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山折哲雄さんはこんなことを ⑰-「こころの旅」山折哲雄対談集 現代書館 1997年 (3) /「一瞬で伝えるわかりやすさの技術」斎藤孝 大和書房 2010年 ③ [読書記録 宗教]

今日は8月24日、土曜日です。

浜松ジオラマグランプリ
22日から第13回浜松ジオラマグランプリが開催されています。
身近に作品を見ることができ、大変好評だと聞いております。
25日(日)正午まで、グランプリ作品の投票もできます。
場所は、浜松駅から徒歩10分のザザシティ浜松西館1階です。
お時間がありましたら、全国から応募された作品をお楽しみください。

中日記事3.png
中日新聞東海本社版 8月23日記事

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今回は、8月15日に続き、
山折哲雄さんはこんなことをの紹介17回目、
「こころの旅」の紹介 3回目です。

出版社の案内には、


「混沌とした時代状況の中で、宗教学者、山折哲雄が白洲正子、アレッ
 クス・カー、佐々木幸綱、河合隼雄、松原泰道、杉山二郎、大澤真幸、
 谷沢永一、山下悦子、森岡正博、芹沢俊介との対話を通して、人の生
 き方、心の有様を様々に問う。」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「日本人の精神世界には樹木への二重構造がある。縄文は森の周辺の
  野原が異界という二重構造、弥生は山や森林が異界という二重構造」


・「もみじ、万葉集では黄葉であり黄泉の国の黄色と同様である。死ぬ
ことを『もみち葉の過ぐ…』と表現する。梅は庭木であり、桜は山
の木である」


・「人間の計り知れない力を樹が持っていると信じられていた。日本は
全島が樹におおわれている特殊な国」


・「神社・寺社の木の廊下は 裸足で座ると気持ちがよい。肌触りが文
化であり木は呼吸をしている」





もう一つ、再掲載になりますが、齋藤孝さんの
「一瞬で伝えられるわすりやすさの技術」③を載せます。




☆山折哲雄さんはこんなことを ⑰-「こころの旅」山折哲雄対談集 現代書館 1997年 (3)

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◇佐々木幸綱「日本文化に見る樹」 1938生 歌人・早大教授
  日本人の精神世界には樹木への二重構造がある
「どこの街にもシンボルとなる樹があった」
二重構造 
      - 森の周辺の野原が異界 (縄文)
- 山や森林が異界に   (弥生) 

  もみじ  
    万葉集では黄葉
     - 黄泉の国の黄色と同様
- 死ぬこと「もみち葉の過ぐ…」
梅 = 庭木  桜 = 山の木

木を伐採する縄文的な樹木信仰
常緑樹
     - 仏教では樒(しきみ)
- 神道では榊(さかき)
         ~ 死んだ人の依代
      花は供養

  歌の本質は自然との交流による快感

  国土の特殊性が独特の樹への感性を育む
  大道芸の出発は松
     ~ 依代
 松は日本文化にとって重要な樹
 なんじゃもんじゃの樹 - 柳田国男の本
その土地その土地での得体の知れない樹
= 人間の計り知れない力を樹が持っていると信じられて
       いた
◎ 日本は全島が樹におおわれている特殊な国
  インドは樹が少ない - 赤土山

文化に表れる樹や自然への姿勢
  インド 水の文化 香木
  万葉集 大きな樹はすべて真木←材料 白木に清浄感

  神社・寺社 
    木の廊下
= 裸足で座ると気持ちがよい
肌触りが文化
 = 木は呼吸をしている

  木の文化の集大成が住居 
    自然と人工物の接点
調和のさせ方が問題
 






☆「一瞬で伝えるわかりやすさの技術」斎藤孝 大和書房 2010年 ③【再掲載 2016.5】

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◇自分の考えを紙一枚で伝える3つの手法
① 思考のプロセスを記録する
WHYとHOWを説明する

思考のカオスからコスモスを生み出す
   日本人はインパクトよりも物語性を好む

  「KJ法」 川喜多二郎情報整理法
     似通ったカードを近づけ、いくつかのグループに分けていく
   ブレーンストーミングと1セット
   ※ 書き込む時点ではバラバラでも、少しずつ相互の関連性を
     積み上げていくとやがて大きな全体像が浮かび上がる

「カオスマップ」でアイデアの出所を可視化する

   3分割で弱点を補強する
  およそ人間の思考は本人が考える以上に思い入れに影響され
    やすい


② ホップ・ステップ・ジャンプ思考術
三段階に分けて具体案を出す
     ホップ … 現状認識や課題  
ステップ … 解決方法
ジャンプ … 具体化した結果

   自分の思考のプロセスを文字化したり図化したりすることで整理
   し、説明する

   人の話をマップに落とし込む
  常に相手の話を「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」に分割す
    るコツ
     → テレビ番組で鍛える

   成功例も失敗例もプロセスに焦点を当てる


③ 相手をうならせる「シート化」アウトプット法
アウトプットには「型」がある

   「ジャンプ」を提示して「ホップ」「ステップ」を説明
  いい型は困難な作業を容易にする

    すべては「すごいよシート」「ここがちがうよシート」
     3つずつ書く

   何か比較になるものを持ち出すのが最も効果的
    「違う」と「似てる」のセットでより立体的に

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