「ラジオ深夜便」2011年6月号 /「人づくりの道標」草柳大蔵 静岡県 2002年 ③【再掲載 2014.2】 [読書記録 一般]
今日は8月19日、月曜日です。
今回は、月刊誌「ラジオ深夜便」2011年6月号を紹介します。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『楷書の歌声、楷書の人生』を貫いた大歌手 藤山一郎」
・「経世済民とは、世の中を営むことによって万民を救うこと」
・「被爆樹木 広島、皆実小学校のシダレヤナギと中央公園自由広場
のクスノキ 長崎、坂本町 山王神社のクスノキ」
もう一つ、再掲載になりますが、草柳大蔵さんの
「人づくりの道標」③を載せます。
☆「ラジオ深夜便」2011年6月号
◇藤山一郎生誕百年 池井優(慶應大学)
藤山一郎
本名・増永丈夫 1911(M44)年4月8日 日本橋生
慶應幼稚舎
岡本太郎とクラスメート
慶應普通部をビリ2(ビリは岡本太郎)で卒業
→ 東京音楽学校
実家が大震災、世界恐慌で傾く
→ コロムビア
「酒は泪か溜息か」百万枚のヒット
→ 停学(成績、素行のよさ、家計を助けるためとの理解)
→ 卒業 ビクター入社
日本軍慰問
「楷書の歌声、楷書の人生」を貫いた大歌手
「藤山一郎とその時代」
◇大江戸耳より話 田中優子(法政大学)
失われた勿体ないの精神
「布の力」
江戸時代 = 鎖国という誤解
◎ 出るのは禁止されたが様々なものが入ってきた
江戸時代のものづくり
経世済民
「世の中を営むことによって万民を救う」
江戸の循環システム
下肥問屋
~ 船で運搬「灰買い」
◇戦争・震災から甦ったイチョウを訪ねて 唐沢孝一
黒こげの木肌は何を語る
湯島聖堂の神農廟(毎年11月23日のみ公開)
イチョウ並木
黒こげ 1923.9.1
1945.3.10
◎「焼けイチョウ」
イチョウの不思議な生命力
戦争時の大イチョウ
水噴きイチョウ
町を守ったご神木
飛木稲荷(墨田区)ご神木
広島・長崎の被爆樹木
広島
・ 皆実小学校のシダレヤナギ
・ 中央公園自由広場のクスノキ
長崎
・ 坂本町 山王神社のクスノキ
☆「人づくりの道標」草柳大蔵 静岡県 2002年 ③【再掲載 2014.2】
◇講演「21世紀の静岡県を担う人づくり」 H14.2.8富士ロゼシアター
□七つの大罪
マハトマ・ガンジー
① 原則無き政治
② 道徳なき商業
③ 労働なき富
④ 自覚なき教育
⑤ 人間性なき科学
⑥ 倫理なき愉悦
⑦ 犠牲なき宗教
□世界16位の原因
文部省の大衆迎合主義(ポピュレリズム)
文部官僚
= 少し大切に育てられすぎたのが東大を出て国家公務員試験
を通って文部省に配属された
←→ 対照的なのが、鳥居竜蔵と牧野富太郎
殆ど学校を出ていないのにすばらしい実績
白川静(立命館大学)儒教研究
孔子は仕官に落第
理由は、革命家ではなく革命屋だったから。批判ばかりで
提案力がなかった
◎ 現在の日本はオール孔子
□学歴と学校暦
学歴
- 毎日本を27頁ずつ呼んでいけば1年で100冊読んだことに
なる。自宅で学習すれば立派な学歴が付く。
古代ギリシャの民主主義
50年で絶えた ← 隠れて悪いことをしたから
パンとサーカスの世界 → 国家財政破綻
◎ 責任をぐるぐる持ち回りせず、それぞれの世界でできることか
ら始めるべき
□人格を吹き込む
厳島神社
もとは「うつくしま神社」
厳 = 過不足がないこと、エントロピーが小さくすがすがしい
幸田文「後見よそわか」
立ち上がって部屋を出て行くときには必ず後を見よ。そして
そわかを3回唱えよ。(父・露伴からの指導)
テレビの情報はイメージ = 論理ではなく情動
□大正の児童教育
小原国芳
「教育というものは小学校が一番大切です。どこの国を見ても
小学校の先生が一番偉い先生がなっています」
当時の学校秀才たちは学校現場を小学校に求めた
自由教育
大正7、8年からはいる
= 日本が農業社会から工業化社会へテイクオフした時期
小川国芳、千葉命吉ら 大正7~昭和3
長野の教育は「提灯教育」と呼ばれた
□人格を渡す
人格の受け渡しのできる教育を!
日本の教育3タイプ
①垂直型
②ノートーク、ノーチョーク
林竹二の授業 「ビーバーの授業」
子供たちは食い入るように
③自学自習 -公文型-
吉田松陰の松下村塾
各自それぞれ
→ わからないことに松蔭が答える
松蔭が分からないとき…
「今晩勉強して明日答えるから明日必ず来いよ」
生徒と差し違いをする覚悟
= 子供と先生が一緒に成長していく
□よく忘れよく生きよよ
千葉命吉(物理)
「よく忘れよく生きよ」
「知識のチラチラした塊を持って帰ったって駄目だよ。それより
よく生きるということを考えてごらん。自分はどうしたらよく
生きるか、どうしたら人間としてすがすがしくいつでも満ち足
りた心で生きていけるか。その心ができればひとりでに物理な
んて覚えるよ。」
□学びは遊び
日本とタイだけが一回も歴史の中で植民地の経験はない
□自らしからしむ
西周
「自由」という言葉をつくった
鈴木大拙
「自由を日本の言葉で自然(じねん)という」
自然 = 自ら叱らしむ → 持ち味発揮
松原商務学校(京都)
向学心のある子の夜間授業
簿記・英語・国語を2年間
850人くらいの卒業生は今京都財界の中心
① 垂直教育
② ノートークノーチョーク型教育
③ 自学自習教育
どれ をやっても子供たちが自発的に自分をしからしむ、伸ばせばよい
インドの諺「自らが燃えれば他人も燃える」
→ 教師はスクールマネージャーに
□東大は世界76位
フィンランド
1990年~
産官学民
トーパス・ルイナス(ヘルシンキ大)
「基本ソフトは地域社会の人が使ってこそ基本。ただでよい」
○いい顔しすぎ
文部省 妙なヒューマニズム
ポプュラリズム・大衆迎合主義 = いい顔しすぎている
今回は、月刊誌「ラジオ深夜便」2011年6月号を紹介します。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『楷書の歌声、楷書の人生』を貫いた大歌手 藤山一郎」
・「経世済民とは、世の中を営むことによって万民を救うこと」
・「被爆樹木 広島、皆実小学校のシダレヤナギと中央公園自由広場
のクスノキ 長崎、坂本町 山王神社のクスノキ」
もう一つ、再掲載になりますが、草柳大蔵さんの
「人づくりの道標」③を載せます。
☆「ラジオ深夜便」2011年6月号
◇藤山一郎生誕百年 池井優(慶應大学)
藤山一郎
本名・増永丈夫 1911(M44)年4月8日 日本橋生
慶應幼稚舎
岡本太郎とクラスメート
慶應普通部をビリ2(ビリは岡本太郎)で卒業
→ 東京音楽学校
実家が大震災、世界恐慌で傾く
→ コロムビア
「酒は泪か溜息か」百万枚のヒット
→ 停学(成績、素行のよさ、家計を助けるためとの理解)
→ 卒業 ビクター入社
日本軍慰問
「楷書の歌声、楷書の人生」を貫いた大歌手
「藤山一郎とその時代」
◇大江戸耳より話 田中優子(法政大学)
失われた勿体ないの精神
「布の力」
江戸時代 = 鎖国という誤解
◎ 出るのは禁止されたが様々なものが入ってきた
江戸時代のものづくり
経世済民
「世の中を営むことによって万民を救う」
江戸の循環システム
下肥問屋
~ 船で運搬「灰買い」
◇戦争・震災から甦ったイチョウを訪ねて 唐沢孝一
黒こげの木肌は何を語る
湯島聖堂の神農廟(毎年11月23日のみ公開)
イチョウ並木
黒こげ 1923.9.1
1945.3.10
◎「焼けイチョウ」
イチョウの不思議な生命力
戦争時の大イチョウ
水噴きイチョウ
町を守ったご神木
飛木稲荷(墨田区)ご神木
広島・長崎の被爆樹木
広島
・ 皆実小学校のシダレヤナギ
・ 中央公園自由広場のクスノキ
長崎
・ 坂本町 山王神社のクスノキ
☆「人づくりの道標」草柳大蔵 静岡県 2002年 ③【再掲載 2014.2】
◇講演「21世紀の静岡県を担う人づくり」 H14.2.8富士ロゼシアター
□七つの大罪
マハトマ・ガンジー
① 原則無き政治
② 道徳なき商業
③ 労働なき富
④ 自覚なき教育
⑤ 人間性なき科学
⑥ 倫理なき愉悦
⑦ 犠牲なき宗教
□世界16位の原因
文部省の大衆迎合主義(ポピュレリズム)
文部官僚
= 少し大切に育てられすぎたのが東大を出て国家公務員試験
を通って文部省に配属された
←→ 対照的なのが、鳥居竜蔵と牧野富太郎
殆ど学校を出ていないのにすばらしい実績
白川静(立命館大学)儒教研究
孔子は仕官に落第
理由は、革命家ではなく革命屋だったから。批判ばかりで
提案力がなかった
◎ 現在の日本はオール孔子
□学歴と学校暦
学歴
- 毎日本を27頁ずつ呼んでいけば1年で100冊読んだことに
なる。自宅で学習すれば立派な学歴が付く。
古代ギリシャの民主主義
50年で絶えた ← 隠れて悪いことをしたから
パンとサーカスの世界 → 国家財政破綻
◎ 責任をぐるぐる持ち回りせず、それぞれの世界でできることか
ら始めるべき
□人格を吹き込む
厳島神社
もとは「うつくしま神社」
厳 = 過不足がないこと、エントロピーが小さくすがすがしい
幸田文「後見よそわか」
立ち上がって部屋を出て行くときには必ず後を見よ。そして
そわかを3回唱えよ。(父・露伴からの指導)
テレビの情報はイメージ = 論理ではなく情動
□大正の児童教育
小原国芳
「教育というものは小学校が一番大切です。どこの国を見ても
小学校の先生が一番偉い先生がなっています」
当時の学校秀才たちは学校現場を小学校に求めた
自由教育
大正7、8年からはいる
= 日本が農業社会から工業化社会へテイクオフした時期
小川国芳、千葉命吉ら 大正7~昭和3
長野の教育は「提灯教育」と呼ばれた
□人格を渡す
人格の受け渡しのできる教育を!
日本の教育3タイプ
①垂直型
②ノートーク、ノーチョーク
林竹二の授業 「ビーバーの授業」
子供たちは食い入るように
③自学自習 -公文型-
吉田松陰の松下村塾
各自それぞれ
→ わからないことに松蔭が答える
松蔭が分からないとき…
「今晩勉強して明日答えるから明日必ず来いよ」
生徒と差し違いをする覚悟
= 子供と先生が一緒に成長していく
□よく忘れよく生きよよ
千葉命吉(物理)
「よく忘れよく生きよ」
「知識のチラチラした塊を持って帰ったって駄目だよ。それより
よく生きるということを考えてごらん。自分はどうしたらよく
生きるか、どうしたら人間としてすがすがしくいつでも満ち足
りた心で生きていけるか。その心ができればひとりでに物理な
んて覚えるよ。」
□学びは遊び
日本とタイだけが一回も歴史の中で植民地の経験はない
□自らしからしむ
西周
「自由」という言葉をつくった
鈴木大拙
「自由を日本の言葉で自然(じねん)という」
自然 = 自ら叱らしむ → 持ち味発揮
松原商務学校(京都)
向学心のある子の夜間授業
簿記・英語・国語を2年間
850人くらいの卒業生は今京都財界の中心
① 垂直教育
② ノートークノーチョーク型教育
③ 自学自習教育
どれ をやっても子供たちが自発的に自分をしからしむ、伸ばせばよい
インドの諺「自らが燃えれば他人も燃える」
→ 教師はスクールマネージャーに
□東大は世界76位
フィンランド
1990年~
産官学民
トーパス・ルイナス(ヘルシンキ大)
「基本ソフトは地域社会の人が使ってこそ基本。ただでよい」
○いい顔しすぎ
文部省 妙なヒューマニズム
ポプュラリズム・大衆迎合主義 = いい顔しすぎている
「ラジオ深夜便」昔よく聞きました。夜の静かな時間にじっくり聴ける内容ばかりで気持ちが落ち着く番組でした。
by いっぷく (2024-08-19 23:07)
いっぷくさん ありがとうございます。
確かに落ち着く番組ですね。
何より、口調がゆったりとしているのが聞きやすいと感じます。
by ハマコウ (2024-08-20 05:13)