「地蔵のこころ日本人のちから」玄侑宗久 佼成出版社 2012年 ② /『日本のこころの教育』境野勝悟(さかいのかつのり) 致知出版社 2001年【再掲載 2015.4】 [読書記録 宗教]
今日は8月26日、月曜日です。
今回は、8月22日に続き、玄侑宗久さんの
「地蔵のこころ日本人のちから」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「第1話『お地蔵さま』・第2話『両行』・第3話『禅における私の成り
立ち』として、〝日本という国の禅〟の在り方を玄侑氏独自の視点か
らひも解き、読者に平易に伝えていく一冊。現代の日本人の日常生活
に沿った、魅力ある内容になっています。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「鬼は秩序に収まらない存在。全部同じになったら心は動かない。心
が活発になることが大切」
・「『無心』- 無心の状態が実は最も心が活発」
「無心のトレーニングを!」
・「菊のようなか弱き命を養うことをする一方、そういう心情や命をばっ
さり切ってしまう刀も同時に愛している。このような両極端な精神を
もつ国民が他にあるだろうか」
もう一つ、再掲載になりますが、境野勝悟さんの
「日本の心の教育」を載せます。
昨日25日の日曜日、第13回浜松ジオラマファクトリーを観覧しました。
大勢の方が訪れ、作品を楽しんでおられる様子でした。
小さなジオラマに多くのことが表現されていました。
表彰式では、作者のジオラマへの思いや、技術について知ることができました。
☆「地蔵のこころ日本人のちから」玄侑宗久 佼成出版社 2012年 ②
◇あの世とこの世の境に立って(2)
□賽の河原のお地蔵さま
子どもは死ぬと三途の川に行くとの話
賽の河原で
「父恋し 母恋し」と小石を積んでいる
なぜ地獄の入口に行くのか?
→ 親より先に死ぬのは親孝行だから
子ども石積み → 鬼 → 地蔵
↑ ↓
↑ ← ← ← ←
□鬼の存在も必要
鬼の存在も必要と思っているから地蔵も引っ込む
鬼は秩序に収まらない存在
- 全部同じになったら心は動かない
◎ 心が活発になることが大切
□女性に宿るお地蔵さまの力
女性
~ 生物学的には異物に栄養を与え続ける存在
□「すぐに飛んでいきます」
お地蔵さま
~ 比丘形とも言われる
錫杖をもっている
=「すぐに行きます」とアピール
□無心-お地蔵さまの心
「無心」
- 無心の状態が実は最も心が活発
□計画目標を持たない生き方
未来を気にしない
過去も忘れて
□死後の世界
縁起 いいも悪くもない
□吉凶は自分次第
□人間万事塞翁が馬
□凶にするか吉にするかは自分次第
→ 無心のトレーニングを!
◎ 無心が一番活発
◇両方を見据えて中の道を歩く(1)
□菊と刀
昨日
「決まり切ったことをやっていると心が働かなくなる」
日本人
◎ 菊のようなか弱き命を養うことをする一方、そういう心情や
命をばっさり切ってしまう刀も同時に愛している。このような
両極端な精神をもつ国民が他にあるだろうか
□アメリカに迎合する現代日本
助役
→ 副市長
助教授
→ 准教授
戸籍謄本
→ 全部事項証明書
※ 英訳しづらいから…
□並び生ずる反対の概念
中国・恵施
~ 「方生の説」方び生ず
良い悪い 長い短い 大きい小さい 尊い卑しい
□神の存在と善悪
最近いろいろなことをアメリカ風に分かりやすく変えていくとい
うことは日本の自らの立ち位置が分からなくなる
□生命力の表れ「ケ」
古事記
死の概念はない
~ 「去る」 武む
死なないで去る
そしてまた次々に生まれてくる自然の力
生命力の表れ 「ケ」と表現
「毛」も
「木」も 上野 下野 = 木の国の上と下
「気」も 木彫りの仏像を作ったのは日本人が初めて
☆『日本のこころの教育』境野勝悟(さかいのかつのり) 致知出版社 2001年【再掲載 2015.4】
[出版社の案内]
日本はなぜ『日本』というのか?日本の国旗はなぜ『日の丸』なのか?
- 中略 -
…日本人であるがゆえに、日本的なるものの根源について、かえってそ
の本来の意味や成り立ちに無自覚なままであることは多い。そして、そ
こに込められた意味や成り立ちが、どれほど感動的なことであるか……。
本書に出合えた読者は、日本人として誠に幸運であったといえよう。本
書は、東洋思想家として日本の伝統文化に造詣の深い著者が、『日本の
こころの教育』の演題で、岩手県花巻市の私立花巻東高校の全校生徒を
対象に行った講演をもとに構成したもの。2時間近い講演の間、生徒た
ちは私語一つ交わさず聞き入っていたという…
◇日本人のこころ
□「さようなら」の意味は?
栄光学園
ドイツ人・グスタフ・フォス神父校長
◎「グッド・バイ = ゴッド・バイ(神よそばに)」
→ 神様よ,諸君のそばにいて諸君をよく見守ってくれま
すように
□「日本人って何?」に答えられない
グスタフ・フォス
「…今ヨーロッパの評論家が何と言っていると思いますか。日本
人は、日本人としてのバックボーンを失ってしまった。バック
ボーンを失ってしまった国民は,いかに経済的に肥っても,い
つかは崩れてしまう…と」
- 報恩
恩 恩と心 = 生命の原因
生きる
- 「いき」息 「る」継続の接尾語
= 呼吸がずっと続いていること
□心臓を動かすものは?
電池 太陽電池 (=心臓にレーダーがある)
- 生命の原因は太陽
二千年前から日本人は太陽を大切にしていた。
古代人
太陽のことを「お陰様」
- 祖先は太陽を大切にした
→ 日の本
□「日の本」=「日が本」
わたしたちのいのちは太陽が元だよ
今回は、8月22日に続き、玄侑宗久さんの
「地蔵のこころ日本人のちから」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「第1話『お地蔵さま』・第2話『両行』・第3話『禅における私の成り
立ち』として、〝日本という国の禅〟の在り方を玄侑氏独自の視点か
らひも解き、読者に平易に伝えていく一冊。現代の日本人の日常生活
に沿った、魅力ある内容になっています。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「鬼は秩序に収まらない存在。全部同じになったら心は動かない。心
が活発になることが大切」
・「『無心』- 無心の状態が実は最も心が活発」
「無心のトレーニングを!」
・「菊のようなか弱き命を養うことをする一方、そういう心情や命をばっ
さり切ってしまう刀も同時に愛している。このような両極端な精神を
もつ国民が他にあるだろうか」
もう一つ、再掲載になりますが、境野勝悟さんの
「日本の心の教育」を載せます。
昨日25日の日曜日、第13回浜松ジオラマファクトリーを観覧しました。
大勢の方が訪れ、作品を楽しんでおられる様子でした。
小さなジオラマに多くのことが表現されていました。
表彰式では、作者のジオラマへの思いや、技術について知ることができました。
☆「地蔵のこころ日本人のちから」玄侑宗久 佼成出版社 2012年 ②
◇あの世とこの世の境に立って(2)
□賽の河原のお地蔵さま
子どもは死ぬと三途の川に行くとの話
賽の河原で
「父恋し 母恋し」と小石を積んでいる
なぜ地獄の入口に行くのか?
→ 親より先に死ぬのは親孝行だから
子ども石積み → 鬼 → 地蔵
↑ ↓
↑ ← ← ← ←
□鬼の存在も必要
鬼の存在も必要と思っているから地蔵も引っ込む
鬼は秩序に収まらない存在
- 全部同じになったら心は動かない
◎ 心が活発になることが大切
□女性に宿るお地蔵さまの力
女性
~ 生物学的には異物に栄養を与え続ける存在
□「すぐに飛んでいきます」
お地蔵さま
~ 比丘形とも言われる
錫杖をもっている
=「すぐに行きます」とアピール
□無心-お地蔵さまの心
「無心」
- 無心の状態が実は最も心が活発
□計画目標を持たない生き方
未来を気にしない
過去も忘れて
□死後の世界
縁起 いいも悪くもない
□吉凶は自分次第
□人間万事塞翁が馬
□凶にするか吉にするかは自分次第
→ 無心のトレーニングを!
◎ 無心が一番活発
◇両方を見据えて中の道を歩く(1)
□菊と刀
昨日
「決まり切ったことをやっていると心が働かなくなる」
日本人
◎ 菊のようなか弱き命を養うことをする一方、そういう心情や
命をばっさり切ってしまう刀も同時に愛している。このような
両極端な精神をもつ国民が他にあるだろうか
□アメリカに迎合する現代日本
助役
→ 副市長
助教授
→ 准教授
戸籍謄本
→ 全部事項証明書
※ 英訳しづらいから…
□並び生ずる反対の概念
中国・恵施
~ 「方生の説」方び生ず
良い悪い 長い短い 大きい小さい 尊い卑しい
□神の存在と善悪
最近いろいろなことをアメリカ風に分かりやすく変えていくとい
うことは日本の自らの立ち位置が分からなくなる
□生命力の表れ「ケ」
古事記
死の概念はない
~ 「去る」 武む
死なないで去る
そしてまた次々に生まれてくる自然の力
生命力の表れ 「ケ」と表現
「毛」も
「木」も 上野 下野 = 木の国の上と下
「気」も 木彫りの仏像を作ったのは日本人が初めて
☆『日本のこころの教育』境野勝悟(さかいのかつのり) 致知出版社 2001年【再掲載 2015.4】
[出版社の案内]
日本はなぜ『日本』というのか?日本の国旗はなぜ『日の丸』なのか?
- 中略 -
…日本人であるがゆえに、日本的なるものの根源について、かえってそ
の本来の意味や成り立ちに無自覚なままであることは多い。そして、そ
こに込められた意味や成り立ちが、どれほど感動的なことであるか……。
本書に出合えた読者は、日本人として誠に幸運であったといえよう。本
書は、東洋思想家として日本の伝統文化に造詣の深い著者が、『日本の
こころの教育』の演題で、岩手県花巻市の私立花巻東高校の全校生徒を
対象に行った講演をもとに構成したもの。2時間近い講演の間、生徒た
ちは私語一つ交わさず聞き入っていたという…
◇日本人のこころ
□「さようなら」の意味は?
栄光学園
ドイツ人・グスタフ・フォス神父校長
◎「グッド・バイ = ゴッド・バイ(神よそばに)」
→ 神様よ,諸君のそばにいて諸君をよく見守ってくれま
すように
□「日本人って何?」に答えられない
グスタフ・フォス
「…今ヨーロッパの評論家が何と言っていると思いますか。日本
人は、日本人としてのバックボーンを失ってしまった。バック
ボーンを失ってしまった国民は,いかに経済的に肥っても,い
つかは崩れてしまう…と」
- 報恩
恩 恩と心 = 生命の原因
生きる
- 「いき」息 「る」継続の接尾語
= 呼吸がずっと続いていること
□心臓を動かすものは?
電池 太陽電池 (=心臓にレーダーがある)
- 生命の原因は太陽
二千年前から日本人は太陽を大切にしていた。
古代人
太陽のことを「お陰様」
- 祖先は太陽を大切にした
→ 日の本
□「日の本」=「日が本」
わたしたちのいのちは太陽が元だよ
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