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「現代霊性論」内田樹・釈徹宗 講談社 2013年 ③ /「教師のための66の語録」杉山正一 東洋館出版社 1995年 ⑤【再掲載 2014.10】 [読書記録 一般]

今日は8月25日、日曜日です。


<第13回浜松ジオラマグランプリ 本日25日(日)まで>
22日(木)から始まった第13回浜松ジオラマグランプリもいよいよ本日まで。
わたしも遅くなりましたが本日観覧に行く予定です。
展示は午後3時まで、投票は12時までです(HPを御確認願います)。
場所は浜松駅から徒歩10分のザザシティ浜松西館1階です。
時間がありましたら、全国から応募された作品をお楽しみください。

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今回は、8月16日に続いて、内田樹さん、釈徹宗さんの、
「現代霊性論」の紹介 3回目です。



出版社の案内には、

「イマドキの暮らしに霊なんて関係ない?いいえ、人間の営みと“スピ
 リチュアル”は切っても切れないものなんです。タブー、占い、カル
 トと霊のつながりとは。新宗教から靖國まで現代における宗教の役割
 とは何か。霊的であることは、畏れを知ること - 内田氏と釈氏の
 掛け合いがグルービーな面白すぎる宗教漫談。」


とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「神社は共同体を維持するために存在し、霊性にあいさつする場所で
  あった」    


・「大本教から世界救世教(岡田茂吉1882-1955 Mokichi Okada Associati
on)が分かれた。ここからは、真光系の教団、世界真光文明教団、
  宗教真光、神慈秀明会に分かれ、ここから生長の家が分かれ、ここ
  から五井昌久の白光会、深見東州)のワールドメイ、GLAに分かれ
  た」


・「アメリカには聖職者は政治に参加してはいけないという厳しい縛り
がある。宗教として永続するためには特定の政治権力と結びつかな
い方がいい」

もう一つ、再掲載になりますが、杉山正一さんの
「教師のための66の語録」⑤を載せます。





☆「現代霊性論」内田樹・釈徹宗 講談社 2013年 ③

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◇日本の宗教性はメタ宗教にあり

□大本を作った出口王仁三郎
神社 
   = 共同体を維持するために存在し、霊性にあいさつする場所で
    あった

  神社に行くことで人は霊性に刺激を受ける構図
 → 明治時代から「霊学」 
        共同体をつなぎ止める~農業のため
霊学
        本田親徳(1822-1899) 川面凡児(1862-1929)
※ 手かざしによる治療

  → 出口王仁三郎(でぐち おにさぶろう 1871-1941)
長澤雄楯(1858-1940)により霊学
大本教創始者 出口なお(1837-1918)の娘婿
本部は京都の亀岡市 
        生命倫理への発言
大本教から
     → 世界救世教(岡田茂吉1882-1955)
Mokichi Okada Association
ここから
        → 真光系の教団 世界真光文明教団
宗教真光
神慈秀明会
→ 谷口雅春(1892-1985) 「生長の家」
ここから
           → 五井昌久(1916-1980)の白光会
深見東州(1951-)の「ワールドメイト」
GLAの高橋信次(1927-1976)

  ◎ 日本の現在の宗教にはこの霊学の系統が一方にはある
  

□鈴木大拙が考えた霊性
「日本的霊位」鈴木大拙(1870-1966)

  「霊性」- スウェデンボルグ(1688-1772)のスピリチュアルを翻訳するとき
        カントの言葉を紹介するとき


□コナン・ドイルとスピリチュアリズム 
  コナン・ドイル
     「どんな宗教にも入れない人のための宗教である」


□宗教と国家権力
5人に1人は大本関係者
合気道創始者・植芝盛平(1883-1919)は出口王仁三郎の側近
大本は戦争中に大弾圧を受けた

  アメリカ
   - 聖職者は政治に参加してはいけないという厳しい縛りがある
◎ 宗教として永続するためには特定の政治権力と結びつかな
     い方がいい
     「レモンテスト」(政教分離原則)
  

□シャーロックホームズの推理法
  宗教性とメタ宗教性
事前調査なしで相手とのやりとりの中から情報を読み取る技法


□村上春樹の作品に見る霊的な説話 「胆力」


□本物の哲学者は幽霊の話をする?
「本物の哲学者はみんな死者と幽霊と異界の話をしている」
  

□ポスト新宗教に影響を与えた「神智学協会」
「タイラーのアニミズム理論」 英国人類学者E.B.タイラー
ニューヨークで1875年
     → インド・アディヤールに本部移転
シュタイナー教育のルドルフ・シュタイナー
         - のち離脱 
ジットウ・クリシュナムルティ
         - のち離脱 

「アカシック・レコード」概念
○ 人類のことがすべて記録されていて神秘体験者、預言者
      はアクセス可
     ○ 地球には七つの周期
          (今は五番目の周期-前周期はアトランティス文明)


□アメリカの宗教性の変遷
1970年代後半~ 
    「ニューエイジ・ムーブメント」
ニューペイガニズム - キリスト教徒に対する反発

  市民宗教
    カトリック・プロテスタント・ユダヤ教共有
→ 下支え プロテスタント主流派 ← 批判←福音主義者
ルーテル派
メソンスト基督派
長老派
  

□ヨーガ、スピリチュアルケアから「死ぬ瞬間」まで
ニューエイジ・ムーブメント 
    自己変容・変性意識・スピリチュアリティの覚醒・自己交流

  「精神世界」   
   - ○ 死後の世界、臨死体験、超常現象、超能力、チャネラー
ヒューマンポテンシャル運動、自己啓発セミナー
ガイア、ディープエコロジー
ホリスティの医療 アロマセラピー・マッサージ、気功、ヨーガ
スピリチュアリティケア

   シャーリー・マクレーン「アウト・オン・ア・リム」
エリザベス・キューブラー・ロス 「死ぬ瞬間」
ジョン・カニンガム・リリー 「アルタード・ステーツ 未知への挑戦」映画


□日本独自の「スピリチュアル・コンベンション」
島薗進「新霊性運動」 
   ~ 「スピコン」スピリチュアル・コンベンション






☆「教師のための66の語録」杉山正一 東洋館出版社 1995年 ⑤【再掲載 2014.10】

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<学校を経営する眼>
◇デカルト(1596-1650) 近代合理主義創始者で近代哲学の父
「優柔不断は悪の最大なものの一つである」
 絶えず問題意識を持つ


◇アリストテレス(384BC-322BC)
「人に従うことを知らない者はよき指導者になり得ない」
 何よりも高潔な品性 
     ~ 常にモラル、徳性
「みのるほど頭を垂れる稲穂かな」


◇ミラー 米物理学者(1797-1878)
  「本当のリーダーは人をリードする必要はない ただ道を示すだけ
   でよい」

  目標 
   - 方向の指示こそリーダーの本領

  船長は「道を示すこと」が本領


◇金史「人を疑いて用うるなかれ 人を用いて疑うなかれ」
人を育てる 人を生かす


◇中国ことわざ
「人の短をいうなかれ おのれの長を説くなかれ」
長こそ反省が必要
     - 人の短をいかに矯正してやるか


◇ゲーテ(1749-1832)独詩人・古典主義者
「決断と忍耐とは最も高貴な性格である」 
     決意と忍耐は一直線上


◇ワイルド 英文学者(1856-1900)
  「時代を動かすものは主義にあらずして人格である」
校長の人格の重要性 -  高尚・賢実



◇エマーソン(1803-1882)
「熱意なくして為し遂げられた偉業はいまだ一つもない」
雨だれ石を穿つ
    ~ 校内の何をとっても校長・教頭の態度・熱意
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