶対知っておきたい叱り方の教科書」福地孝宏 学陽書房 2015年 ④(最終)

1.jpg

◇よくある問題生徒の悪行を叱る

 ① 好きな異性の嫌がることをする生徒

 ② 先生が〇になってしつこく繰り返す

 ③ 保健室に入り浸る生徒
     保健室をちょっとのぞく

 ④ 叱られることを待っている生徒を叱る

 ⑤ 校外学習の大部屋で眠らない子供たち
     消灯後はゆったり指導する

 ⑥ 屁理屈が得意な生徒へのシミュレーション返し

 ⑦ 大人の言葉を素直に聞けない生徒

 ⑧ 謝罪できない生徒を謝罪させる



◇遊びといじめという犯罪の境界線
1 プロ教師はいじめという言葉を使わない
    いじめではなく犯罪です
    犯罪
     (1)バカ、チビなどの暴言
     (2)弱者への日常的な暴力や集団による暴行
     (3)シャープペンシルの破壊や持ち物を投げるなどの器物破損
     (4)弁当のおかずや金品などの強盗


2 学級の問題として個人いじめを問う
  ステップ1 事件の確認、被害者B君に調査してよいかの確認

ステップ2 事件と授業の軽重を迅速かつ適切に判断する

  ステップ3 主になる犯人はなかなか認めない

  ステップ4 筆箱を探す人を生徒同士で決めさせる

  ステップ5 筆箱の発見および被害の確認

ステップ6 犯行の流れを知る

  ステップ7 謝罪は相手の気持ちになることを伝える

  ステップ8 生徒自身で罪の重さを決める

  ステップ9 罪の重さによって指導内容を変える
          少しずつ反省を促し一歩ずつ学習させる

  ステップ10 筆箱事件として反省させる


3 流行性暴力を見つけたら即刻禁止令 
  肩パンを知っていますか

 即刻禁止令


4 暴行の予告や暴言で心を傷つける生徒
(1)第三者に聞こえる大声による暴言

  (2)第三者に聞こえない小声による暴言


5 対教師暴力、生徒同士の大事件は警察へ 
※病院に行くのに管理職の許可は必要ない


◇一撃で仕留める勇気をもつ
いざというとき


◇福地孝宏
1962名古屋市生 愛知教育大学卒 名古屋市立中
1997 HP「若手教師のためのワンポイントレッスン」








☆「感じの良い人と言われる人言われない人」斎藤茂太 新講社 1998年 ③【再掲載 2017.2】

[出版社の案内]
「感じのよい人」は友好的である。仲良くしましょう、お会いできてう
れしい、という気持ちが基本にある。十分に幸せな人は必ず他人の幸せ
も考えられる。幸せそうなあなたは、きっと感じのよい人である。

1.JPG

 
◇自分の出し方のうまい人
○「感じの良い人」は先回りの忠告はしない
ふだん口うるさい人ほど,いざというとき頼りがいがない
「難しい話を易しく」というのは難しい
  静かに語ればより深く伝えられる
  腹八分目,残りの二分が大切だ
  100%の欲望を満足させようとする人たちはいつも不平不満
   だらけだ

○エゴムキ出しはダメ エゴひた隠しもダメ
  ピンチから脱出するエネルギー
    = エゴイズム
エゴがないとめそめそした人間になる
    - たくましく生きるエゴイズムを根本に持ちながら,それを
    「知恵」というオブラートに包み込んで上手にコントロールする

○カンカン頭の朴念仁はダメ

○「感じの良い人」には独自の本音排出法がある

○強さの秘訣は柔軟さとゆとり

○「感じの良い人」は心の体操を怠らない



○「感じの良い人」は他人との違いを密かに楽しむ

○受け入れる愛もあれば突き放す愛もある
バランスが大切 
   ・ 保護する愛だけでは人間に締まりがなくなる
・ 厳しさを教える愛もある

○「感じの良い人」は自分の意見をはっきり言える
 


◇自分に満足な人
○会社名だけがエライ人と名刺なしでもエライ人
  本当の私とは何なのか 
   = 自分自身で見つけるしかない
「肩書きの消えし名刺や春の雪」

○自分の味を生かしながら和音を奏でる
「あの人らしいね」という個性
    ~ 他人の味とのハーモニーを見つけよう

○変貌自在の中に「一貫した自分」がいる
自分の適性は自分で決める(正)

○競争があるからこそ負けることもできる
ロックフェラー  
  企業=バラの花
◎ すばらしい花一輪の為に周りの蕾をすべて犠牲に
  人間の誕生 
    ~ 競争し勝っていくこと,生きていく生命の根源
 生存競争がないと生き生きとした生命力まで失われる
- 誇り高く闘争し誇り高く負ける人は決して負け犬ではない
  競争なしのぶよぶよのペットこそ負け犬だ
◎ 勝つことだけが強さではない。
 「負けられる」ことも競争に挑戦する強さを持っていると
   いう証明になる。

○「感じの良い人」はなりたい自分を目指す

○ちょっとしたルールが大きな面倒を防ぐ
家族に必要なのは
   ① 愛情
   ② ユーモア
   ③ ルール

○「感じの良い人」は好きなことを堂々とやっている

○自分に誇りが持てれば他人も尊重できる
自分の領分は頑張ってやるという誇り
nice!(117)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

nice! 117

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。